浪費が感情を豊かにし、仕事にも生きる理由

こんな言葉があります。

「人生を見つけるためには、人生を浪費しなければならない」

「浪費」というとマイナスイメージに感じられるかもしれませんが、その対象が「人生」であった場合、そもそも人生は先が見通せない不確実なもの。

いろいろやってみることでしか、人生の楽しみは増えないし、人生の一部である仕事についてもそうだと思いませんか?

僕自身は、人との出会いというものを大切にしています。時間を使うわけなので大変なこともあるけれど、人と人との関係性を大切にすることで、後から別の輪に繋がったり、仕事に発展していったりすることもある。

起業して成功している人は、仕事も「浪費」の時間もどちらも大切にし、なおかつ感情豊かに生きています。すべての事柄を人生を豊かにするための体験に変えていく大切さについて、今回は綴っていきたいと思います。

目次

心に火が灯る瞬間を大切にする

浪費、無駄、無計画は避けるべきことで、効率、生産性、正確性は推奨すべきこと。このような価値観のもとでは、本当に感情が動く機会と出会えないように思います。

「やってみたい!」

「自分が…やらなければならない!」

自分を突き動かす衝動に駆られるのは、案外、偶然が出発点だったりしませんか? フッと心に火が灯るような感覚を得る瞬間。

胸のうちにやりたいことを抱えていても、実現に向けて動き出すのはずっと先、けれど急ピッチで進むというようなこともあります。小さな偶然が大きな歯車のようになって。

「人生を浪費する」などと書くと、文字通り、時間を無駄遣いすることに忌避感を感じる人がいますが、無駄遣いとは微妙にベクトルが違っていて、むしろ密度はすごく濃いのだと思います。

方向性や法則性によらず、感情をベースに行動してみること。気持ちいいか、悪いか。

もちろん、時間の使い方はバランスなのですべてを肯定するわけではないけれど、気が向いたことにチャレンジしてみることも、時には必要な経験だな、と。

方向性は、あとからついてくる。

歴史的な出来事も、大きなイノベーションも、意図した生まれたことではなく、偶然の積み重ねによるものが多かったそうです。意図しなかったからこそ物事に熱中し、常識におもねらない創造性を発揮できたのかもしれません。

物事を「こうだ」と決めつけては、スタート地点をピークにどんどん熱量が下がっていくものです。維持し続けるのはとても難しいし、維持し続けることが目的となり、感情が離れていってしまう。

浪費的感情だけに飲まれてはいけないですが、時にはそれを「活用」することも、心に火をくべ続けるには大切なことなのかもしれません。

点と点が線になる

故アップルのスティーブ・ジョブズの有名な米スタンフォード大学のスピーチに、「点と点が線になる」という感動的なメッセージがあります。ご存知の方も多いのではないでしょうか?

過去の小さな出来事・経験が、のちの人生で偶然にもつながり、新しい発見や機会を生み出すという意味です。

実際、僕は20代の頃に編集者をしていて別の業種に移ったのですが、今ではまた広告や書くことなど、当時では思いもよらなかった仕事で起業をしました。

かつて得たこと・知識などは錆び付いてしまったと思っていたけれど、再び磨き抜くことでまた自分の強みに変えることができた。若い頃は上司や先輩にいわれても理解できなかったことさえ、今では大きな気づきになってもいます。

地元の高松が好きだから個人的にブログを書いていたら仕事に繋がったこともあるし、はじめは何の気なしにSNSでつながった人たちが、今では頼れる相談相手にもなっている。

結局、行動に正解なんてないし、正解ばかり追い求めても何が正解なのかなんて“その瞬間”は判断のしようがないのだと思います。とらえ方・考え方によって、いくらでもプラスに変えることができます。

お客様を知るためにも体験を重ねることは必要

マーケティングやコピーライティングといわれるものの世界では、何よりも「顧客理解」が重要といわれます。お客様の感情を理解し、適切な商品を適切なアプローチで届けること。

実際、小手先のテクニックよりお客様を知ることほど効果的なものはないですし、一番難しいのもその工程です。

エステのサービスを売りたければ日頃から顧客像となる人がどんな日常を送っているのかを体験してみることが欠かせませんし、飲食でも、不動産でも同様。

だからこそ、日頃からあらゆることを体験しておき、顧客理解の種にする活動が必要なのです。側から見れば「浪費」と映るかもしれないけれど、仕事の結果に変えようと思えば、これほど大切なことはないと思いませんか?

飲食店に行って「このお店のサービスはイマイチだな」などと感じられるのも、良質なサービスを体験し、顧客目線が蓄積されているからです。逆に他のお店、他の業態のサービスを体験もせず、独りよがりな仕事をしていると、顧客理解ができない。

「人のふり見て我がふり直せ」に近いことですが、仕事においては特に、考え方・とらえ方次第であらゆる体験を生かすことができると思います。

浪費に使える時間を作る

もっともこの浪費というもの。体験といってもいいかもしれませんが、時間を作るのが大変ですよね。

しかしたいていの場合は、「面倒」という感情が邪魔をしている場合が多いです。ここまで書いてきたように、浪費・体験は遅効性のものです。必ず人生や仕事にプラスになるとも限りません。

すべてが仕事に役立つことになるべき! というのも視野が狭いように思いますし、10の浪費のうち2つでも3つでも後につながれば儲けもんです。

出来事は不確実なものだし、仕事においても、すべてのことに結果を求めるのは難しいですよね? 上手くいかないことの方が実際は多いです。

浪費のすべてに賛成というわけでは僕もありませんが、あらかじめそれらに使える時間を決めて確保しておくか、「面倒」という感情に左右されず体験できるときはしておくか。

これもやはり、考え方だなと思います。

まとめ

僕のメンターやお世話になっている人は、よく「人生のなかに仕事がある」というようなことをいっています。仕事が人生のすべてだと感情的につまらないものですし、極論、仕事が上手くいかなければ人生すべてが上手くいかないということになってしまう。

「忙しい、忙しい」という人ほど仕事だけに人生を圧迫されているし、圧倒的に人生も仕事も楽しんでいる人は「どこにそんな余裕があるんだろう?」という時間の使い方をしています。

そのなかには、当然浪費を楽しんでいる一面もあります。仕事以外の時間のほんのちょっとした気づきが、新しいビジネスの発見になることも多いようです。アンテナの張り方なのかもしれません。

今回のまとめ

  • 浪費に飲まれてはいけないが、自分を突き動かす衝動を得られるのも、また浪費の中にあるもの
  • 行動に正解はない。過去の出来事・経験1つひとつが、のちに大きな仕事に変わったり、サービス改善に役立つ顧客理解につながることがある
  • 浪費にかける時間がないという人ほど「面倒」という感情に左右されている。浪費をプラスに考え、使える時間を確保しておくことも大事

まあ、空いた時間にちょっと本屋に行ってみるとか、体のメンテナンスを受けにいくとか、そのようなことも十分「良い浪費」につながると思いますよ。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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