ご覧いただきありがとうございます。マーケティングコンサルタントの大鹿です。
順風満帆かと思っていた起業家人生。けれど現実は甘くなく、上手くいくことより上手くいかないことの方が多いはずです。
いま取り組んでいることが果たして正しいのか? 間違っているのか? このやり方は果たして上手くいくのか? 諦めた方がいいのか? など、頭を悩ますばかりではないでしょうか?
その悩みは理解できますし僕も常々感じることですが…それにしても諦めるスピードが早すぎる人が多いです。僕の知っている成功者たちは、とにかく諦めが悪い! 3ヶ月、半年と圧倒的な量をやり抜いて、それでも結果が出なかったら損切りするというレベルです。
もし、あなたが諦めの悪い人間であれば、その資質は起業家にとって大切な武器だと思います。諦めることとやり抜くことの基準について、今回はお伝えしていきますね。
諦めるにしてもスパンを考える
あなたの悩みが集客なのか? 売上のことなのか? は残念ながら分かりませんが、知名度のない起業初期からすべてがゲームのように進むほど、甘くはないと思います。
諦めることが悪いわけではありません。損切りを決断するタイミングもあるでしょう。
しかし、ちょっと1週間、1ヶ月少しやって上手くいかなかったから諦めるのでは、いくらなんでも早すぎます。耳馴染みのいいノウハウが世の中にあふれていて、「こっちの方がいいよ」と甘い声が聞こえてくるのもあるでしょう。
とあるトップコンサルタントの方が話していたことですが、継続できない経営者が決まっていう言葉の1つが「なんか違う」だそうです。同様に、諦めが早い人の大半が、このような「なんか違う」という曖昧な言葉で片付けてしまっているように感じます。
諦めの悪い(褒め言葉です)成功者の人が1つの基準にしているのが、「最低3ヶ月」。あるいは「1年やって当たり前」。もちろん取り組んでいる内容にもよりますが、上手くいっている人でさえこれだけの長期スパンで物事を見ているということです。
まして僕のような凡人にとって、1週間、1ヶ月程度で諦めてしまうのは恥ずかしい。ですから何かを諦めるにしても、中長期を要して当たり前と思って、取り組むスパンを決めてはいかがでしょうか。
いま取り組んでいることは、そもそも諦める基準が短すぎではありませんか? 1つのチェックポイントです。
そもそも行動量が足りていないかも
諦める基準はけっしてかけた期間だけでは測れません。その期間、どれだけの行動量を注ぎ込んでいるのかも、見るべきポイントでしょう。
たとえばブログによる集客。3ヶ月取り組んでも何の反応もなく「続けて意味があるのだろうか」と悩む人がいるのですが、実際書いているのは週1〜2記事だったりします。
そのような人に限って「じゃあ週にどれくらい書けばいいの?」などというのですが、毎日書けるなら毎日書くにこしたことはないです。投資対効果がはっきりと分からないうちから、適切な量を求めても仕方がないわけで。
ブログで集客できている人の基準値は、ただただ圧倒的です。3年とか、6年とか、毎日平気で続けています。「少なくとも1年は結果が出なくても続ける」「1000日続ける」と決めて圧倒的にやり抜いているのです。
僕自身もnoteという媒体で毎日情報発信をしていますが、はじめの数十日はたいした反応もありませんでした。それでも60日、90日、半年…と続けていると見てくれる人も増えて、noteがきっかけで信用や仕事につながったことがあります。
繰り返しますが、投資対効果が分からないうちから「どれくらい」を求めても意味がありません。圧倒的に続けて当たり前という意識で取り組むことです。
雑音をシャットダウンする
諦めのスピードが短い大きな要因は、その人の資質によるものではなく情報があふれすぎていることだと僕は思っています。
ネットを見れば、SNSを開けばノウハウ、ノウハウです。雨後の筍のごとくノウハウであふれかえっていて、自分の取り組みより上手くいきそうなものがあれば、目移りしてしまうのも無理はありません。
しかしそれらも結局のところ、続けてナンボなのです。向き合っていることから逃げて、別の手法を試しては1ヶ月後にはまた捨てて…というのではキリがありません。
そもそもあれこれ器用にできるほど、普通の人間には技能も時間もないわけです。新しいノウハウに飛びついてすべてが中途半端になってしまっては、諦める基準を正しく計測できませんよね。
あなたに諦めの気持ちが浮かんでいるのは、あなた自身の問題ではなく周囲の雑音によるものかもしれません。情報に踊らされていませんか? 心当たりがあるのなら、バッサリシャットダウンしてみるのも手ですよ。
諦めるも諦めないも、決めるのはあなた自身です。雑音に決めさせてはダメです。
小さな兆しを逃さない
諦めずに続けていたら、期待するほどではないにしろ上手くいきそうな兆しが現れることがあります。その小さな兆しを、決して逃さないでください。
上手くいくノウハウは世に数あれど、あなた自身が上手くいくやり方はそれほど多くはないと思います。(僕にしてもそうです)
兆しが見えてやっと、改善の余地があることが分かります。諦めるにしても、そのまま効果検証を続けて期待にそぐわないとはっきり分かったときがタイミングです。
成長は指数関数的な変化で伸びるといわれています。最初はゆっくり、兆しが見えたあとは右肩上がり。
自分の取り組みを短期で捨ててしまうのは、非常にもったいないことです。兆しすら見えていない状況での諦めこそが、もっともコスパの悪い決断なんですよね。
ですから冒頭に話を戻すと「諦めの悪さ」は起業家の武器なんです。成功している人に目がくらむ気持ちは痛いほど理解できますが、その裏には「諦めた」だけでくすぶっている人が数多くいます。ああ、もったいない。
そもそも、ちょっとやそっとで自分の取り組みを諦められるようなら、起業して本気で成功したいと思っていないのかもしれません。きっと本記事をお読みのあなたは、そうではないはずです。
諦めの悪さで中途半端勢を置いてけぼりにしましょうよ。
まとめ
肌身に感じていることと思いますが、起業に楽な道はないですよね。「楽に、楽に」。そんな雑音にあふれているから、諦めの基準値がどんどん低くなるように感じます。
どうやって諦めるか? ではなくどうすればやり抜けるか? を考えませんか。雑音は必要ありません。
今回のまとめ
- 諦めるにしてもスパンが短すぎないか? を考える。成功している人ほど長期的スパンで取り組んでいる
- スパン(期間)だけでなく取り組みの量も大事。圧倒的な行動量を積み上げて当たり前
- 成長は指数関数的な変化で伸びる。小さな変化の兆しを逃さないこと
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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