香川県高松市でWeb販促コンサルタントとして活動している大鹿です。
情報があちこちにあふれ、1秒また1秒と更新され続ける現代。人間が1つの情報を集中して見られる時間は、たったの8秒と言われています。
特にSNSを見ていると、見ているそばから新しい情報が流れるので、「これは自分に関係がある」「これはない」と、ほとんど直感に近いレベルで判断しているのではないでしょうか。
ですから、集中を持続できる時間は、今なお短縮され続けているはずです。
今回お伝えするのは、そんな8秒しか集中力が続かない現代のための販促ポイント。あなたの商品・サービス、または取り組みを発信するうえで、【3つの情報】を過不足なく盛り込むことが重要になります。
さっそく解説していくので、最後までお楽しみくださいね。
1.共感・2.利得・3.権威
読み手に「この情報は、自分のためのものだ」と瞬時に感じてもらい、なおかつ信頼してもらうためのポイントは、次の3つ。
- 共感(読み手の境遇への共感要素は?)
- 利得(あなたの商品・サービスを使ってどんな「得」がある?)
- 権威(それが信頼できる裏付けや分かりやすい実績は?)
たとえば、愛犬のための健康サプリメントを売り出すために、広告を出すとしましょう。過不足なく盛り込むべき3つの販促ポイントは、このようになります。
『愛犬のための健康サプリメント』
- これは、愛犬にいつまでも元気でいて欲しいあなたのための、犬の足腰強化サプリです
- このサプリを食後に1錠愛犬に飲ませるだけで、10歳を過ぎても若々しく散歩する姿を見ることができます
- ◯◯大学獣医学科〜〜教授が推薦の商品です/あるいは、すでに1万人の方に使用いただき98%の愛犬家の方が効果を感じられています、など
※実際は薬機法等があるのでこんな表現が可能かどうかは分かりませんが。
僕が犬のサプリに詳しければもう少しバシッと短く訴求できる内容にできると思うのですが、ポイントとしては、ひとまずこんなところ。
どうでしょうか? どういうことが得られて、かつ信用できる商品かどうか、ニュアンスはつかめましたか?
この3つのポイントは、目にした情報が瞬時に判断される、SNS広告などで特に用いられている手法です。
【箇条書き】を上手に活用して、リズムよく見せていくと、より訴求力が高まります。
「利得」についてもう少し掘り下げてみます
おそらく分かりづらいのが、『どんな「得」がある?』という部分ではないかと思います。
ともすれば長々と語ってしまいがちなのが、商品の持つ機能やスペックです。要は特徴。
上記のサプリの例でいうと、何に作用するどんな成分が何mg含まれていて〜のような記述ですね。
しかし、あなたもそうだと思うのですが、商品を手に取る決め手は「成分」ではないはずです。その成分によって、この場合は愛犬がどうなり、その結果あなたがどういう嬉しい未来を手に入れられるか? を知りたいはず。
なので、「利得」というものについて考えるときは、その商品の「特徴」によって読み手本人・あるいは家族などが「どんな嬉しい未来を得られるか?」を掘り下げて考えてみるといいです。
最初は難しいかもしれませんが、これは一種の訓練なので、考え続けることで誰にでもできるようになりますよ。大切なのは、誰を幸せにできる商品なのか? を考えることです。
目にやさしい情報であることも大事
今回の主題とは少し逸れるのですが、人は情報を目にしたとき、見やすいか? 見やすくないか? でそれを受け取るかどうか判断しているといいます。
簡単にいうと、目にやさしい情報であるかが大事ということ。
文章をパッと見たときに漢字が多いと、「重たい印象」を感じて読みたくなくなることはありませんか? これも1つですね。
そのほか、
- 読み手にとって重要な箇所(=得を感じる箇所)を太字にする。色をつける
- 適切な改行と行空きを設ける
- 箇条書きを有効に使う
などにより、見え方にメリハリとリズムをつけていくと、読みやすくなっていくはずです。
こんなこと書いていると自分の記事が試されているようで怖いっす(苦笑)
とかく、文章は表現力だなんだという人もいますが、目にやさしい体裁になっているかどうかで大きく変わります。
この辺りは国語力というより物事を整理する力がキモになりますが、誰にでも・今すぐできることなので、情報発信をするうえで意識してみるといいでしょう。
まとめ
話は始めに戻りますが、8秒しか、いやそれ以下しか読んでもらえない可能性があるって、売り手・発信者としてはなかなかにシビアですよね。
読み手に関係がある情報だったとしても、です。あなた自身がせっかちな人かどうかは分かりませんが、そういう人の視点に立ってみるのが何よりも大切なような気がします。
今回のまとめ
- 1.共感・2.利得・3.権威 この3つの要素を、情報発信に過不足なく盛り込む
- 利得とは、その商品の特徴によってどんな嬉しい未来が得られるか? 誰を幸せにできるか?
- 表現力以上に目にやさしい情報であることも大事
このまとめ内容はあなたの情報発信を効果的にするチェックポイントにもなるので、ぜひ今後も活用してくださいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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