信用がない駆け出し起業家が確実に信用をつくる6つの方法

ご覧いただきありがとうございます。マーケティングコンサルタントの大鹿です。

僕自身感じてきたことですが、起業したばかりの頃って、自分が思っているより世間的な信用がないものです。

特に、最初から仕事ありきで起業できる場合でもない限り、仕事をつくる前に「信用」をつくっていく必要があると思います。

少々“こすい”手と思われるかもしれないし偶然もあったけれど、僕はある程度計画的に、世間から信用される材料をつくってきました。独立した頃に特別な人脈があったわけでもなく、仕事を獲得するために、まず自分に有利な状況を敷く必要があると感じたから。

僕のやり方をお話しすると、「再現性がない」とか「自分にはそのやり方は向いていない」などと、他人からいわれたこともあります。しかし…

今回お伝えする信用獲得のロードマップは、すべて僕のメンターである方から教わったものです。その方もやはり起業当時、同じ道のりを歩んだと聞きます。

再現性、あるんですよ(笑)。なぜなら僕が成功事例をそのままなぞったのだから。

すべてとはいいません。ケーススタディとして一部でも取り組んでいただくと、確実にあなたという存在の信用力を高める結果につながると思います。

ぜひ、最後までお読みいただけるとうれしいです。

目次

自分でイベントを主催する

起業して、人脈をつくるためにイベントに顔を出したり、異業種交流会に参加したり、セミナーに行ったり…ということはあると思います。けれど、自分で主催する人は100人いたら2〜3人しかいません。

だから、主催すればそれだけで希少な存在になれます。

僕は異業種交流会とセミナーを主催しています。それこそ最初は集客に大苦戦しましたが、地域でビジネスをするなかで自分という存在が多少なりとも知られるようになったのは、主催活動をしてきたおかげだと心底感じています。

主催活動に取り組んでみてよかったことを挙げるとすれば…

  • 主催者というだけで多少なりとも株も格も上がること
  • 参加者全員と知り合えるのは主催者だけの特権
  • セミナーを開けば「先生ブランディング」ができること

リアルでやってきた活動をSNSで発信すれば、自分の認知が加速度的に高まるのも感じました。次のイベントを主催するときも、以前よりずっと楽に集客ができるようになります。

会ってみたかった人に会えるようにもなったし、そんな自分に自信もついてきました。

このようにお伝えすると「そんな規模の大きいこと、自分にはできない」と思われるかもしれませんが、初めは小さくていいんですよ。僕の初の異業種交流会の参加者は4人でした。

「自分ともうひとりが集まれば、それはもうコミュニティ」といわれます。気負わなくて大丈夫です。小さなところから、主催を始めてみてください。

それが、このあとお伝えしていく、さらなる信用獲得の材料にも繋がっていきますから。

自分でメディアをつくる

イベント主催と関連して、これはご参考になれば…というところですが、自分でメディアをつくるのも有効です。ホームページやブログというより、あなたとの関係人口を増やすためのメディアです。

具体的にお話しましょう。僕は起業前から地元の地域メディアを運営しています。個人でこさえたレベルのものですが、自分でお店を紹介したり、会ってみたかった人に取材というていでアポを取ってお話を聞いたりしてきました。

僕が田舎に住んでいるのもありますが、都会ほどメディアが成熟していないためか、個人でも取材のお願いをすればたいていアポを受け付けてくれるんですね。これが営業活動であれば、信用がないことも相まってそう上手くはいかないはずです。

ともかく、取材活動を通してお会いしてきた方々の一部が、現在はクライアントになってくれているケースもあります。

僕の例は地域メディアでしたが、「あなたの将来のお客様が見てくれる・参加してくれるもの」と考えれば、いくらでもメディアを展開する切り口はあると思います。

もし、メディアから人脈をつくりたいという方がいればアドバイスもさせていただくので、お気軽に無料相談にお申し込みくださいね。

行政や地域に関わる仕事をする

小さくても行政・自治体と名のつく仕事を得ることができれば、グッと信用力は上がります。人はなんといっても、公的機関に関わっているという権威に弱いですからね(笑)。

いきなり行政に飛び込んで話を聞いてくれるものではありませんが、やりようはあると思います。たとえば僕は半官半民で運営されている施設に通って、運営側の人と関係を作っていきました。こうお伝えすると、ちょっとズルそうな感じがしますけれど(笑)。

でもそのようにして関係構築をし、ブログやSNSを通して自分の主催活動を発信し続けていたら、声をかけていただく機会がポツポツと生まれていって。結果、講演のチャンスをいただいたり、後述するようにマスコミと接点をつくるきっかけになりました。

行政に共通する弱点を1つ、お伝えします。あまり大手を振っていえることではありませんが、情報発信が下手であることです。

「こんな有益な情報を発信しているんだ」「こんな機関があったんだ」と、僕自身、行政について意識的に調べるようになって気づいたことがいくつもあります。

そんな弱点をあなたが補うような提案ができれば…もしかしたら強力な接点を持てるきっかけになるかもしれません! ちなみに、僕は実際に話を持って行ってみたことがあります。ちょっと先の長い話になりそうだったので、中断しましたが(笑)。

ただ、どこで行政・地域と関わるチャンスに恵まれるか分からないということは覚えておいてください。機会があれば、迷わず飛び込んでみることをおすすめします。

商工会議所で専門家登録する

地域によって扱いが違うようなのですが、地域の商工会議所には、専門家登録という制度があります。中小企業庁にも似たようなものがありますが、今お伝えしているのは地域の専門家です。

事業者から相談があった場合、商工会議所に変わって専門家がお応えするというこの制度、相談ごとに報酬も発生します。

弁護士や司法書士、中小企業診断士などの士業が主に登録をしていますが、実は申請者が商工会議所に求められる実績を有していれば、誰でも専門家の申し込みができるんですね。

僕は「販促」「Web」「ブランディング」などの実績をつくって地元の高松商工会議所に申請をしたところ、面接を経て晴れて専門家登録に成功しました。

こうして自分が掲げられる資格のようなものがあると、圧倒的に仕事がしやすくなりますし信用も生まれやすいと実感しています。

もちろん職種にもよると思います。また地域によっては推薦や規定の条件がある場合があるので、「◯◯市 専門家登録」「◯◯商工会議所 専門家登録」などのように検索して、調べてみてください。

マスコミを巻き込む

特に地域に限った場合、これだけネット社会といわれながらもマスコミの力は大きいです。地方紙やローカルTV局に取り上げられたとたんに観光地は賑わいますし、飲食店は即、行列をなすものです。

それほど、マスコミの影響力は強力なんですね。

マスコミは常にネタに困っています。プレスリリースなどで経費をかけてマスコミに知ってもらう方法もありますが、話題性さえあれば、ネタを提供するだけで取材に来てくれる場合もあります。

特に僕などは田舎で活動しているので、何かを継続しているだけで誰かしらが目を止めてくれます。僕の場合、前述の主催活動でよかったことのもう1つは、何を隠そうマスコミとの接点を持てたこと(笑)。

具体的には、ローカルニュースですがTV局の方に取材していただいたり、地方紙(といっても四国全域をカバーするものです)で取り上げていただくことになりました。

「社会的証明」という言葉をご存知でしょうか?

読んで字のごとくなのですが、社会的に・自他ともに認められる実績や権威のことです。コピーライティングの世界でも、社会的証明は信用力を高めるのに特に有効な手立てといわれます。

マスコミと接点を持てる手段はないか? 何か話題性のあるトピックを発信できないか? 考えてみてはいかがでしょうか。

権威がある人の力を借りる

社会的証明を表現するためのアプローチでもう1つ。権威のある人と関わることです。ここまでいうと「計算高い」といわれそうですが、もう洗いざらいお伝えしてしまいます(笑)。

芸能人と一緒に写真を撮ると、まるで一緒に写った人間まで格が上がったように見える現象、ありますよね? コイツはなんだ? と思ってしまうあれ。権威とも関わりも、信用力を高めるためにコピーライティングでよく使われる要素です。

実は影響力のある人と接点を持つためにも、主催活動をしたり自分のメディアを持ったりすることは有効なんですね。ゲスト招致やインタビューを依頼することができますから。

そして、時間で折り合いがつかないでもない限り、このようなお願いを嫌う人はあまりいません。

冒頭で登場した僕のメンターの方は、本の著者を地元に読んで共催イベントを開かれたそうです。招致のために、なんと著書を10冊買ってからコンタクトを取ったということ。相手方も喜んで、交通費の支給だけで来てくれたと聞いています。

そこまでするのか、と呆れた方もいるかもしれません。でも、自分の信用を高めるためにそこまでのことができるでしょうか? 僕は多くの人間が、コミットしきれないのではないかと思います。

著書10冊分の値段だって、よく考えれば経費の範囲内ですよね。

あの手この手というと響きが悪いかもしれませんが、相手が喜ぶことをしてお互いがWin-Winなのであれば、やらない手はない。僕はそう思います。

まとめ

ここまで、見方によっては「打算的な」信用獲得方法をお伝えしてきました。確かに、自分本位だけの行動であれば紛れもなく打算です。

しかしそれでは、そもそも周りの人がついてこないはずです。

以前、僕がまだまだ主催活動の集客に苦労していた頃、一部の方々がこう声をかけてくれました。「自分のやりたいことのために、一生懸命活動されているんですね」と。

うれしいですよね。

信用を獲得するために何より大事なのは、自分の活動を、信念を持って語れることです。これは断言できます。信念のない活動に、味方も信用も集まりません!

異業種交流会を開くときなどは、必ずはじめに、なぜ自分が交流会をしようと思ったのか? という理由を伝えるようにしています。理由を伝えるのと伝えないのとでは、会が終わったあとの、参加者たちの満足度がまったく違うから。

こういうとスピリチュアルなトーンかもしれませんが、信じてやれば成せばなるんです。まさか起業した約1年前に、自分がこれほど多くの人と関わりを持てるなんて思ってもいませんでした。

もちろん、細かい要素や順番こそ人によって違うと思います。もしかしたら、あなたにはもっと早く、もっと大きなチャンスさえ舞い込むかもしれない。

僕のような、10数年ぶりに地元へUターンして、まったく人脈がない状態からでも信用を形成できつつあるんです。あなたならきっとできます。信用獲得のロードマップを、必ず再現できるはずです。

そのためにも、自分の信念を持って行動してください!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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