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今回は、これから人脈を広げていきたい駆け出しの起業家さんのために、初対面の挨拶をビジネスチャンスに変える方法をご紹介します。
起業すると、誰もが見込み客にアポイントを取ったり交流会に参加したりするなど、人脈を広げるための活動をすると思います。
しかし、名刺交換をして1回お礼メールを送って終わり。あとは相手から連絡を待っているだけ…というふうになっていないでしょうか? 残念ながら、たった1回のメールで仕事やパートナーづくりにつながることは、よほど相性がマッチしない限りありません。
では、どうすれば見込み客や将来のパートナーとの貴重なコンタクトを、次につなげることができるのか? 初対面の挨拶をビジネスチャンスへ引き上げるための、3つのテクニックをお伝えさせていただきます。
その1:名刺交換では聞き手に徹しよう
それではまず、最初の接触のキーとなる、名刺交換時のポイントについて。
名刺を渡し終えたとき、多くの人が相手の事情や仕事内容も聞かずに自己主張をしてしまいます。しかし、これは間違い。
自分が名刺を渡される側になってみてください。あなたのことを知ろうともせずに「私は、私は」と執拗な自己主張を繰り返されたら、どうでしょう?気遣いのない人だな、と思いませんか?
もちろん「仕事が欲しい」などの目的があるわけですから、気持ちが前のめりになるのも分かります。でもだからこそ、相手のことを知ろうとする姿勢なくしてはお互いがWin-Winにはなれませんよね。
大事なのは自分に関心を持ってもらうために、まず相手の話に耳を傾けること。なぜなら人間は、自分のことを知って・聞いて・理解してくれる人を信用するから。
初対面で相手の記憶に残る4つの質問について、以下の記事で詳しくご紹介しています。併せて読んでみてくださいね。
「自己紹介シート」を渡す
お相手との別れ際に、あなたのことと簡単な仕事内容を親しみある文章でまとめた「自己紹介シート」を渡す人もいると聞きます。
そこまで手の込んだ工夫をする人はそうそういませんから、印象に残りやすいと思います。ちなみに、僕は個別セミナーを受け付けるチラシをカバンに忍ばせています(笑)。
ポイントは、別れ際にさりげなく「あ、そうそう」という感じでお渡しすること。そうすれば、過度な売り込み臭を和らげることができます。
その2:お礼メールでは2つのポイントを守る
名刺交換をした相手には、その日のうちか遅くとも翌日にはお礼のメールを送るようにしましょう。
メールを書く際のポイントは以下の2つ。このような手順を押さえると、パーソナルで親しみのこもった内容になり、相手の記憶に残りやすくなります。
- 相手を褒めること
- 初対面時のエピソードを描写すること
相手を褒める
「◯◯さんのこんなお話にとても感銘を受けました」などと、褒めるような一文を入れるようにします。厚かましくなく、サラッとでOKです。
初対面時のエピソードを描写すること
「特に、〜〜でお聞きしたこれこれは、起業したばかりの私にとって非常に新鮮でした」などと、当時を思い起こさせるようなことを書きます。パッと思いつかなくても「特に〜」と書き出せば想起されると思います。
もしかすると印象に残る相手なら意識せずにやっていることかもしれません。この無意識を意識に変えていくことで、次のアポの可能性がグッと高まるはずです。
だんだんおだて上手にもなります(笑)。
90%以上の高確率で覚えてもらえる自己紹介テクニック
僕が実践していることの1つなのですが、メールの署名に「自己紹介動画」のリンクを貼っています。動画はYouTubeで、1分30秒ほどのものを自撮りしました。
YouTubeのアナリティクス(解析ツール)を見てみると、メールから動画をチェックしてくれる人は9割を超えています。
近年は動画媒体を見るのが主流ですし、相手の記憶に残る確率を少しでも引き上げるために、取り組んでみてはいかがでしょうか? 自分の活動理念などを動画で話せば、顔出ししていることもあいまって信用につながると思いますよ。
その3:SNSでつながろう。オススメは実名性の媒体
できれば名刺交換の後など直接接触したタイミングがベターですが、SNSでお互いをフォローしあっておくのもいいです。
伊藤忠グループのリサーチ会社・マイボイスコムの2020年の調査によると、SNSを毎日利用している人は登録者の7割強、「1日2回以上」が5割弱にのぼるとされています。(コロナ禍でさらにその頻度が伸びたとも思えます)
それだけ頻繁に目にする生活に必須のツールになっているわけですから、SNSを利用しない手はありません。僕も感覚が分かるのですが、実際に会ったことのある人ほど、気にしてチェックしようとするものです。
ことビジネス上のつながりを維持するのであれば、Facebookなど実名性の媒体をオススメします。名前も顔も分かっている媒体ほど、最初からある程度の信用が形成されているからです。
もちろん、ショップ関係の人ならInstagramなど使っている・見ている媒体の違いはありますから、こちらの主張を過度に通すのではなく、相手の都合を聞く視点も大切です。
情報発信をし続けることがブランディングになる
一度も会ったことがない人間の情報より、顔を見知った人間のほうが信用が担保されるものですよね。SNSで情報発信をすれば、少なくとも付き合い始めた最初は見てくれます。
新しく付き合う人への関係構築も含めて、普段からマメに情報発信をするようにしましょう。内容は、自分のこと、仕事のこと、活動の履歴、誰かと交流している様子などなど、です。
発信についてはテクニックうんぬんもありますが、まずは定期的に投稿することを心がけてください。たまに、思いついたときだけ投稿する…ではそもそも見落とされてしまいますから。(ついでにいうとSNSのアルゴリズム上も好ましくありません)
情報発信を継続することは、ブランディング、認知活動の一環だと考えてください。相手の頭の中で「あなたという存在」がパッと思い出される状態が理想です。「あの仕事なら、◯◯さん!」と。
次に対面で会うときまでの話題提供にもなりますから、ぜひ情報発信は力を入れて取り組みましょう。
まとめ
今回は、初対面の挨拶をビジネスチャンスに変える方法をご紹介してきました。
冒頭でも触れましたが、多くの人が名刺交換をして1回お礼メールを送って終わり。あとは相手から連絡を待っているだけになりがちです。
しかし、相手も相手で普段から多くの人に会っていることを考えれば、それだけでは覚えてもらうには不十分。どれだけ手を抜かずに、一度の接触から戦略的に関係構築へつなげていくかが大事です。
本記事のまとめ
- 名刺交換では自己主張しすぎず、聞き手に徹しよう
- 対面後のお礼メールでは「褒める」「エピソード描写」を意識する
- SNSでつながり、定期的に情報発信しよう
今回お伝えしたようなことを実践していくと、あなたにハマる鉄板パターンがきっと生まれてきますよ!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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