香川県高松市を拠点に、「地域集客サポーター」として活動している大鹿です。
Webの活用からチラシなどリアルな手段まで、情報発信についてよくご相談をいただきます。だいたいひと目見て「ここを改善するだけで、よくなる」というポイントがあるので、今回はお伝えさせていただきます。
タイトルの通り、まず意識していただきたいのは(そう、意識的に)、情報発信とは「知られていない」ことが大前提であること。本記事を読んでいただくだけでも、SNSの運用やチラシ集客まで、取り組み方がガラッと変わってくると思いますので、参考にしていただけるとうれしいです。
「勝手に知ってくれている」を前提に発信していませんか?
当然ですが「意識的に」されていないことの多くが、あなたのお店・会社を「知ってくれている」ことを前提に、情報発信をしてしまっていること。
存在を知らない人に「昨日のアレですが〜」なんて曖昧な言葉を伝えても、分からないどころか、興味すら持たれませんよね。素通りされてしまいます。
ブログに「美味しいラーメンを食べました」という記事タイトルがあったとして、そのブログをまったく知らない人が、果たして読むでしょうか?
人の時間は24時間と有限なので、自分に特になる情報が1〜2秒で理解できないと、残念ながら読み飛ばされてしまうんですよね。
言い方に語弊があるかもしれませんが…人はどこまでいっても「自分」が大事なんです。自分の感情が「気になる」と思えないと、行動を起こさない。読もうと思わない。お店に行こうと思わない。
人は100%読まない・見ない・聞かない
コピーライティング(人を具体的に行動させる文章)の世界では、「コピーの三原則」という鉄則があって、
- 人は100%読まない(見ない・聞かない)
- 人は100%信じない
- 人は100%行動しない
と、いわれています。
読んでもらって(見て・聞いてもらって)→信じてもらって→行動を喚起してもらわないと、あなたが狙っている行動を、人は起こしてくれないということです。
このうち「読まない・見ない・聞かない」の壁を突破しないとその先の「信じる」も「行動する」こともないことから、ブログのタイトルであったり、SNSの最初の一文であったり、チラシの見出しと言われるものは、特に重要。
実に10人に1人が、見出しをパッと見て、続きを読むか読まないか判断しているとさえいわれているのです。
だからこそ先にお伝えしたように、人は読まない・見ない・聞かないが常ですから、他人に知ってもらいたかったら、「知られていない」ことを前提に考えなければいけない、ということになります。
1にも2にも、最初の一文で「自分ごと」に感じてもらう
いわゆる「読まない・見ない・聞かない」の壁を突破するには、記事のタイトルや最初の一文、見出しの役割を意識的に考えることがすべてです。そう、「知られていない」ことを前提に。
人目を引くために使われる最初の一文は、キャッチコピーと言われます。チラシでいう「大特価! タイヤ4本○円! 〜月〜日まで限定〜日間!」のようなパッと大きな文字で書かれている部分のことです。
キャッチコピーにもいろいろなテクニックというものがありますが、まず考えなければならないのは、キャッチコピーというものがなす意味です。
人目を引くためには、お客様に「自分ごと」と感じていただかなければいけませんよね。(たぶんあなた自身、「自分ごと」に感じられない情報は読まないはず)
「当店はクリーニング店です。ぜひご利用ください」だけでは…弱い。「自分ごと」にできない。
「『お気に入りのシャツのシミがすっかり消えた!』とお客様から評判です」といったように、お客様が求めているであろうことを代弁してあげる必要が、あります。そうすることで、ようやく「自分ごと」にできるのです。
たいていは自分が相手に「与えるもの」目線で情報発信をしてしまいがちですが、「相手が得られるもの」を先回りして発信してあげるのが、何よりも「読まない・見ない・聞かない」を突破するコツです。
まとめ
今回お伝えしてきた内容、
- 自分のことは「知られていない」ことを前提に、意識的に情報発信する
- 人は100%読まない・見ない・聞かないが鉄則!
- 最初の一文(キャッチコピー)で、読み手が「自分ごと」に感じてくれる内容を意識しよう
まずこの3点を意識されるだけでも、徐々にあなたの情報発信に対し、お客様の反応は変わってくると思います。
今回は具体的なテクニックがどうこうより、まず考え方について解説しました。まず土台が理解できていないと、テクニックを身につけたところで、使いこなせないからです。
キャッチコピー作成のテクニックについては今後も詳しくご紹介していくので、楽しみにしてくださいね!
チラシ・POPで「反応が取れる」キャッチコピーを作ります
もし、チラシやPOPで「今すぐ販売を伸ばしたい! けれど、どういう伝え方をすればいいのか分からない」という実店舗様へ、こんなサービスをご用意しています。
地域密着の店舗様へ、売れるキャッチコピーを作ります チラシ・POP☆取材&文章のプロが、商品の魅力を引き出します
あなたの代わりに、反応が取れて売上につながる商品キャッチコピーを、僕が考えます、というもの。
実店舗様へは500件以上の取材実績がある僕が、あなたのお店と商品の魅力を丁寧にヒアリングし、お客様が「自分ごと化」できる紹介文を書き起こします。
ご興味があればこんなものもありますので、ご検討くださいね。ではでは。
コメント