はじめにお伝えしておきたいことですが、毎日ブログを書いたりSNSを更新したからといって、すぐに集客につながるわけではないです。
もちろん、集客につながりやすい業種・業態はあると思うので、「じゃあいつ集客につながるの?」というと本当に人それぞれ…。それでも、結果を出している起業家が、毎日情報をしている理由は?
いきなり失礼しました。マーケティングコンサルタントの大鹿です。
情報発信、していますか?
起業家にとって情報発信は「やったら有利」から「やらなくてはいけないもの」に変わっています。
発信する側からしたら、自分を知ってもらいたい。一方、今や誰もが、なにはなくともスマホで情報を調べる時代です。Web上にある程度の情報がないと、探してももらえない。
だったら、Webサイトを置いておけばいいの? というとそれほど簡単ではないのも事実です。結果を出している人も強力なあなたの競合も、圧倒的に発信をしているから。
今回は毎日(毎日です)情報発信をする意味とそのメリットについて、起業家さん向けにお伝えしていきたいと思います。コツコツ情報発信に取り組む後押しになればうれしいです!
見ないようで見ている
人は見ないようで見ている―。
まずこのことを頭に入れておくといいです。どういうことかというと、どこかに食べにいったりお店に足を運ぶとき、事前にGoogle検索やSNSをチェックし、「どんな場所なのかな?」と確かめることがほとんど、ということです。
あなたもそうではないでしょうか?
Webで情報をチェックしたとき、情報の密度が薄っぺらかったり、たとえばお店なら肝心の所在地が掲載されていなかったりしたら、「このお店は大丈夫かな?」と不安になるはずです。
一方で頻繁に情報を更新していて、「本日も◯時からオープンしています」とリアルタイムで欲しい情報が手に入るお店があれば、そちらに足を運ぶと思います。
情報の密度と更新の頻度=信用、だからです。
SNSであれば、「いいね」やリアクションがなかったとしても、見ている人はくまなく情報を見ています。単に、「いいね」のような自己表現が苦手だけれどSNSをニュースサイトとして活用している人もいるので。
とにかく、あなたが思っている以上に「見られている」という意識を持った方がいいです。想像したよりずっと少ない数でも、たった1人でも、侮らないこと。
そして見られているからこそ、常にフレッシュな情報を発信することが大事なのです。
挫折しそうにもなります(汗)
そうはいっても、毎日発信をすることは大変です。僕自身、毎日情報発信をしていますが、毎日「ネタがない」という己を弱らせる感情との戦いです(汗)。
それに冒頭でも書きましたが、毎日ブログを書いたりSNSを更新したからといって、すぐに集客につながるわけでもありません。
人は情報を見てはいますが、それが来店や購入といった行動に結びつくには一朝一夕の積み重ねではなりえません。
現在までにいくつもの事業を立ち上げて成功してきたような人でさえ、
「ブログを1000日は続ける。少なくとも2年間は何も反応がないと思うが積み重ねる」
と決意を固めて実際に成し遂げています。その方は、2年を過ぎた頃から、ブログからの問い合わせがひっきりなしにくるようになったそうです。
圧倒的に雲の上にいる成功者でさえ、そのようなマインドで情報発信に取り組んでいます。
多少、効率的で集客につながりやすい発信の仕方もありますが、続けること以上に価値のあることはありません。
それは先ほどお伝えしたように、情報を見る人の気持ちになってみると分かると思います。
情報の貯金が信用の貯金になる
ものを買うにもお店に行くにも、最終的に選ぶ決め手は「人」ではありませんか?
特にSNSが主流の時代になって、どこでも発信しているような新商品情報を流しただけでは、競合他者との違いが分からず埋もれてしまいます。
こうお伝えすると「あそこは少ない発信で上手くいっている」と言われることもあるのですが…Web以外の草の根的な活動にしっかり取り組んでいたり、相当戦略的に情報発信していたりすることがほとんど。
まだ名前もない駆け出しの起業家が成功している人のモノマネをしたり、あまつさえ楽をしようとしても、競合との差が開く一方なのです。残念ながら。
だからこそ、もっとも取り組みやすくて確実なリソースの割き方が、毎日情報発信をするということなのです。
僕はよく情報発信を「信用の貯金」と考えてください、と人にお伝えするようにしています。
実際に僕自身、毎日情報発信をすることで自分の考え方の多様性を知っていただけたり、共通点を感じていただけたり、人となりを理解していただくことに役立っています。
もちろん、楽ではありませんし前述のように挫折しそうになることもありますが、積み重ねてきたことが“凄み”のような形で人に伝わっていくんですね。
よくいっていただけるのが「これだけ発信をしているのだから、きっと信用できる人だろうと思った」というような言葉です。狙い通りといえば狙い通りで、まさに信用の貯金です。
いろんな美味い話や、何十万円もするような、たいそれた集客戦略も確かにあると思います。
しかし、いろいろな発信者を見てきましたが続けられる根気に勝るものはないと間違いなくいえます。SNS上でも、どれだけ魅力的な発信を続けていても続けられる人はほとんどいません。
逆にいうと続けられるだけで「いつかは勝てる」わけなので、コツコツ貯金をする感覚で情報発信に取り組んでみてください!
伝えたいことを言語化できる能力が大事
これは毎日情報発信を続けることで手に入れられる二次的なメリットですが…
文章にしろ音声にしろ動画にしろ、自分の伝えたいことを言語化できる能力が身に付きます。
今回、何度か「当たり障りのない情報を発信しても目に留めてもらえない」というようなことをお伝えしてきましたが、ほとんどの人ができないのです。当たり障りのない情報を発信することしか。
伝えたいことそのものは、頭の中に山ほどあると思います。しかしそれを整理して分かりやすく伝えるには、言語化能力を磨くしかない! もう1ついうと、自分の伝えたいことだけを前のめりに伝えても、人はなかなか自分ごととして感じないものです。
なぜなら、読んで得られるメリットがないからです。特にこの情報があふれる世の中、読み手には「読む時間を使うからにはなんらかの価値を得たい」という感情が働いてしまいます。
二次的なメリットと書きましたが、伝えたいことを伝えてなおかつ人に興味関心を持ってもらえる言語化能力は、何よりも必要な能力です。これがないとビジネスが成り立たない、というほどの。
もし言語化能力を身につけたい! ということであれば
- キャッチコピーセミナー
- ブランディングのための文章術セミナー
などを不定期でオンライン開催しているので、ご興味があればぜひお問合せください。お一人様からでも、実施しております。
ご参考までに過去の開催情報の記事を掲載しておきますね。
また上記のnoteをフォローしていただけると、最新情報が手に入ります!
まとめ
最後にお伝えした、自分で自分の伝えたいことを言語化して自由に発信できるスキルこそ、この情報化社会を生き抜く力になるのではないかな、と考えています。
著名なコピーライターの方からも聞いたことがありますが、「結論、書くしかない!(発信するしかない)」ということでした。もうずいぶん以前、セミナーでお聞きしたことですがとても清々しかった記憶があります。
誰もがすぐに発信力を身につけられるわけではありません。しかし、発信しなければ技術は身につかないですし、「信用の貯金」も貯まっていかないです。
起業家にとって情報発信は「やったら有利」ではなく「やって当たり前」のものです!
今回のまとめ
- 見てくれる人に恥じない情報の密度と鮮度が大事
- 情報の貯金は信用の貯金に変わる
- 何より自分の言葉を伝えられるスキルが超重要
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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