こんにちは、UDON copy writerの大鹿です。
いきなりですが、ビジネスを始めるうえで最初に把握すべき“数値”はなんでしょう?
必要な資金? 商品・サービスの価格? 利益率? 家賃?
ぶっちゃけケースバイケースなので正解はないのですが、聞くと「なるほどな」と思える答えがあったのでシェアします。
回答例:ファンの数
これはキングコングの西野亮廣氏がYouTubeで話されていました。ビジネスで最初に把握すべき数値は、その事業を成り立たせるうえで必要な「ファンの数」ということです。
具体例として挙げられていたのが「スナック」です。
個人経営のスナックで最低限、店主が食っていける売上を稼ぐのに30人のファンが必要だとしたら。(30が適切かはさておき)
YouTubeで情報発信して集客しようとするより、町内会の催しに参加して町民との接触回数を増やしたほうがいい。ははぁ~、この考えは私も大賛成です。町内会に参加する層はスナックの客層にマッチするようにも思えます。
必要なファンの数を割り出すことで、適切な集客アプローチを検討できる。
集客アプローチがズレている例は本当によく耳にします。
「何が何でもSNSだ!」という人が多いなかで、毎日発信している人と比べたら決して更新頻度が高くないのにお客様に困っていない人、あなたの周りにいませんか?
こういう人は自分が戦うべき場所がしっかり分かっている。計算ずくでやっている場合もあるし、野生の勘なるものでやっている場合もあります。
私も自分のビジネスを例に、必要なファンの数をシミュレーションみることにします。
今、準備している古着ビジネスは収支計算上、月に120着は服を販売しなければいけません。仮にファンとなる人たちが2ヵ月に1回、私のお店に来て服を買ってくれるとすると、最低でも120の倍、240人のファンが必要です。
いや、最低限では心もとないので300人としておきましょう。
計算を続ける前に、ファンとは何か? を定義しておきます。これもいろいろな考え方があると思いますが、商売においては以下のようにします。
ファンとは:感情的にものを買う準備ができている人
「あそこの商品・サービスならきっかけがあればいつ買ってもいい」と思ってくれる人のこと。新商品・新サービスの発表があればとりあえず試してみたくなる、みたいな。アップルストアの前で新型iPhoneの発売を深夜から待つ人のことです。
ちなみに、言葉の定義ってしっかりやったほうがいいと思うんですよね。合ってるか間違ってるかは関係なくて(どうせ修正されていくから)、自分の言葉でちゃんと咀嚼すること。これを意識的に続けると説得力が増します。本当に。
話を戻します。300人のファンをつくるためにどんなアプローチをすべきか?
これはさすがに町内会でネットワークをつくろうには難儀する数です。そもそも、町内会に参加する層と古着が好きな層がマッチしない気がする。いないことはないだろうけれど。
結論から言うと、オープンにあたって仕掛けようと計画しているのはSNS広告です。
まず古着ユーザーはSNSで情報収集をしていると考えられます。情報発信をしているお店は多いですし、古着店のSNS広告もよく見かけますから。
…ここで「お前もSNS使ってるじゃん!」と突っ込みたくなる方はちょっと勘が冴えていないかもしれません。
SNS広告の利点は手動でSNSを更新するのに加えて圧倒的な速さで多くの人にリーチができることです。「多くの人」とざっくり書いたのは投じる予算にもよるから。
コストがかかるのはデメリットではありますが、広告の最大のメリットは「アプローチが適切か? 適切じゃないか? がすぐに分かる」ことです。ダメなら修正すればよくて、修正するきっかけを早く得られるということはPDCAを回しやすいということです。
この辺は話し出すと長くなるのでまたどこかで書きたいと思います。それか、直接聞いてください。
300人の「感情的にものを買う準備ができている人」を集めるには。「フォロワー」狙いでは心もとないです。フォロワーは「まァ暇があれば情報をチェックしてやるか」という人たちが中心なので、3,000人のフォロワー狙いでは圧倒的に心もとない。
フォロワーの10人に1人がファンになるって、相当ブランディングがうまいお店です。これは経験とノウハウが必要。私みたいに初参入の人間にはムリ。
せめて1,000人に1人の割合ですね。ファン転嫁率としては。
あくまで頭で計算しているだけなのでこの答えが合っているとは思えないけれど、300人の「感情的にものを買う準備ができている人」を集めるには最低でも30万人にリーチしなければいけない、とここではシミュレーションしておきます。
30万人に自分のビジネスを知ってもらうには、町内会では当然ダメで(笑)。私の地元、高松市の人口が42万人。ここから少なくとも関心を示してくれる層を抜き出すとたぶん、いや間違いなく30万は下回るので、県下全体にアプローチしてやっと、というところかな。
SNSを更新し続けて情報を届けるのにも多大な時間がかかります。
と、このように考えて古着ビジネスの認知施策として優先順位1位をSNS広告としました。万単位の人に知ってもらうとなるとまずは広告が適切だと考えます。そのための予算も取ってあります。おかげさまで経験上、自分でもできますし。
(もちろん優先順位1位というだけで、これしかやらないわけでもないしSNS広告をたった一発やれば絶対にうまく行くとも思っていない)
だいぶ私の例のお話が長くなりましたが、今回言いたかったのは
必要なファンの数を割り出すことで、適切な集客アプローチを検討できる
ということです。多くの人が「何で」アプローチすべきか? を考えがちですが、これをもっと分解して! 何人の・感情的にものを買う準備ができている人を集めるために・何をすべきかまで考えなければいけませんね。
そしてその「何」の選択肢も無限大です。決して1つじゃないし意外な手段もあるかもしれません。私の知り合いで、地域情報サイトに登録して問い合わせが来るようになった、という人もいます。あなたの地元にもありますよね? 地域情報サイト。
お客様に困っていない人は、計算ずくまたは野生の勘で自分が戦うべき場所に陣取っています。ひっそりとね。自分のノウハウに関わることだから決して教えてはくれませんよ。私たち自身が自分の手でやってみなきゃ。
ちなみに、認知ができても、ファンに転嫁してもらうには当然ながらまた別の考え方が必要ということもひと言触れておきます。これこそケースバイケースで簡単に語れることじゃないので、そうだなぁ。私のビジネスがうまく行ったら事例をお話したいと思います。
手っ取り早く知りたい人はキンコン西野氏のYouTubeでも見ればいいんでないの。
ではでは。
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