香川県高松市でWeb販促コンサルタントとして活動している大鹿です。
ある『説得術』に関するオーディオブックを聞いていて、そのまま販促文を書くことにも転用できる内容があったので、今回シェアしたいと思います。
自分も販促文を書くとき、今回お伝えする【5つの項目】を知らず知らず振り返るようにしていたし、売れる販促文といわれるものも、確かにこれらが網羅されています。
あなたが書く商品・サービスの販促文が、説得力と信頼性のある情報になっているかどうかをチェックするポイントとして、ぜひ活用してください。
チラシ・DM・メールほか、販促に関わる文章でしたら、何にでも使えること請け合いです!
説得力が増す文章の5つの秘訣
さっそくですが、あなた、または外注の制作者が書き上げた販促文について、次の5つの項目がクリアできているかチェックしてみてください。とてもシンプルです。
商品・サービスの買い手(=読み手)の
- 「夢」を応援する内容になっているか?
- 「失敗」を正当化する内容になっているか?
- 「恐れや痛み」を和らげる内容になっているか?
- 「疑い」の気持ちを理解し対策ができているか?
- 「敵」に石を投げることを手伝う内容になっているか?
です。
たとえば、リフォームを提案する販促文を書くとしましょう。買い手(=読み手)としてシニア夫婦を想定すると…
- 「夢を応援」外の騒音を和らげ、毎日ぐっすり眠ることができます
- 「失敗の正当化」家を建てたときは周辺にマンションなどなかったから騒音を予期できなかったのも無理はないですよね
- 「恐れや痛みを和らげる」自宅に防音設備を取り入れることで外の騒音の80%をカットできます
- 「疑いへの理解と対策」本当に80%も騒音をカットできるのか? 不安かもしれませんが、これまで導入された世帯の98%から「毎日ぐっすり眠れるようになった」とお喜びの声をいただいています/あるいは科学的データを示す
- 「敵に石を投げる」誰もあなたたちご夫婦の快適な生活を邪魔する権利はないのです/奥さんをうるさい騒音から守ろう
いかがでしょうか?
たとえあなたが想定するシニア夫婦でなくとも、5つのチェックポイントがクリアできているだけで、説得力と信頼性のある情報だということがお分かりになるのでは?
大事なのは、5つの項目すべてが網羅されていることです。「どれか1つでもクリアできていればいい」ではなく、すべてがクリアできていること。
そしてあくまでも、主語は「自分たち」ではなく「買い手(=読み手)」であることを守ってください。「自分の夢を応援して欲しい」といったところで、「知らんがな」ということになりますので。
5つの項目を考えることは販促アイデアを考えること
さて、販促文が説得力のある内容になっているかをチェックする項目として活用しましょうとお伝えしましたが…もちろん最初から、これらの項目を洗い出すにこしたことはありません。
この5つの項目を考えることは、そのままあなたの商品・サービスをどう売り出していくかを導き出す販促アイデアに変わります。
特にカギとなるのは、買い手(=読み手)のどんな「夢」を応援するか? です。提供する商品・サービスと買い手の夢がマッチしていないと、必要性を感じられないものです。
自宅を防音リフォームすることで、騒音に煩わされず、ぐっすり眠りたいというシニア夫婦はいるでしょうが、のびのびと筋トレをしたいという人はかなり少数派でしょうから。
むしろ筋トレ用の設備を広げられるスペースが、「夢」を実現する商品・サービスでしょう。
5つの項目が買い手の夢を叶えるための的確な内容になっていれば、販促文の説得力は何倍にも増します。
また、チラシなどを外注する際にもこの5つの項目を制作者に伝えることで、あなたと制作者の意図にズレのないものが仕上がってきます。
ぜひ、今後の販促活動に活用してくださいね。
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