ご覧いただきありがとうございます。マーケティングコンサルタントの大鹿です。
いろいろな考え方があると思いますが、ビジネスで上手くいくには次の4つの摂理を意識することだと、ある経営コンサルタントの先生からお聞きしました。
- 時間
- 能力
- 人間関係
- お金
人それぞれがさまざまな信念を持ち、さまざまな活動をしているけれど、シンプルに考えればこれらに集約されるということです。たとえば、
人間関係を広げるために時間を使う。時にお金を費やす。
能力を磨くために投資をする。人間関係のなかで生かす。
お金を稼ぐために能力を身につける。時間をかけて取り組む。
反対に、上手にバランスを取らないと…
お金を稼ぎたいのに、人間関係に投資せず時間も惜しんでしまう。
どんな能力を磨けばいいのか自分自身で分からず、お金も時間も垂れ流してしまう。
人間関係を増やしたいのに、楽をしようとしてしまう(時間をかけない)。
何かを適切に育むために、投資を惜しんではいけない。また、ビジネスはこれら時間・能力・人間関係・お金という単純明快な円環関係になっていることを、把握することです。
試しに、上の4つの項目が「申し分ない」といえるほど育むことができているか、あなたの現状と照らし合わせてみてください。
僕はまだまだ自信ありません(汗)。
ただこれを知ってよかったのは、改めて、人間関係を増やしてきたことも、能力を磨き続けていることも、それらに時間を費やしてきたことも、間違っていなかったと思えたことです。
目的はそう、稼ぐために。シンプルにこの4つだった。(だった、というか今もですが…!)
一緒に働く機会が多い、ある知り合いのフリーランスカメラマンの話です。
彼は人間関係を育むのが、自らも認める通り苦手でした。分かりやすくいえば、引っ込み思案な性格。しかし根は真面目で能力を磨く手間を惜しまないし、何しろ「写真」という誰からも分かりやすいサービスを持っています。
僕のように広告の仕事をしているというと「具体的に何をしてくれるの?」と聞き返されるのがオチですが、写真と聞けば誰しもが「撮ってくれるもの」と具体的にイメージできるはずです。
ですから以前から、彼はどんどん外に出て行って人間関係を増やしていったら、必ず仕事に繋がっていくと思っていたんです。
実は彼も、冒頭の4つの摂理の話を僕と一緒に聞いています。そしてある時、僕が主催している異業種交流会に誘ってみたところ、会場で出会った人から撮影の仕事を依頼されて。
それからです。タガが外れたように…とまではいきませんが徐々に外に向けて行動量を増やすようになり、予見していた通り仕事が増えてきています。
仕事は人から発生します。もっと踏み込むと、人の悩み・ニーズを解決するのが仕事。このように考えると時間・能力・人間関係・お金のうち、ビジネスを大きくしようと思えば人間関係を育むことは避けて通れないと思います。
特に、カメラマンの彼のように誰から見ても分かりやすいサービスがあり、「プロフィール写真をきれいに撮ってもらいたい」「結婚式を一生の思い出に残る写真にしたい」といった誰から見ても分かりやすいニーズがあれば、お金は簡単に発生します。
(誤解しないでいただきたいのですが、お金が生まれる状況が簡単に生まれるというだけで、仕事がお客様の求めるクオリティに達しなければ支払ってもらえませんよ)
その彼の好調ぶりを見るにつけ、パズルのピースがピタッとハマったような感覚を覚えます。人間関係を大事にし始めた瞬間、これまで投資してきた時間と培ってきた能力に照準があって、お金に変わっている。
もしかしたら誰もが、難しく考えすぎなのかもしれません。難しく考えすぎるから「SNSはあれがいい、これがいい」ということになるし、資格コレクターにもノウハウコレクターにもなってしまいます。
ミクロな物事にばかり目を奪われ、マクロのシンプルな枠組みが見えなくなってしまうのです。そうなってしまうと本末転倒で。
もしいま、あなたが自分のビジネスの方向性に自信が持てない。自分がやっていることがうまく噛み合わない…と感じているのなら、改めて今回お伝えした4つの摂理をチェックしてみてください。
- 時間
- 能力
- 人間関係
- お金
なるべく単純明快に、できていること・できていないことを評価するといいです。
僕自身感じていることですが、物事を難しく複雑にしてしまっているのは他でもない自分自身なんですね。そうすると情報があふれている現代のカオスにいとも簡単に飲まれて、すぐに己を見失ってしまいます。
上記の4つのポイントは、そんな僕たちの目を覚まさせてくれる、ごく単純なフレームワーク。しかし非常に強力です。定期的に時間を取って、自分自身の行動と成果を点検するといいと思います。
ぜひ、活用してみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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