ご覧いただきありがとうございます。マーケティングコンサルタントの大鹿です。
質問ですが、あなたはネットとリアルのどちらを軸に集客活動をしていますか?
僕個人の話をすると、以前は「ネットだけで集客できればいいな」「楽だな」と考えてリアルの集客活動を怠っていました。僕のサービスは、ネットユーザーにもリアルで困っている人にもどちらにも提案できずにもかかわらず。
今はリアルの集客活動に軸足を置いています。すると面白いことに、地域で自分の認知度や影響力が少しずつ高まっていくにつれ、SNSなどネット上でも自分のことを知ってくれる人が増えました。
ネット経由での問い合わせや仕事にも、つながっています。
1つ、これは以前の自分自身にいいたい気づきですが…
ネットもリアルも関係なく、欲しい人は欲しがっている。待っている
ということです!
もし、事情があっていずれかの集客活動ができないのでもなければ、ネットだリアルだとこだわるのは起業家のエゴにすぎないと考えるようになりました。
どちらか一方の手段を捨ててチャンスロスをするのは、起業家にとって大切な売上がいらないといっているようなものだと思います。
いろいろと自分でアクションを起こしてみて感じることですが、ネットだけで人を動かすのは難しいです。商品やサービスを買ってもらったり、問い合わせをしてもらったりするのは。
なぜなら、自分自身が知られていないから。起業したばかりの人間に対し、どんな事業をしていてどんな強みがあってどんな実績があるのか、相手には分からないからです。
ただでさえ顔が見えないネットの世界です。自己ブランディングが上手い下手というのではなく、まだ実績がないために「信用ができない」のが、ネット経由で仕事につながりにくい理由です。
それでも、仕事につなげるのが無理というわけではありません。
ネット上で人と信用を構築するには時間がかかることを、織り込んでおこうということです。だから初めから、時間がかかることを見越して中長期的に集客活動をするのがネットとの付き合い方。
対して、リアルの集客活動を難しく考えすぎている人もいます。
- 「営業をしなければいけない」
- 「異業種交流会などで人脈を増やさなければいけない」
- 「外に出て1人ひとり人に会って集客するのは面倒くさい」
など、自分自身の足を動かして行動することに抵抗を感じてしまう人が多いようですね。
でも、ですね。
あなたが本当に人に役立つ商品・サービスを持っているのなら、「欲しい」と感じていただけるものなら、まずはたった1人連れてくればいい。
知っている範囲で声をかける。紹介してもらえるように促す。たった1人なら、集客はどうとでもなるはずなんです。
そして商品価値と価格が見合ったものなら、たった1人でも高く販売することができます。
起業してまだ実績が乏しいなら、リアルで販売した実績を持って、ネット上に示すことができますよね。繰り返しますが顔が見えづらいネットの中で人を動かすには、実績という目に見える根拠が必要です。
起業初期の実績を作るのに、ネットもリアルも関係ないと思いませんか?
そのようにネットとリアルの集客・セールス活動を上手にかけ合わせて、自分の影響力の広がりを加速させていくことが大事です。どちらにも露出すればするだけチャンスが広がります。問い合わせも、紹介も増える。
ごく当然のことです。
先日僕自身も、リアルで知り合った起業家の方とお話をしていたら、僕がWeb制作をやっていることを知ってその場で依頼をしてくれました。
起業したばかりでちょうどホームページが欲しいと思っていた。誰にどう聞けばいいのか分からなかった、と。
仕事の獲得は簡単でした。相手が今すぐ欲しがっていたから。
このように、欲しい人は欲しがっているんです! 待っているんです!
ホームページ制作は決して安い仕事ではないです。ありがたい仕事です。足を使って泥臭く得たものですが、余裕でペイできます。
もし起業初期で、なんとなく楽そうだからネットを使っている。あるいはネットが苦手だからリアルにこだわっているというなら、一度考えてみてください。
あなたのお客様になる人は、そもそもどこにいるでしょうか?
ネットの中にもいるのか? あるいはネットの中だけなのか? 身近にたった1人でも、「欲しがってくれる」お客様はいないのか?
ネットかリアルか。実体験から分かることですが、起業初期の人が手段にこだわって結果が得られるほど甘くないです。どちらかに理由なくこだわることは、起業家としてはナンセンスなことだと思いませんか?
思い当たる節がある方にとっては辛口な内容になってしまいましたが、僕自身の反省を込めてのメッセージです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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