今回の記事は、ライターやデザイナー、カメラマンなど、フリーランスの制作者に向けた内容です。
僕も肩書き上、事業としてライター稼業をしています。我々のような職種だと、どうしても仕事をいただくクライアントありきで活動することになります。
しかし…このような職種の場合、綺麗事かもしれませんが会社員の頃のような「雇われ感覚」を持ったままでは、固定給の価値観から抜け出せない危険があります。
ですから、クライアントワークと両立しながら、「自分のビジネス」を作ることも進めていかなければいけません。収入の柱をいくつも持っていた方が当然安心ですし、自分のビジネスで実績を出すことで、下請けからパートナーに変わることができます。
いちクライアントワーカーとして、僕自身が意識していることを今回はシェアさせていただくので、同じ立場の方の参考になるとうれしいです。
雇われ感覚の起業家は不安定な会社員
生活をしていく以上、クライアントは大切にすべきですし、関係を持続させることももちろん大事です。仕事があることは本当にありがたいこと。
けれど、1つ2つのクライアントにくっ付いていたら未来永劫食べていけるということは、昔はあったかもしれませんが今はあり得ないことです。
営業も集客もせず、仕事が来るのを待つ。運良く仕事が来たらお金と引き換えに働く。このような人が多いですが、これでは実質会社員と変わりません。
いや、会社員より不安定でタチが悪い。
自分より若く優秀な人材がどんどん現れます。「上の席が空くから」と楽観視している人もいますが、今どきエスカレーター式で仕事が得られることもないでしょう。
「雇われる」感覚だけを持ち続けていると、どんどん状況が悪くなっていくと思いませんか?
期待以上の価値を発信しパートナー的ポジションに
僕は今、パラレルワーカー的な働き方をしながら、ある面ではライターとしてクライアントワークをしています。
仕事をするにあたり意識しているのは、期待以上の価値を自ら発信することです。
たとえば僕の場合は書くことが武器なので、運営しているブログを見てもらうようにしています。ブログを見てもらえれば、力量はもちろん「考え方」「行動量」といったことを理解してもらうことができる。
自分自身が販売しているサービスを通じて、セールスやマーケティングの実践経験があるということも。相手が求めていることだけに応える下請けではいけない、と考えたからです。
期待以上を感じてもらえれば、雇われ感覚の下請けではなく、スキルというサービスの提供者として、限りなく対等に近いパートナーとして、付き合うことができます。
プラス、情報発信をしていて良かったことは、自分の「考え方」を理解してもらえる点です。
人は人の考え方に共通点を見出すと、信頼感を感じるといわれています。つまり自分に合うクライアントを引き寄せることにもつながるので、オススメです。
合わなかったらキッパリ離れるのも大事
良い悪いではなく、あなたと合わないクライアントもいると思います。なかにはコミュニケーションが難しかったり、過剰な労働を強いられたりする人もいるかもしれません。
そのようなとき、生活がかかっているというのも分かりますが、合わないのであればキッパリクライアントから離れる決断も大切です。
というのも、自分自身はもちろん、合わないまま付き合い続けているとあなたのパフォーマンスが落ち、相手から見たあなた自身の印象も悪いものになってしまうから。お互いのためになりませんよね。
自分と合わないクライアントと付き合うことに対し、明確な解決策を出すのは難しいです。
だからこそ前述のように、情報発信をするなど自分と合う人を引き寄せる活動を、予防線としてやっておくことが大事なのです。
誰かと仕事をしながらも「自分のビジネスを作る」活動を
下請け的なクライアントワークだけを続けていると、仕事が続く限りは安心かもしれませんが、会社員のような固定給の価値観に染まってしまいます。
でも、起業していたらそうじゃない。本来、明日はどうなるか分からないなか固定給の価値観だけで生きていると、いざクライアントワークがなくなったときに危険です。
仕事があるクライアントと仕事をすることは、もちろん大切なことです。ただそれだけではなく、「自分のビジネス」を作り、自分自身で0→1を創出できる仕組みなり、サービスなりが必要。
自分のビジネスを作ることはそれだけで自信になりますし、収入の柱が増えることにもなります。クライアントありきだったあなたの時給を解き放つことにもつながるでしょう。
自分主導のビジネスを通して、時給、つまり自分の価値を、自分自身で決められる感覚を持てるようになります!
まとめ
自分のビジネスを作ることで得られるのは、世間的には自分より格上のお客様であっても、お互いを高め合いながら楽しくビジネスができることだと僕は感じています。
相手が、自分の抱えている課題を素直に相談してくれる。頼ってくれる。それに対して、最高の価値を提供する。
このような関係性でいられるのは、本当にありがたいことです。
繰り返しとはなりますが、既存のクライアントに対しても、対等なビジネスマンとしての関係性を築いていきたいものです。ビジネス作りを通して成長したあなたが、より高いクオリティで仕事をすることは、何よりもクライアントの課題解決につながるはずですから。
今回のまとめ
- 起業してもただクライアントの下請けでい続けるだけの雇われ感覚では、会社員より不安定
- 「合う」クライアントと出会うためにも、期待以上の価値があることや自分自身の考え方を、積極的に発信することが大事
- クライアントワークと両立しながら自分のビジネスを作ることで、自分の市場価値が上がる
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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