起業してやるべきことが分からないときに見直すことは?

ご覧いただきありがとうございます。マーケティングコンサルタントの大鹿です。

誰でもどこでもいつからでも、持てる才能を100%発揮するためのお手伝いをしています。

起業してもすぐに仕事という仕事があるわけではありません。だから感覚としては「暇」なはずです。

かといって、何もしなければ1ヶ月経とうが半年経とうが1年経とうが状況は変わりません。残酷なようですが…。

そこで、この状況をもう少し具体的にしてみたいと思います。

「やるべきことが分からなくて頭が混乱している」

僕ももれなく経験がありますが(汗)、こんなところではないですか?

ズバリやるべきことはシンプルで、1日の中の機会損失をなくすこと。今回は起業家にとっての「機会損失削減」をテーマに、お話していきます!

目次

作業と仕事の違い

なんだかこればかり書いているので「またかよ…」と思われる人もいるかもしれませんが、すごく重要なことなので繰り返しお伝えします。

作業と仕事の違い

  • 作業…誰にでもできる替えがきく業務
  • 仕事…あなたにしかできない業務

後者のほうから考えてみましょう。

集客のプランを練ったり商品を開発したり、売上をつくる大事な準備が仕事に当たります。また見込み客や将来のビジネスパートナーと会って人脈を築くこともこれに当たると思います。

もう一方の作業は、たとえばデータ入力のようなあなた以外にもできることです。外注可能な業務、と考えてもいいです。

作業に惑わされがちな点は、手を動かす量は多いので“なんかやってる感”があることです。僕も過去そうだったので悪くいうつもりはありませんが、時給で働く会社員の感覚を引っ張っていると、作業に重きを置きがちになります。

が、、作業のウェイトが増せば増すほど、売上をつくるという大事な準備が欠けてしまいます。これでは本末転倒ですね。

これを防ぐためには、自分が取り組んでいる全業務をこと細かに書き出したり、手帳に日々やるべきことを記録しながら業務を行うことが大切になります。

一目瞭然で自分の取り組み内容が分かりますから。

もちろん僕のような個人事業主だと、それでもすべてのことを一人でやらなければいけないと思います。ただ、10あるうちの1のムダを削ったり、AとBの作業をドッキングしてしまったりといった改善の余地はいくらでもあると思います。

そうやって仕事に費やせる時間を増やすことが、機会損失を防ぐ第一歩です。

考えることやインプットも仕事に組み込む

先ほど書いた仕事のうちには、考えることやインプットすること(知識やスキルの習得)も含まれると考えてみてください。

総じて手ではなく頭を使う作業は地味です。だからついつい手を動かす作業のほうをやってしまいがちなのですが、それでは仕事と作業のバランスが崩れてしまうわけで。これまた本末転倒です。

「どうやって集客をしようか」「どういうサービスをこれからつくろうか」「どうすれば会いたい人と会えるのか」…。考えることって無数にあると思いますし、大事なことだらけです。

インプットも同様です。無目的に教材や本をかき集めるのは意味がないですが、自分が分からないことが分かるようになればそれはれっきとした「仕事」です。できる業務領域が増えるということですから。

考えることやインプットすることは必要な仕事だと考えて費やす時間を死守しましょう。毎日なのか毎週なのかは人によりけりですが、手帳などを使ってキッチリスケジュールをブロックする。

ここまで日々の業務に加えていけば、少なくとも「やるべきことがない」ということはなくなると思いますよ。

ちゃんと毎日売っているか?

これは最近僕も人に教えられて「グサッ」と来てしまったことなのですが、食っていくためには商品・サービスを売り続けなければいけません。

「何を当たり前のことを…」と思われたかもしれませんが、売上を伸ばすための活動を毎日できているでしょうか? 毎日です。

コンビニを思い浮かべてみてください。(いろいろ諸問題はありますが)コンビニは24時間ものが売っています。早朝だって深夜だって、コンビニに行けばいつでも必要なものが手に入りますよね。

これが僕らのようなスモールビジネスで果たしてできているか? というと、どうでしょう?

「1日1回セールス」をしていれば売上が上がらないわけがない、と僕は教わりました。本当にその通りだと思います。

1週間に1回しか売る活動をしていなければ、3日に1回に短縮してみる。3日に1回売る活動をしていたのなら、1日1回に短縮してみる。単純な計算問題ですよね。チャンスは必ず増えます。

当たり前すぎて見落としがちですが、「ちゃんと毎日売る」ことほど、売上をつくるうえで大事なことはないといえます。そして何一つ難しいことではありません。

割り切りも大事

「毎日売っているか?」と言われると、こんな不安が浮かんでくるかもしれません。

「売り込みすぎて嫌われるんじゃないか?」

もちろん自分本位で「買って買って!」というのは減点対象ですが、こう考えると頭のスイッチが切り替わると思いますよ。

「困っている人に役立つ商品を届ける、あるいは紹介する」

たとえば僕やあなたがたった1回、SNSで商品やサービスについて発信したとしても多くの人はそんなにタイミングよくチェックなどしてはいません。あなたは一挙手一投足を見逃すまいと発信を見ている人がいったい何人いますか?

自分なんて大して気にも留められていない、と考えたほうが気がラクです。(実際そうですし)

また、何度も売っていれば「こんなに宣伝しているってことはすごい商品なのでは?」といった、自信を感じさせることもできます。あなたも、頻繁に見るからとクリックした広告はいくつもあるはずです。

ビジネスには割り切りも必要だと思います。

商品を売って自分も売る

もう1つ。売るものって何も商品だけではありません。大事な売り物がありますよね?

それは、あなた自身。

認知を広げること。ブランディングの一環となる情報発信をすること。時たまプライベートを見せること。これらはすべて自分自身を売るための活動です。

特に情報発信をきっちりやっている人は、ちゃんと自分という商品を売っているわけです。ある意味売り込み臭プンプンで、あなたは自分を売っているわけです(笑)。

売り込むのではなく「役立つもの」「便利なもの」(もの=自分でもある)を知ってもらう。そう言葉を変換すれば、セールスに対する抵抗は薄れてくると思います。

僕の知り合いのセールスコンサルタントは「セールス=幸せ」と名刺に書いています。なるほど、と思いました。相手が幸せになれるものを届けることと考えれば、仕事に対する責任感が生まれてきますね。

セールスカレンダーをつくる

今になって以前営業マンをしていてよかったと思うことの1つなのですが、B to C物販の多くが「季節」や「社会のイベント」をもとに販売戦略を組み立てます。

バレンタインならチョコレートを売るし、ひな祭りになればひなあられを売るし、夏になれば辛いスナックを売ります。あ、僕はお菓子の商社で働いていたのですが、食品の場合は催事に絡めて商品を提案するのが王道なんです。

このように「セールスカレンダー」をつくって商品提案をするのは、ダイエットも、エステも、飲食も、デザイナーも、世の中のほとんどの職業が生かせることではありませんか?

今、この記事を執筆時点で2月初旬ですが、もうすぐ節分やバレンタインがやってきます。3月になればホワイトデー。何かあなたのビジネスに絡めて販売戦略を立てることはできないでしょうか?

これはそのまま、売上の機会損失をなくすための活動につながります。

聞いた話ですがある化粧品の通販会社は365日、毎日の行事と絡めて販売活動を行い、メールだけで何十億も売り上げているのだとか。真似ができるヒントは、そこら中に転がっているものです。

しつこく「お試し」を重ねることも機会利益につながる

機会損失をなくすために最後にお伝えしたいのは、これほどなくシンプルですが「なんでもやってみること」です。

文字通り、頭に浮かんだことを躊躇を挟まずにトライしてみること。(もちろん公序良俗の範囲内で)

頭に思い浮かぶことの多くを僕たちは「できない理由」をつけてやる前からやめてしまうものです。お金がない。リソースがない。時間がない…いろいろあると思いますが特に足を引っ張るのは「失敗するのが怖い」という感情だと思います。

でも、お世話になっている起業家の方から話を聞いても

「うまくいく事業なんて10にひとつ」

とあっけらかんとして言われます。そして逆転的発想ですが「ということは10やれば必ず1は当たる」と言うわけです。

コツは失敗という言葉を「お試し」くらいに考えることです。失敗という言葉はどうしてもマイナスイメージをまとっていますから、もっとライトな言葉で置き換えてみる。

そうすればなんでも楽観的に取り組めますし、今まで何がうまくいって何がうまくいかないのかが分かります。これも立派な機会損失をなくすための活動ですよね。

しかも、お試しした中からたった1つでも機会損失ならぬ機会利益を得られたら、儲けもんです。

まとめ

今回は、起業してやるべきことが分からないときに見直すことをテーマにお伝えしてきました。

見直すべきは機会損失。つまり自分の時間の使い方のムダを把握することです。

大事なのは、この活動には終わりがないことです。きっと僕が「いっさい機会損失なんてない!」と言い張っても僕よりデキる人からしたら甘々なんです(苦笑)。とても恥ずかしくて言えませんが。

工場をイメージするといいと思います。工場全体で一番足を引っ張っている箇所を改善したら、今度は今まで見えなかった二番目の改善点が分かるようになります。

それを改善したら次、またそれを改善したら次…と、カイゼン活動は永遠に続きます。他所から見たら大層な生産能力を備えた工場でも、中の人は常に問題意識を持って改善をし続けなければいけません。

長所があるからこそ短所が目につく、ということもあります。

本記事のまとめ

  • 自分にしかできない「仕事」の時間配分をチェックすべし
  • 将来の成果のために、考えたりインプットする時間を取れているかチェックすべし
  • 毎日セールス活動ができているかをチェックすべし

ここまでお伝えしたらもう「やるべきことが分からない」なんて言わせませんよ〜(笑)。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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