起業したら日々、難題やそれまでの自分では解決できないことが降りかかってくるものですよね。
必要が引き金となって新しい知識を身につける場面もあると思いますが、人間ひとっ飛びで成長することはまずないので、日頃から勉強を重ねることが大切です。
毎日続けていることがあればそれが自信にもなりますし、日一日と積み重ねてきたことは必ず自分の血肉になっています。たとえ、一日単位で見たら小さな進歩だったとしても。
僕はライターの仕事も多いので、毎日コピーライティングの事例を見て、1日30分の写経を続けています。継続すること、かれこれ10ヶ月。
僕のメンターである人や兄弟子に当たる人も、起業当初そうやってきたと聞きました。彼らのいうように、続けるうちにコピー特有の文章構成やリズムが染みついてきて、いざ自分がものを書くときに役立っているのが感じられます。
文章に限ったことではなく、デザインをする人も写真を撮る人も、料理を作る人だって、日頃からいかに優れた事例・作例を目にしているかが仕事の質を左右すると思います。「見て盗む」「真似ぶ」などという言葉もありますよね。
成長は新陳代謝のようなものだと考えています。
アウトプットは筋力維持のようなもので、使わないと衰えていきます。同様にインプットは頭や身体に栄養を送り込むようなもので、栄養補給が止まると成長が止まるどころか衰えていく。
習慣もそうで、一度止まってしまうとやり直すのは非常に難しいですよね。
ですから知識を増やし自分自身を最新に保つことは、活性化状態をキープし続けることにも、つながっているといえます。
学ぶ対象は、別に直接的に仕事に関わるジャンルでなくてもいいと思うんです。
歴史や社会、芸術について知ることだって知識ブランディングになります。コピーライティングのアプローチに「歴史を語る」というものがありますが、これも読み手との信用構築のために行うことです。
そうでなくても、無知な人より博学な人の方が「なんかスゴそう」と感じるものですよね。知識を増やすことはそのまま人間的な深みに変わっていきます。
話を戻しますが、毎日知識の習得に努められているでしょうか?
1日30分時間を費やすだけでも、1年で180時間、まるまる1週間強の密度となって現れます。たとえば「この1年は〜〜の知識習得にかける」と決めてしまえば、とても意義のある1週間に変わりますよね。
平等に与えられた時間を最大限の成果に変えるには、何に変えるのかを決めて・効率よく消費すること。これに尽きます。
積み重ねが数ヶ月後、1年後、必ずものになります。難題と思っていたことが難題ではなくなります。
あるいは、人間的な深みが圧倒的に増します。
時間を前にして正しい選択を心がけ、毎日成長していきたいものですね。
コメント