ご覧いただきありがとうございます。マーケティングコンサルタントの大鹿です。
本記事執筆時点で2022年の6月末ですが、この2ヶ月ほど前から「セミナー集客」に力を入れています。
おかげさまで、告知を出せば毎週最低でもお一人、多いときは3人。またありがたいことに街の外部機関や行政から研修のご依頼をいただくようにもなり、短期間で順調な成果を得られています。
以前から鉄板手法といわれてきたものですが、僕のようにコンサルタント業をしている人をはじめ、何かしらの知識・ノウハウなど無形のサービスを提供している人にとって、セミナー集客はやはり有効です。
今回、僕の実体験共有として、セミナー集客のメリットについてお伝えしていきたいと思います。集客にお悩みの方にとってヒントになればうれしいです。
認知活動をしているのか? 集客をしているのか?
セミナー集客について具体的にお伝えする前に、そもそもあなたはどんな集客をしていますか?
リアルな営業、SNSの活用、ブログの活用、紹介、広告などなど、さまざまな手段があると思います。ここで1つ、気をつけたいのが、今取っている手段は認知活動なのか? 集客なのか? ということです。
たとえば、SNS集客と一括りにされますがSNSを更新しているだけでは認知です。認知も大切な活動ですが、それだけでは計画的な集客はできません。
あなたのことを気になった方から問い合わせがあることはあるかもしれませんが、それは神頼みのようなもので集客人数としては漠然としています。
お世話になっているコンサルタントの長綱茂雄さんから教えていただいた、集客の定義をお伝えしますね。きっとしっくりくると思います。
「集客とは、お客様に感情的に『欲しい』と思ってもらえる活動のこと」
いかがでしょうか? つまり具体的に欲しいと感じさせる商品なりサービスがあったうえで告知をしなければ、それは集客活動にはならないということです。
要するに…販売(売上といってもいいです)に直接結びつく活動が集客と定義されます。
さて改めてご質問ですが、今あなたが取っている活動は認知活動でしょうか? 集客活動でしょうか? もし、「集客をしているのに見込み客がつかない、売上が上がらない」ということであれば、それは認知活動しかできていないということかもしれません。
少し前置きが長くなりましたが、ここまでをご理解いただいたうえで、セミナー集客のメリットについてお伝えしていきます。
セミナー集客は1人でも集まればいい
セミナーというと「大人数を集めなければいけない」というような先入観や抵抗感があるかもしれませんが、駆け出しの起業家の場合はまず1人でも集まればいいと思っています。
(もちろん将来的には1人ではコスパが合わなくなるはずなので、あくまで駆け出しの場合です)
なぜ1人でもいいか? というと、リアルであってもオンラインであっても顔を出して肉声を伝えることになるので、圧倒的に信用が深まるからです。
ビジネスは“薄い”関係性のお客様を多く集めるより、少数でもいいからお客様と“深い”関係性を築き、長くお付き合いをしていった方が生涯的な顧客単価が上がるといわれます。
それに前者は人的リソースも広告費もかけられる企業のやり方です。僕たちのような起業家は、少ないリソースでも手間暇をかけてたった1人のお客様と信用を育む方が、結果的に売上につながります。
セミナー集客の場合、1人〜少数に寄り添った方が顧客満足度が高まりますし、セミナー内容の改善点について率直に意見をもらいやすいです。
ですから気負わなくてOK。まず1人から集めるつもりで取り組めば、心的なハードルも下がると思います。
知り合いから声をかけてみる
しかし認知もまともにない状態で、セミナー集客なんてできるの? と思われたかもしれません。そのようなときは、身近な知り合いに声をかけてみたり、紹介を募ったりするといいです。
ちなみに僕の場合、Facebookでのセミナー告知がもっとも参加につながることが多いです。実名性登録のFacebookは基本的に一度お会いした人とネットでつながるものですから、知り合いを集めることの延長線上にあるともいえますね。
たとえ知り合いでも、悩んでいること・感情的に欲しいと思っているものがあればお客様です。あなたが適切なサービスを提供しているのであれば、1人のお客様として集まってくれます。
セミナーはハードルが高いと思っている人が多いですが、自分でハードルを高くしてしまっているんですね。まずは知り合いから告知をしていけばいいんです。他の多くの人はしないのだから、やればそれだけで、あなたの存在を権威付けすることができます。
「先生ブランディング」といってもいいかもしれません。
セミナー内容が本当に顧客満足度の高いものであれば紹介にもつながりますし、噂を聞きつけて「ウチでもやって欲しい!」と依頼をいただく機会も増えていきます。
はじめは小さくても実績を積み重ねること。必ずお客様の声をいただいて、あなたのセミナーが「間違いなく得であること」を客観的に示すことが大切です。
そうすれば、徐々に集客の成約率も高まっていくでしょう。
「勉強会」に再定義すると参加ハードルが下がる
実践してみて僕自身、体感できたことですが、「セミナー」と銘打つより「勉強会」と銘打った方がお客様の参加ハードルが下がります。
内容にもよると思いますが、セミナーというと「意識が高い人が集まる」「自分が行ってもいいのだろうか?」という不安を感じてしまうようです。
しかしセミナーを「勉強会」というキーワードに変えるだけで、主体的に参加して学ぶ。講師や他の参加者と一緒に学ぶという一体感が生まれて、参加しやすくなります。
では勉強会とは何をすればいいのか? というと、ワークをする時間を設ければいいだけです。
参加者に、考え、手を動かしていただく時間を作る。それだけで勉強感を醸成することができます。内容そのものを大きく変える必要はありません。
トライ&エラーではありますが「セミナー」で集まりが悪い場合はこのようなアプローチもありますのでぜひ活用してみてください。
地方にいても全国へアクセスできる
昨今はZoomなどオンライン通話ツールが浸透して、場所を問わず人とコミュニケーションができるようになりましたよね。
そのおかげでセミナー集客も、身の回りや地元から全国へマーケットを拡大できるようになりました。僕のような地方在住者でも、東京や各地方からチラホラとセミナー集客ができるようになっています。
地方にいながら全国へアクセスするのに有効なツールが、研修サイトやイベント掲載サイト、掲示板サイトです。無料でも自身のセミナー告知を掲載することができるので、ぜひ利用してみてはいかがでしょう。
3つほど、ご紹介しておきます。
- 「こくちーず」 https://www.kokuchpro.com/
- 「Peatix」(ピーティックス) https://peatix.com/?lang=ja
- 「ジモティー」 https://jmty.jp/
こくちーずは僕自身、頻繁に利用しているサービスです。またこれら以外にも無数に活用できるサービスはありますので、使いやすいもの・自身のサービスの性質と合ったものを探してみてくださいね。
まとめ
今回はセミナー集客のメリットについてお伝えさせていただきました。本記事のポイントは、
- セミナー集客はまず1人から集めること。はじめは知り合いでOK
- 「セミナー」を「勉強会」に変えるのも有効な手段
- 研修サイトなどを利用すれば全国へアクセスできる
最後に1つ、大切なマインドセットをお伝えします。
セミナー集客はあくまで集客活動なので、必ず次の販売なり、次のセミナー案内なりにつなげることが大切です。
セミナーをやって、「まだ自分が本当に売りたいサービスは買ってくれないな」「まだ欲しいと感じてもらえていないな」と感じるなら、その後の信用構築に努めてください。
個別で連絡を取ったり、前回のセミナーで何か分からないことはなかったか? もっと知りたいことはないか? ということを聞いたりするということです。
一足跳びで大きなビジネスにつながることは実際ないと思います。お客様と関係性を築くことが大事ですし、そのために段階を作ってあげるようにするといいです。
いずれにしてもセミナーをその場限りで終わらせるのではなく、目的を持って行動しましょう。
もし、セミナー集客についてもっと深く知りたい! ということであれば、下記の無料相談にお申し込みくださいね。あなたに最適な方法を、ご一緒に見つけましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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