なぜ、今さらブログを?
と思われたかもしれませんが、ブログは自分の想いや考えを伝えていくための最高のツールです。
動画が全盛の時代にあっても、シナリオやサムネイルの見出しは文章で組み立てます。何より、書いて発信をすることでアウトプット力が磨かれます。
起業してこのブログやnoteを書き続けることで、自分の存在価値を証明するためのブランディングになりました。他人が自分に興味を持ってくれたり、信用してくれて仕事につながったり。
今まで何度か同じテーマで記事を書いてきたのですが、起業して2年を迎える節目でもう一度「ブログを書き続けてよかったこと」をお話していきます。
ブログは意外と読まれているもの
「なぜ、今さらブログを?」。よーくいわれます。
「めんどうくさくない?」とか、「なんで書けるの?」といったことも。
「試しに自分もやってみようか」と決意をした人も、多くが「反応がないから」といってブログを挫折していきました。
でも…ブログって意外と読まれているんです。
「反応がない」という人ほどSNSにシェアしたときの「いいね」の数で反応を測っています。けど、なくて当たり前なんです。
理由は単純。SNSのリンクを押すとブログに遷移しますよね。そこから記事を読んで→わざわざまたSNSに戻って→「いいね」を押すのってめちゃくちゃ面倒ですから。
ブログに解析ツールを入れていれば、シェアした記事にPVがついていることは分かります。
僕の場合、主にリアルで会った人から、「あの記事はよかった」「考えさせられた」といったことをよくいっていただけます。面と向かい合って直接そんな言葉をかけてもらえるのってとてもうれしいです。
「役に立ってよかった」と。
ネットのなかに発信しているわけですが、ちゃんと“人”に届いているんです。
元も子もない話かもしれませんが、1記事2記事書いたくらいでは注目されません。
書き続けるからこそ、次第に「なんだコイツは?」という関心に変わり、徐々に読んでもらえるようになる。本来はSEO対策などもっと賢いやり方もあるのですが、仕事に生かそうと思ったら結論、マッチョに頑張るしかないです。
大丈夫です。繰り返しますが、書いて発信を続けていたら必ず読んでもらえますから。
気恥ずかしいかもしれませんが、ブログをアップするだけでは見てもらえないので、SNSでシェアするなど「とにかく表に出す」ことを意識してみてください。
Googleが個人の「経験」を評価するようになった
検索エンジン・Googleがブログ記事を評価し、上位表示させるガイドラインとしてE-A-Tというものがありました。
E=専門性、A=権威性、T=信頼性の意味。「ありました」と書いたのは、最新の評価軸としてさらにE=Experience(経験)を交えてガイドラインがE-E-A-Tに変わっているからです。
参考:品質評価ガイドラインの最新情報:E-A-TにExperience のEを追加(Google)
https://developers.google.com/search/blog/2022/12/google-raters-guidelines-e-e-a-t?hl=ja
つまり、個人の経験から生かされる教訓・リアリティが重視されるようになったということです。反対に、情報を寄せ集めただけの記事は「品質がよくない」と見なされることになります。
日記みたいになんでもかんでも経験談を語ればいいというわけではありませんが、「誰かの役に立つ」「課題を解決する」「喜んでもらう」という点で、あなたの経験が生かせるならドンドン生かすべし、ということ。
僕がメンターから教わった「情報の3原則」というものをシェアします。それは、
- 100%役に立つ
- 100%面白い
- 100%感動する
表向き「100%」とはいわない方なのですが、あるクローズドな場で「圧倒的な『役に立つ・面白い・感動する』が必要」と教えてくれました。それくらいの意気込みを持っていないと、この情報過多の時代、選ばれないということですね。
専門性・権威性・信頼性をクリアしたうえで、圧倒的な情報へとアップデートするためにあなたにしかない経験を全力発信していきましょう♪
書き続けることが信用やスゴみに変わる
起業した頃の僕は、それまで働いていた会社の看板もなければ地元へUターンしたばかりで人脈もありませんでした。
日々できることといえば、ただただ情報発信をすることだけ。バイト代くらいの仕事のほかは、来る日も来る日もブログやnoteを書いていました。
個人事業主として信用がなくても、60日続け、90日続けていれば、先ほども書いたように次第に「なんだコイツは?」という関心に変わってきます。
地元の人たちに会ってFacebookでつながっては、毎朝ブログやnoteを投稿し続けました。すると、次に会ったときに「読んでるよ」といってくれたり、記事を書く仕事やチラシをつくる仕事につながっていったりして。
商談や面接のようなことがあったときは、ブログが履歴書代わりになりました。
「これだけ書き続けることがどういうことかわからないけど、キミ、頭ヘンだよね」と笑混じりにいわれたこともあります(苦笑)。
スポ根みたいですが、過去の僕のように何もない人間ほど、普通のことをしていてはダメ。他の人と同じことをしていてはダメです。これはキッパリといえます。
圧倒的な積み上げは信用やスゴみに変わります!
一流の起業家さんや経営者だって、忙しい合間を縫って涼しい顔をしてブログを書いていたりしますよ。驚くことに何年も。
それくらいの基準値を持って取り組めば、認められますから。必ずです!
自分の想いや考えを伝えられる最高の技術
職業的に仕事をしているでもない限り、最初からブログを上手に書ける人なんていません。
それは文章表現の妙とかではなく、どうすれば話が人に伝わるのか、組み立て方や掘り下げ方がわからないからです。自分の伝えたいことを上手に表現できなくて苦い思いをすることもあるでしょう。
しかし面白いもので、アウトプットし続けることでドンドン頭の中が整理され、「今度はこう書けば伝わるんじゃないか?」というアイデアも湧いてくるのです。
プロモーションで何百万〜何千万と売り上げるような著名なコピーライターの方も、あるセミナーでこう話していました。
「ただ書け」と。
呆気に取られる気持ちでしたが、本物のプロがいうんだから結局これしかないんだな、と思った記憶があります。
自分の想いや考えを、思うがままに人に伝えられるようになれれば…とても素敵なことだと思いませんか?
個人的な価値観ですが、書くことはすべてのコミュニケーションの基礎になる、最高の技術だと思います。そして書き残しておくことで、自分の想いや考えがひとりでに歩き出していきます。
それはあなたの味方や大切な仲間を増やすことになり!
夢や目標を実現するための芽のようなものになります!
人と比べる必要はありません。拙くても全然オッケー。何度もいいますが書き続けることのほうがよほど大事だし、誰にでもできることではありません。
そして確実に、書く力はあなたの血肉となって生き続けます。
まとめ
精一杯ブログの魅力について書いたつもりですが、伝わったでしょうか??
実は僕自身、しばらくブログを更新するペースが落ちていたのですが、ここ数日、集中的に取り組んでみてわかったことがあります。
ブログという、自分の表現の原点があってよかった、と。
自分事で恐縮ですが、僕の仕事哲学の1つは「わかりやすく伝えること」です。
結論を先に伝える。メリットをしっかり伝える。具体的に伝える。難しい専門用語を使わない。主張と論理をセットにする。などなど、これらはすべてブログを書くことで培われたものだと信じています。
なにより、頭をカラッポにして書き続けたから今があるといっても過言ではありません。まだまだ満足にはほど遠いですけどね。
同じように、ブログを書くことはあなたにとって、きっとかけがえのない武器となるはずです!
今回のまとめ
- ブログは「静かに」読まれている。あなたが気持ちを込めて書いたものは誰かの役に立っている
- 誰のものでもない経験を生かして、100%面白く・役に立ち・感動する作品を
- 書き続ければ信用・スゴみ・技術に変わり、夢や目標を実現するための力になる
1人でもブログを書き始める人が増えてくれたら、これ以上うれしいことはありません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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