2021年10月に地元・香川県で起業した僕・大鹿ですが、地元とはいえ人脈はゼロ。ネットワーク作りには、日々奔走しています。
というのも、僕は社会人になって十数年東京で働いていて、ごく少数の友人を除けば、地元に人脈というものがなかったから。
地元が好きです。
地元で仕事がしたくて東京からUターンしてきたのですが、外様のように感じることが多いです。かつての同級生が二世経営者として地元メディアに出ていたり、目立った経歴を持っている人間ばかりが注目されていたり。
悔しい! もう正直に悔しい!
でもある人が教えてくれました。「その悔しさは持っていていい」と。
お読みいただいているあなたへ。悔しい気持ちを持っているのに「大人げないから」と抱え込んでいるとしたら、悔しさが将来への原動力になるのなら、その気持ちは正しいものです。
抱え込まなくて大丈夫。
自分で自分の市場を作るという強い気持ち
起業して自分の認知度が低いうちは、迷います。卑屈にもなります。このままで大丈夫だろうか? と。僕もそうでした。本当につい最近まで。
僕の場合、地元を長く離れていた反面、東京という街で競争の激しい仕事をしてきたという自信があるし、東京にいたから身につけられたこと・広がったネットワークもあります。
名のある大企業で務めたことがあるわけじゃないけれど、自分の経験に間違いはないと思っています。それを否定してしまったら、卑屈どころの話ではありません。
人間というものは自分と他人と比較してしまう生き物なので(DNAに刻まれたものなんでしょう)、比較することは仕方がない。けれど、過去で人間の優劣が決まることなんてないと思っています。
あなたじゃなければ解決できない人の悩みや問題が、きっとあるはずです。他人とビジネス競争するのではなく、いま自分の先にいるお客さんや、将来お客さんになるであろう人に目を向ける。
自分で自分の市場を作るという考え方が大切です。すでにある市場や競合関係ばかりが目につくから、「自分がここに割り込めるのか?」と卑屈になってしまう。
たとえば、僕の近しい業種だとホームページの制作者などがいます。僕にホームページを制作するスキルはありませんが、マーケティング企画のような魅せ方を考えるのは、僕の土俵です。
僕には僕の市場があります。まして地方だから、このポジションはまだまだ取れる。というより、作っていくことができます。
翻って、あなたの場合はどうでしょうか? 今はまだ鮮明に見えなくても、あなたが作ることのできる市場があるはずです。
悔しい気持ちに卑屈さが混じっているうちは、既存の市場にお邪魔している感覚になっているのだと思います。でも、自分がちゃんとビジョンを持って市場作りに邁進しているのなら、きっと自分自身の努力を認めて、自信を持てるようになりますよ。
圧倒的成功者の考え方を知る
今の自分がどれだけ努力しても歯が立たない、圧倒的成功者の考え方を知るのもいい手です。
他人と比較して卑屈になっているのは、逆説的に、たいしたことはないというサインなのかもしれません。自分よりほんの少し差があったり、ほんの少し目立っている存在であったりするから、余計に目にちらつくんです。
それは置いておいて、あなたより圧倒的に成功している憧れの人は、いま頭に思い浮かびますか? その人と比較することもなければ、悔しさを感じる余地すらないはずです。
いまあなたの視界にちらつく人間たちは視界から追いやって、圧倒的成功者の考え方だけを取り入れましょう。
僕は以前から心がけていましたが、よりそのようにフォーカスするようになりました。あの人ならどう考えるだろう? あの人なら毎日どういうふうに仕事に取り組んでいるのだろう? と。
話せる機会があるなら、話してみましょう。ブログなど、成功者が書き残しているものから学ぶのでもいいです。
あなたに安心して欲しいのは、成功者の考え方を知るということは、10人いて1人やっているかどうかのことです。結局、あなたが(僕も)悔しさを感じている人間だって、既存の市場をどう戦うかしか考えていない。
対して圧倒的成功者というのは、自分たちの仕事で自分たちの市場を作ることだけを考えています。気持ちいいくらい、明快に。
彼らの考え方を学ぶことは、飛び級でもっと上のステージをのぞいているようなもの。あなたの最終目的はそこか、あるいはもっともっと上にあるはずですから、途中地点になど目もくれなくていいんです。
目標を図々しく書き出す
もう僕もここまで書いたので宣言してしまいます(笑)。
地元の高松で、企業の情報発信に関する課題解決ならこの人! という存在になりたいです。5年で。相談がひっきりなしにやってくるような。ほかでもなく比較もされず、自分の名前で売れるような存在に。
僕にとっては小さな一歩ではありましたが、今年中に達成したい目標を書き出して行動していたら、4〜5ヶ月で複数叶っていたこともありました。
目標を図々しく書き出してしまいましょう。
なぜかというと、自分が悔しさを感じる原因は先ほどから書いている「ほんの少し差がある他人」にあるのであって、あなた自身の目標はもっともっと先にあるはずだから。
いま他人が居座っている場所に行きたいわけじゃないですよね。もっと先、もっと上であるはず。
他人に対して感じる悔しさをかき消す意味でも、そんな彼らでさえたどり着けないような目標を打ち立ててみませんか?
それは必ずしも売上や年収といったものではないと思います。僕のような地域社会における影響力であったり、国全体、いや世界にまで波及するようなダイナミックな仕事をこなすことかもしれない。
恥ずかしげもなく目標を打ち立ててしまえば、他人と比べて悔しさを感じることもなくなってきます。目指している地点が違いますからね。
そして途中にある「他人がいるステージ」までは、「見てろよ」とばかりの原動力にもなってくれます。ここで持っている悔しさは、正しい力です。
まとめ
悔しいという感情に、とことん付き合ってみました。
もう1つ付け加えると、10人中9人が、いまどれだけ凄かろうが、自分で自分の成長を止めてしまうものです。それは起業家どうこうではなく、人間という生き物の大半がそうだから。
だから、あなたも僕も、成長は止めない。見返すといったことではなく、悔しい気持ちをポジティブな感情に変えていけるよう、行動していきましょう。
今回のまとめ
- 他人の市場に割り込むのではなく、自分の市場を作るという意識を持つ
- 圧倒的成功者の考えを知り、視界にちらつく他人などすっ飛ばして、もっと上のステージをのぞく
- 他人よりもっと上の目標を思い切って書き出してみる
書いていたら、僕もなんだかまた燃えてきました。
というわけで、今回は以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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