いつもお読みいただき、ありがとうございます。香川県高松市で活動するプロインタビュアーマーケター・大鹿です。
起業すると、1つの事業だけに頼っていると収入が不安定ですよね。できれば収益の柱を複数持っておきたいもの。
しかしながら「事業アイデアをどう考えればいいか分からない」というあなたへ、今回はお悩みの解決となる内容をお届けします。
本記事をお読みいただくことで、「自分の得意を軸に、複数の事業アイデアを作る方法」が分かりますので、ぜひ最後までお楽しみくださいね。
ポイントは、自分の得意やスキルの出口をちょっとズラすことです。
自分の得意やスキルを「どんな価値を提供できるか?」でズラす
先に実例をお話した方が早いと思うので僕のケースをお伝えすると、「ライティング」という得意を、
- 広告の告知文作成(コピーライティング)
- 電子書籍の代筆
- Webコンテンツのライティング
- 自分の情報発信の武器
として活用しています。書き方や情報発信のやり方が分かっているので、プロデュースやコンサルティングに用いることもできますね。
やっていることはどれもライティングに変わりないのですが、「提供できる価値」によってその出口は無限大です。
ビジネスの原則は、困っている人にどんな価値を提供できるか。たとえ根っこにあるスキルは1つでも、価値にフォーカスすることで出口をいかようにもズラすことができるわけです。
僕の場合、もともとはコンテンツのライティングが主軸でしたが、今は横展開させて広告の仕事も電子書籍の仕事も行っています。
このように、1つのあり方にとらわれる必要はないのです。
物販をしているなら、何も決まった商品・決まったジャンルのものだけを売る必要はありません。八百屋であれば野菜しか売れないかもしれませんが、野菜を通した健康的な生活を提供価値にするなら、野菜も、野菜の成分が入ったサプリメントも販売できますよね。
あなたの得意なこと・持っているスキルは、今やっていること以外にどんな価値を生み出せるでしょうか? 商品やサービスありきではなく、提供価値を基準にズラしていくことが事業アイデアを生み出す秘訣です。
ズラした数だけ事業は増える
事業はズラす対象の数だけ作ることができます。たとえ1つひとつは規模が小さかったり不安定だったりしても、複数の収入源として振り分けておくことでリスクヘッジができますよね。
ここが発想のブレイクスルーである気がしますが、得意なことやスキルが1つだからといって、できることを1つに限ってしまわなくていいということです。先入観にとらわれないことが大事ですね。
料理を作る技術があれば、飲食店として開業することも、ミールキットを企画して物販をすすることも可能です。どちらもやるのもあり。
もちろんその過程で、多少なりとも新たに学ぶことや、クリアしなければいけない課題が現れます。多くの人がこのポイントで、「面倒臭い」とか「自分にはできないのではないか」と不安になって食指が動かない。
人は不安定を嫌い、安定を好むからです。ということは、どんどん新しい行動をできる人にはチャンスが降りかかってくるということだと思います。
月並みですが自分の得意・スキルがどんな価値に変わるかを紙に書き出し、準じて現れる課題を洗い出してみるのが重要ですね。
やってみれば大したことなんてなかったということもあるし、だいたいが「新事業でいきなりお客さんが来たらどうしよう」といった恐れからくるものです。大丈夫、よほど大々的に広告費でもかけていない限り、対処しきれないほどのお客さんは殺到しないはずです。
そのような心配事の9割は杞憂に終わるともいいますしね。
とにかく、先入観や心配事を抜きにして、ズラすことでどんな事業が可能になるのかをリストアップしてみることです。
経験を増やすことが大事!
何も新しい事業をするために新しいスキルを身につける必要はないと思います。しかし提供できる価値の引き出しを増やそうと思ったら、難しく感じてしまうのではないでしょうか?
それもそのはずで、前述の通り、必要とされる価値は誰かの困りごとの先にあるからです。ということは、困りごとの引き出しを増やさなければいけない。
これを解決するには、経験・体験を増やすことです。異業種の人と会って話をし、困りごとを聞いてみる。いろんなサービスを自分自身で体験し、課題点を洗い出してみる。机の上だけで万能のアイデアが生まれたら苦労はありません。
事業が尻すぼみになったり失敗したりする原因の多くが、独りよがりのビジネスであることです。自分がいいと思うもの=売れる商品ではなく、人に価値ある商品が売れる商品です。
価値を知れば知るほど、異業種で成功したアイデアをあなたの業種にズラして使うことも可能になります。「自分には関係がない」と決めつけないこと。趣味でもなんでも経験を増やすことが、のちのビジネスに生かされるリソースになるのです。
人の困りごとを探るためのオススメツール3つ
リアルな経験・体験を増やすことが、困りごとの引き出しを増やすもっともよい方法です。生の体験や声に勝るものはありません。
とはいえ、非リアル、つまりネットも使いようです。それだけでは不十分ですが、困りごとの入口を知るぶんには大きな武器になってくれます。
オススメのツールを3つ紹介すると、
- Googleの検索窓
- ラッコキーワード
- Googleトレンド
Googleの検索窓はいわずもがなかもしれませんが、「検索」とはそもそもなんだと思いますか? 検索とは質問をすることです。ですから「不眠の悩み」などと調べることで、不眠に苦しんでいる人が具体的にどう悩んでいるのかが検索を通して分かりますよね。
ラッコキーワードは、無料の検索サポートツール。このなかの「サジェスト」という機能を使うことで、たとえば「不眠」と検索する人が2語目、3語目にどのような言葉を入力しているのかが分かります。
実際にラッコキーワードで「不眠」について調べてみると、以下の画像のように表示されます。
これらの傾向を知るだけでも、あるキーワードに対し人がどのようなニーズで検索、つまり知りたいと思っているのかをつかむことができます。
最後のGoogleトレンドは、あるキーワードが一定期間内でいつ頃多く検索されているのかが分かるツールです。何か商品を販売したり事業を立ち上げたりする際、いつが人々のニーズがもっとも高いのかが分かれば、広告宣伝の戦略も的確なものになりますよね。
使っていくうちに“検索感”ともいえるものが身についてくるので、ぜひ活用してみてください。提供価値の発見は誰かの困りごとありきですから、リサーチ力がつけばつくほど事業アイデアも広がりを見せると思います。
まとめ
僕自身、仕事柄さまざまな業種業態の方とのお付き合いがありますが、多種多様な事業展開のやり方・商品の売り方ができるはずなのに「もったいないな」と感じることが多々あります。
やはり固定観念で、「これしかできない」と考えていたり、そもそも自分の事業が広がる可能性を持っていることに気づいていない場合が多い。
でもそんなことはありません。今回お伝えした「ズラす」もその1つですし、すべては考え方次第です。
今回のまとめ【自分の得意を軸に、複数の事業アイデアを作る方法】
- 先入観にとらわれず、誰かの困りごとと提供できる価値を基準に事業を考えてみる
- 得意・スキルの出口をズラすことで事業はいくつでも生み出すことができる
- 経験・体験を増やすことが困りごとと提供価値の引き出しを増やすことにつながる
ご紹介したツールもぜひ活用してみてくださいね。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント