【起業】人を頼ることと依存することの明確な違い

ご覧いただきありがとうございます。マーケティングコンサルタントの大鹿です。

ビジネスを始めて右も左も分からないとき、頼れる人がいるのはありがたいことです。

たとえば起業時にメンターは必要かどうか? という話がありますが、いた方がいいと僕は思います。しかし結局は自分のビジネスなのだから、付き合い方は自分で考えないといけません。

頼れる人がなんでも「正解」を出してくれると思ったら大間違い。相手に答えを求めるようになってしまうと依存が強くなってしまい、もはや自分のビジネスではなくなってしまいます。

今回は、人を頼ることと依存することの間にある違いについて考えてみました。もし依存方向に偏っていると感じるようなら、あなた自身のあり方を考え直すきっかけになるはずです。

ぜひ最後までお読みくださいね。

目次

人を頼る目的は?

起業するうえでは多くの人に頼ることになると思います。

たとえば店舗を立ち上げるとしたら施工業者の協力が必要だし、資金調達で銀行ないしマネーリテラシーの高い人に話を聞く機会があるでしょう。

人を頼るには本来、なんらかのはっきりとした目的があるはずです。いい方に語弊があるかもしれませんが、人を「活用する」という目線で頼っているのではないでしょうか。

しかし、こと起業の方向性や収益モデルを考える段になると、とたんに目的が曖昧になる人が多いです。あっちの方がいいのか? こっちの方がいいのだろうか? これじゃなくあれの方が稼げそう。楽に稼げそう…といった具合に。

主体性が消えてしまいます。

そんな状態で人にアドバイスを求めるのは、失礼だと思うんですね。たとえ、お金を払っていたとしても。求めている質問の粒度が低いほど、相手の方も一般的な回答しかできないわけです。

そしてそれは多くの場合、自分の目的に寄り添ったものではないので上手くいくかどうか分かりません。「なんのために取り組むのか?」という理由が自分のなかで腑に落ちておらず、少し上手くいかないことがあると行動を止めてしまうことになります。

自分だけで考えても、答えが出せないことはあります。

しかしだからといって考えることを放棄するのではなく、分からないなりに頼る目的を明確にすることが大切です。

依存のよくない点

ノウハウの売買によくあることですが、販売者のいうことをすべて鵜呑みにして次から次へとノウハウを集めはするものの…いっこうに自分自身が活用しない人を多く見てきました。

販売者の方は善意で(なおかつ自分のビジネス目的で)伝えていることがほとんどなので、右も左も分からない人間にとってはありがたいものです。

けれど、「この人がいうことを信じてさえいれば、ビジネスが上手くいく」と、いつの間にか盲目的にノウハウを収集しているケースが往々にしてあります。

少し厳しいいい方かもしれませんが、これってただの依存ですよね。

自分が実現したいこと・今はできないことがあってそれを解決するためにノウハウを手にするはずなのに、今は必要のないものまで集めて。

そして自分のビジネスを進めることが疎かになり、お金も時間も浪費してしまうことになるのです。

以前の僕もそのようなノウハウコレクター気質があったのですが、「自分、全然進んでないじゃん」とある時ハッと気づいて追いかけるのはやめました。

むしろ…僕もメンターがいるので「こういう課題があってこんなスキルを今身につける必要はありますかね?」と聞いてみるようにしています。

まず自分で考えること

先ほども書いたように、目的が曖昧なまま人に意見を求めても、それは自分に寄り添ったものではなく不特定多数に向けた一般的な回答にしかなりません。

自分は“しっくりこない”答えしか得られない。相手の方もしっくりくる答えを返せない。するとお互いがかける時間が無駄になります。

人は頼られることは好きですが依存されることは基本的に嫌うので(嫌ですよね?)、信用を失ってしまうことにもなります。

「潔く聞いた方が早いよ」と善意でいってくれる人もいますが、聞く側にも最低限のマナーが必要です。たとえば1時間考えても、1時間調べても答えを見つけられないのなら、聞いてもいいと思います。

そのように自分にとっての“聞くルール”を作ってもいいかもしれませんね。

いずれにせよ、僕たちが立ち向かっているのは僕たち自身のビジネスです。主役は自分です。頼れる人がいてもその人が正解を持っているわけではない、ということ。

起業家にとって、自分で考えるという作業は外せないステップです。

メンターは選び方が9割

メンターの話を少ししたいと思います。

僕自身、メンターと呼べる方がいて自分のビジネスを進めるうえで非常に助けられてきました。幸い、本当に自分のことを考えてくれる方なので

「まずどんなビジネスをしたいのか? どうやって稼いでどうなりたいのか?」

という目的の明確化からサポートしていただいて。当時を思い返してみても地味ながら目的に向き合う作業があったからこそ、大きく迷うことなくビジネスに取り組め続けているのだと思います。

起業の前後で、コンサルタントにメンターになっていただくことも多いのではないでしょうか。

とあるコンサルタントの先生の言葉に、

「コンサルタントは万能じゃない。それ1つですべてが片付くものではない」

というものがあります。

僕個人の所感ですが、「LINE集客コンサルタント」など特定のノウハウをウリにしたコンサルタントは、すべてを“それ1つ”で片付けようとしてしまう節があります。しかし、集客の悩みすべてが特定のノウハウだけで片付くなどということはありませんよね。

メンターは持っているノウハウではなく考え方が共通しているか? で選んだ方がいいです。

もちろんノウハウを教わることもあるでしょうけれど、基本的な考え方として「悩みを解決しながら伴走してくれる人」「方向性を指し示してくれる人」とした方が結果的に考える力も行動力も身に付きます。

しつこいようですが、僕もあなたも、自分のビジネスをしているのですから。

まとめ

最後の最後で話が逸れますが、スマートなやり方ばかりを求める風潮が強くなっていると感じています。スマート欲しさに、どんどん人に依存する人間もまた多いです。

が、実際に行動してやってみなければ分からないことの方が圧倒的に多いです。頭で分かっていることとやってみて理解できることは全然違うものですし。実務家でいることが大事!

誰しも、失敗したりお金や時間を失ったりすることは嫌です。だからといって、なんでもかんでも人に依存してスマートなやり方ばかりを手に入れても、自分で考えて使うことをしないから本当の意味で実力に転嫁しないわけで。

がむしゃらに取り組み、理想と結果の差異を受け入れてから人に頼る。その方がよっぽど足腰の強い、応用のきくビジネスになっていくと思いますよ!

今回のまとめ

  • 自分の腑に落とすために、人に頼る目的を明確にしよう
  • 依存は相手も自分も実りのない時間を費やすことになり信用を失いかねない
  • 自分のビジネスなので頼る前にまず考えてみよう

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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