ご覧いただきありがとうございます。マーケティングコンサルタントの大鹿です。
「作業は仕事ではない」といわれます。
では仕事とは何なのか? というと、「結果につながること」です。聞けば当たり前のことなのですが起業してまだ売上の立たないうち、「作業」に徹してしまっている人は多いです。
なんとなく作業としてSNSを更新する。作業として1日3ツイートする。作業としてブログを書く。もしかすると、あなたもそうではありませんか? 作業は具体的な成果、直球で問うと集客や売上に変わっているでしょうか?
これは僕なりの定義なのですが、作業を「(起業の)活動」に変えるだけで仕事の意義も成果も変わってくると思っています。
今回の記事では駆け出し起業家の仕事との向き合い方についてお伝えしていきます。
考え方が変わるとまず周囲の人間関係が変わって、追い風が吹いていることを実感できるはずです。ぜひ最後までお読みいただき、実践に生かしてみてください。
仕事のベクトルが自分に向いていませんか?
手段が目的化してしまっている。稼ぐためにやっているはずなのに、作業の達成が目的になっている人は多いです。
冒頭でも書いたように「なんとなくSNSを更新する」などが最たる例です。
しかし現実問題、SNSから集客をしたり商品販売をすることは、まだ無名の起業家には難しいと思います。それよりも、人に会ってリアルな人間関係を広げていった方が、信頼残高が高まるし仕事にもダイレクトにつながっていきます。
何がいいたいのかというと、成果に変わっているならいざ知らず、結果の出ない作業で自己満足をしているうちは状況は良くならないということです。
なぜなら作業から抜け切らないうちは、仕事のベクトルが自分に向いてしまっているから。
作業は「やっている感」があるから心地いいものです。しかしそれは3ヶ月後、6ヶ月後、1年後、なんらかの成果に変わるものでしょうか?
もしいま、何も生まない作業に心地よさを感じているのであれば、それは残念ながら危険信号である可能性が高いです。
テーマを持って「活動」しよう
考えてみてください。優秀な企業が作業内容ばかり追っているでしょうか?
そんなことはないはずです。
志の高い企業ほど、会社として「どうあるか?」を考えて行動していますよね。社会にどういう価値を提供できるか? を軸に企業活動をしています。だからこそ、その想いや理念に共感する社員やお客様が会社についていくのです。
起業家も企業のあり方の1つです。あなたはどういう未来を目指し、どのように社会を良くしたいと考えていますか?
そしてそのためにどういうテーマを持って「活動」をしていますか?
どれだけ胸を張って活動をしているといえるかが、企業でいう企業価値に変わっていくと思います。
仕事が活動に変われば、誇らしさを感じられるし、大変な仕事にも熱意を持って取り組むことができます。苦労と同じくらい楽しさも生まれてくるでしょう。
そうでなければ、仕事が続きません。作業に徹しているうち、最初はモチベーションで乗り切れるかもしれませんが、モチベーションはスタート地点をピークに必ず落ちるものです。
特に結果が出なければ、早々に燃え尽きてしまいかねません。
もう一度問いますがあなたはどういう活動をしているでしょうか? どんなテーマを持って仕事に取り組んでいるでしょうか?
もし明確に言語化ができないのであれば、一度じっくり考えてみるといいです。
応援される起業家になる
もう1つ作業を活動に変える意義は、テーマを持って行動していると、応援してくれる人間が必ず現れることです。
あなたの活動に共感して、あなたに足りない力を貸してくれるパートナーが現れるかもしれません。志や価値観を近しくする誰かが、「一緒に仕事をしよう」と声をかけてくれるかもしれません。
僕自身、作業を活動に変えてから人間関係が大きく変わりました。自分の情報発信を見て共感や応援をしてくれる人が増えたし、仕事につながる機会も生まれています。
考えれば当然のことなのですが、ただ淡々と作業をしているだけの人間に、人は関心を持ってくれません。関心を持たれないということは成果も生まれないということです。
どういうあり方であれば人に関心を持ってもらえるのか? 共感を得られるのか? ここを掘り下げるだけで人間としてのあり方が変わると思っています。
「自分が変われば周りも変わる」といわれるように、周囲の人間関係さえも。
弱小な起業家ほど、人の応援なしには仕事がうまくいかないものです。他力本願というわけではありませんが、素直に人の力を借りるということを意識してみてください。
あなたの仕事は今どの段階?
本題から少し離れて、ブランディングのお話をします。
今、自分の仕事がお客様や周囲の人間に対し、どういう認知をされているのかを考えたことはありますか? ブランディングではこのように考えます。
たとえば、あなたの存在がまだまだ知られていないのなら、「存在を知らない人」に向けて発信をしなければいけないです。お客様が集まるようになれば、今度は「リピーター」になってもらえるような仕事をしなければいけません。
いずれにせよ、あなたがブランディングのどの段階にいるにしても、作業に徹しているだけでは誰にも届かないということです。
お客様からリピーターになってもらったり、「あなただから買ってくれる」というファンを生む段階ならなおさらです。
ビジネスで選ばれる決め手になるのは、結局のところ起業家の人柄や理念、想いです。そしてそれらを伴った活動を通してしか、理念や想いを浸透させることができません。
「活動」とお伝えしてきた意味について、お分かりになってきたでしょうか?
うまくいっていることを徹底的に伸ばす
作業主義者にありがちなのが、トレンドに乗っかっていろんな手法に手をつけてしまうことです。あれをやらなきゃこれもやらなきゃ。やれなければ世間から置いていかれてしまう、と半ば強迫観念のような感覚で手法に追われています。
しかし、このようなあり方も活動という観点から見れば一貫性がなく、人間として信用できないということになりかねません。
トレンドを追いかけるために仕事をしているわけでは決してないですし、そもそもあれこれ手をつけられるほど起業家には時間がないものです。
もしあなたにノウハウコレクター的気質があるようなら、雑音をシャットダウンしてみることも大事です。そして集客なり販売なりが少しでもうまくいっていることを、徹底的に伸ばしてみてください。
うまくいく兆しが1つでもあるということは、先ほどお伝えしたブランディングの階段を登りやすい手段だということです。(逆に…あれこれ手を出してしまう人は、入口だけ増やして階段を登る貴重な時間をロスしています)
あなたが取るべき活動と手段が1本軸になることが理想です。そうなれば、まるで追い風が吹いたように、活動がどんどん周囲に伝わっていきますよ!
まとめ
作業にのめり込んでしまうほど、こなした作業の「量」や積み重ねた「数」だけに追われてしまいがちです。
しかしビジネスとして仕事をしている以上、人がどう思うか? どれだけ共感されるか? の方が大切です。決して作業だけでは心が動かないことはお分かりになると思います。
作業を否定するわけではありません。大事なのは、あなた起業活動のなかに作業があることです。作業が目的になっていませんか? 活動が明確になっているでしょうか?
じっくり考えることをお勧めします。
まとめ
- 作業の「やっている感」に身を任せないこと。自分の仕事にテーマを持とう
- 自分の仕事がブランディングのどの段階にいるのかを考えて活動しよう
- うまくいくことを徹底的に伸ばし、活動と手段に1本軸を通そう
今回お伝えしたことが、今後のあなたの活動を育むヒントになればうれしいです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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