背伸びしても経験したことしか書けない。伝えられない。

背伸びして何かを伝えようとしたとたん、うまく考えがまとめられないということはありませんか?

言葉が出てこない。書くことがまさにそうですがタイピングする手が進まない。時間だけが進んで余計に気が焦る。それでも伝えるべき言葉が浮かんでこない。イカしたことを発信したいのに!

情報発信に携わる人なら多くの人が味わったことがある感情だと思います。でも…人間って、自分で経験したことしか書けないし伝えられないんですよね。

先に向き合うべきなのはWordの画面やSNSの投稿画面ではなく、自分の目の前に広がる世界です。気負わない情報発信のネタのつくり方についてお伝えしていきます。

目次

言葉にしたくても言葉にできない理由

僕は科学者ではないので量子物理学について書くことはできませんし、音楽家ではないのでクラシックの演奏を教えることはできません。食品の流通に携わっていたのでその業界について多少はお伝えできます。あとは、編集の仕事もしていたので本をつくることとかも。

あなたも同じですよね。つまり、自分の知っていることについては伝えられても、そうじゃないことは伝えることができません。

こんなことは当たり前なのですが、こと情報発信となると、ネットで多少周辺情報を収集できるだけに“背伸び”しようとしてしまいます。僕もよくやらかします(苦笑)。筆が進まないときはたいてい「このテーマについては自分が理解しきれてないんだな」とキッパリ諦めることにしました。

誰もが情報を収集し発信ができる時代です。書くことや伝えることに対するハードルはずいぶん下がりました。しかしそれだけに、知っている(だけの)こと・経験していること・深く理解できていることの境界線が曖昧になっているように感じます。

自分の言葉じゃない感覚やどこか薄っぺらい感じがして心地悪くなる。そんなときはたいてい、知ったフリをしてしまっているのかもしれません。

興味関心・快に触れることを知る

ネットで得られることは拾える情報の表層に過ぎません。いくら食◯ログをくまなくチェックしても、そのお店が本当に美味しいかどうかなんて分からないように。

説得力を持って物事を伝えるには自分自身で体験をするしかありませんし、それ以前に「自分で自分の興味関心・快に触れること」を知る必要があると思います。

あなたの興味関心はなんですか? 美味しいものを食べること? 絶叫マシンに乗ること? 旅行に行くこと?

心が快に触れることは? 僕は地元の何もない河川敷に夕陽が落ちるいつもの風景を見ると心が晴れやかになります。別にロマンチックでもなんでもありませんよ(笑)。ただ好きなだけです。

分かりにくい例だったら申し訳ないですが、あなたに好きな作家がいて、似たようなジャンルの作品をもっと読みたいと思ったとします。そんなときどうすればいいのかというと、その作家が若い頃に影響を受けた先輩作家の楽曲を聴いてみたりすると数珠つなぎ的に関心の幅が広がっていきます。それこそ、検索したりAmazonのレコメンド機能をチェックしたりすれば簡単に知ることができます。

なんの話や? と思われたかもしれませんが「興味関心・快に触れることを知る」ってこういうことなのです。自分の関心の世界を広げれば広げるだけ、経験も語れる言葉も増えていきます。だからまずは、発信の種のようなものを見つけていく作業から。小難しくお伝えしてしまいましたが、ガムシャラに貪欲に好奇心を持って物事を体験してみるのも大事だと思います。

常に頭の中を発信待機モードに

発信したいことに関わる経験を、断片的に集めておくだけでもずいぶんネタには困らなくなるはずです。なおかつもっと効果的なのは、頭の中を発信待機中にしておくこと。要するに、何かを発信するつもりで普段から情報・経験を収集するということです。

感覚的なものですが、インプットモードからアウトプットモードに切り替えて発信作業に移るより、最初から発信待機モードでいたほうがスラスラと書けます。伝えられます。自分が深く理解できている物事に対しては、驚くほどの速さで発信できると思います。もうよどみなく、「早く出し切りたい」といわんばかりに。

そしてそのようにして出し切ったあなたの発信には、表現力や文法の正誤など関係なく、不思議な感情と説得力を持って読む人に届きます。今風にいうと「降りてきた」みたいな。

ではどうやったら頭の中を発信待機モードにできるのか? というと、無理くり発信環境を整えることが早道で。1日1記事書く。SNSを1日3投稿する。のように、あらかじめ自分にルール付けをしておきます。

面白いもので、「書かなきゃいけない」という環境に追い込まれたとたん人はあらゆる情報・経験から発信の種を見つけようとします。僕は1年半noteを毎日書き続けましたが、どこか常に、脳が音を立てて働いているような感覚を覚えたものです。

正直なところ波があってネタづくりが苦しいときもあったのですが、“乗れた”ときはそれこそ何週間もなんの苦もなく記事を書き続けられたことを覚えています。逆に、続ける目的が変わって毎日更新を辞めてしまった今では、どうすればあの頃に戻れるのか分かりません…(汗)。

アウトプットして残しておく

さて、情報や経験を集めるといっても、人は脳にフレッシュさを保つために古い物事ほど忘れてしまう生き物です。ですからきっちりアウトプットして残しておくことも大事です。

メモもいいですが、個人的には手帳とメモ帳の併用がオススメです。手帳のマンスリー欄の空きスペースにその日得たこと・経験したことなどをひと言メモで残しておき、さらに詳しく記録する必要があればメモ帳にも残しておきます。メモ帳には忘れずに日付を書いておき、あとから検索できるように。

出来事と時系列がしっかりリンクしていると、その日感じたこと・葛藤・教訓などが情景を伴って記録されます。そうした感情の機敏のようなものが、リアリティとなってあなたにしかできない発信に変わっていきます。

一見、面倒ですがこうした蓄積があとあと情報発信のネタに変わっていきます。堅苦しく考えず、誰に見せるわけでもないですから日記のような体裁でもいいと思います。また、自分が経験したことをしっかりと振り返る時間を持ってみるのもいいのかなーと感じています。

地味だけれど、こうしたことを続けていれば少なくとも発信のネタそのものに困ることはなくなります。逆に「ネタがない」ということは経験が不足しているということですから、Wordの画面やSNSの投稿画面に向かう前に外に出かけたほうがいいかもしれません!

まとめ

気負わない情報発信のネタのつくり方についてまとめてみました。

背伸びしてもうまく発信ができないのは至極当たり前のことで「経験していない」からです。また、知っている(だけの)ことと深く理解していることは大きく違います。

たとえば、ネットもない時代の作家や発信者は必ず自分自身で見聞きし経験したことしか書いていなかったはずです。今以上に、発信することにヨイショが必要だったことでしょう。情報を収集しやすくなったのは、発信という面から見れば必ずしもいいことばかりではないのかもしれません。

最近、ある記事で目にしてハッとさせられた言葉があります。僕も僕自身のためにこの記事に残しておきたいと思います。

「発信することは社会貢献である」

自分の書いたこと・伝えたことが誰か1人にでも役に立っていれば、それはれっきとした社会貢献ですよね。そう考えると発信する意義のようなものが生まれて自信が湧いてくるというものです。

あなたの経験が回り回って社会貢献になる! だからこそ、僕たちは発信にウソを織り交ぜてはいけないのだと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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