ご覧いただきありがとうございます。マーケティングコンサルタントの大鹿です。
起業前後はなかなか人とのつながりが少ないものです。顧客が欲しいのはもちろんのこと、起業の悩み事を気軽に相談できる仲間がいれば、心強いものですよね。
特に、集客やネットワークづくりについては誰もが気になるポイントだけに、意見交換ができると刺激になります。
そこで今回は、起業仲間との出会いを増やす方法・場所・ツールについてお伝えします。ご紹介するのは、リアルとネット経由を含め、僕自身活用してきたものばかり。
起業家同士の出会いの場を積極的に作っていきたいという人は、ぜひ参考にしてくださいね。
親族・友人・知人からの紹介
起業仲間を増やす取っかかりとして良いのが、親族・友人・知人へ紹介をお願いすることでしょう。個人事業主やフリーランスは、僕が暮らす地方であっても、案外身近にいるものです。
紹介者がお互いの素性を知っているわけですから、自分の業種や状況にマッチする相手を紹介してくれる可能性が高いです。ゼロから関係構築するのに比べて、最初からある程度信用できるのもメリット。
一方で、紹介者が望む・望まないにかかわらず、見返りを用意するくらいのケアは必要でしょう。また、紹介相手に不義理を働いてしまうと紹介者との関係が悪化してしまう場合もあるので、気遣いが大切です。
異業種交流会への参加
出会いの数を稼ぐのであれば、異業種交流会がオススメです。
異業種交流会は文字通り、さまざまな異業種の人間が、人脈を広げる目的で参加する場のこと。営利組織が主催する場合もあれば、商工会議所のような創業支援機関が開催することもあります。
お互いの名刺交換をして、自身の仕事について話し合う形式がスタンダード。今後事業を広げていくうえで、自己紹介をするトレーニングにもなるでしょう。
一方、支援機関が開催する場合はまずないと思いますが、営利組織のなかには質の低い主催者もおり、それゆえに参加者の質も期待できないことがあります。
出会ったその場で営業をかけてきたり、自分の仕事をひけらかしてマウントを取ってくるような人間も稀にいます。
基本的に異業種交流会は出会いの入口です。名刺交換をしたのちにコンタクトを取り、価値観の合う人と関係性を深めていくのが正攻法でしょう。
セミナーや勉強会への参加
セミナーや勉強会は、起業意識の高い人が集まりやすいのが特徴です。
これらは、民間でセミナー事業を運営している会社や、商工会議所など支援団体が開催している場合が多いです。ネットで「地域名+セミナー」などと検索すれば、情報が出てくると思います。
(最近はオンラインセミナーも多いですが、出会いの場としては弱いのでここでは外します)
グループワークなどがあれば良いですが、本来人脈形成が目的ではないので、交流がない場合は自分から積極的にコミュニケーションを取っていきましょう。
参加者の多くが同じような立場の人間ですから、基本的に名刺交換が嫌がられるということはないはずです。
自治体や支援機関が開催する、起業塾・創業塾に参加
セミナーにも似ていますが、自治体や商工会議所・商工会などが「起業塾」「創業塾」と題して、複数回に渡る起業スクールを開いている場合があります。
起業塾は、同じ地域の起業同期と出会える場として、ぜひともオススメしたいです。ここで出会った人たちとの関係がその後長く続くケースも多いと聞きます。
また、講師を務める士業の方などと、関係性を作ることができるのも良いポイント。
参加についてはメリットばかりですが、一方で公共機関の情報はあまり積極的に発信されておらず、便利である反面、存在そのものを知らない人も多いようです。
年間の開催回数や開催時期も毎年まちまちだったりするので、参加を望む場合は普段からアンテナを張っておきましょう。
SNSで関係をつくる
情報発信をすることが当たり前となり、多くの起業家がSNSを利用しています。代表的なのがTwitter、Facebook、Instagramでしょう。
フォロー機能を使って、関係を作ります。
「起業」などといった関心のあるキーワードをセットしておけば起業家の情報が表示されやすくなります(Twitterの機能にあります)。またユーザーの方からも起業家をサーチしやすいので、接点づくりは難しくありません。
ただしSNSは基本的に顔が見えない関係ですから、いきなりクローズドなメッセージ(DM)を送っても警戒されるケースがほとんどです。
またフォロー・フォロワー関係になったとたん相手の方からDMが送られてくる場合もありますが、ほとんどが売り込みなので注意してください。
SNSは無料で使えて接点づくりには有効ですが、基本的には“ゆるい関係性”だと思ってください。ユーザーと信頼構築をするには普段からのコメントやリプライ、「いいね」をこちらからつけて、まず自分に関心を持ってもらうことが大事です。
オンラインの起業コミュニティに参加
オンライン上の起業コミュニティに入るパターン。検索ないしSNS上で「起業 コミュニティ」と調べれば、比較的簡単に見つけることができます。
女性起業家専用のコミュニティなども流行っているようです。
起業の目的意識が高いユーザーが多く、自分にないスキルを持っている人がいるので協業者やパートナーを探すのに便利です。一方で数が多く、どのコミュニティがいいのか一見して良し悪しが分からないのがデメリット。
コミュニティの紹介ページはもちろん、利用ユーザーのクチコミもチェックして自分の肌感覚に合うかを必ず確認しましょう。僕自身も経験がありますが、合うコミュニティに入ることができれば一生もののパートナーを探すことも可能です。
1つの観点ですが、起業コミュニティへの参加は「自己投資」の一環です。入会料金が高ければ高いほどいいというわけではありませんが、ある程度痛みを伴うものの方がより意識が高い人が集まっていると判断できます。
まとめ
経験談ですが、起業後、信頼しあえて不安を打ち明けられる仲間がいると本当に心強いものです。
お伝えした方法・場所・ツールについてはどれが良いというものではありません。それぞれ出会える層が異なるので、仲間やパートナーがより多く欲しい仕事であるほど、いろいろなやり方を試してみるといいと思います。
リアルは狭く深い関係構築に向いています。数を重ねるほど出会いを増やすことができる。一方、ネットは浅く広い関係構築に向いており、いろいろな人と接点を持てますが信頼獲得には時間がかかる。
経験したからこそいえることですが、どちらも一長一短です。
また今回は本題ではないので詳しくいいませんが、自分で会を「主催する」のもアリです。当然ながら参加者より主催者の方が多くのメリットを受けられますし、自分自身の権威づけにもなるからです。
いずれにしても、「これ」と決めつけず自分自身の出会いの勝ちパターンを見極めることが近道です!
お読みいただき、ありがとうございました。
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