元編集者として800件以上を取材。質問力で実店舗・中小企業様を選ばれる存在に導く、地域特化Webコンサルタントの大鹿です。
いま自分がやっていること・やろうとしていることに自信が持てない。これって合っているのか? このまま進めて大丈夫だろうか? と自問自答することはないですか?
特に、物事を決断する立場にある事業家の方は、そんな場面に出くわすことが多いと思います。以前読んだ本から学んだことなのですが、僕自身迷ったときの拠り所にしている考え方があるので、今回シェアをさせていただきますね。
セルフカウンセリングという方法ですが、これに定期的に取り組むことで、常に「もっと効果的な方法」を求めて自分の行動を最適化できるようになります。そうすると、自分の行いに自信が持てるようになってくるはずです!
セルフカウンセリングの4つのステップ
セルフカウンセリングはアチーブメント株式会社の青木仁志さんの著書に書かれていた自己分析法で、
- 私は(いま)何を求めているのか? 私にとって一番大切なものは何か?
- そのためにいま何をしているのか?
- その行動は私の求めているものを手に入れるのに効果的か?
- もっとよい方法を考え出し、実行してみよう
この4ステップを通して、仕事への取り組みを最適化していくというものです。
言葉にしてしまえば簡単なものですが、シンプルな手法だからこそ取り組みやすく、「目標に対し本当に効果的な取り組みは何か?」ということを、ちゃんと考えられるようになるんですね。
実践にあたっては、紙に書き出してみることをオススメします。頭のなかだけでやろうとすると雑念が邪魔しますし、パソコンやスマホと向かい合っても、脳と出力先がダイレクトにつながっていないので、考えがまとまりにくい側面があるようです。
手間かもしれませんが気が散るものは排除し、真っさらな紙を前にすると、自分自身の考えと向き合うことができるように思います。
常にゴールから考える!
セルフカウンセリングは効果検証手法であるPDCAサイクルと似ていますが、より「ゴールを見失わない」ためのものだと、僕は考えています。
「私は(いま)何を求めているのか? 私にとって一番大切なものは何か?」
ここがブレると、思考から行動から全部ブレてしまいます。また、取り組みの手段を追い求めることそのものが目的になってしまって、本末転倒ということも…。
すぐ「裏技」みたいなものに飛びつく人は、結構そんな感じ。でも、一時的に仕事がうまくいっても、通用しなくなったとたん、また新しい「裏技」を探してさまよいます。自分の取り組みに自信がないことの裏返しですよね。
「自分がどうありたいのか?」と自問自答をすることは、見過ごされがちな気がしています。テクニックや見せ方といった方法論ばかりにフォーカスが当たりがちですが、自分の定めたゴールこそが目的であることを、肝に銘じておきたいものです。
まずはゴールから考える! ゴールにブレはないか? です。
定期的に行うことで、潜在意識にすり込まれる
セルフカウンセリングによる取り組みの効果検証は、定期的に行いたいものです。
ゴールとそれを実現する方法にブレがないかは事あるごとにチェックすべきですし、「よい方法」は時代やトレンドによって変わるからです。
何より、ここまで「ゴールが大事」とお伝えしてきましたが、定期的にセルフカウンセリングを行うことで、潜在意識にしつこく・しつこくすり込まれるようになるから。これは、やってもやり過ぎることはないと思います。
一度セルフカウンセリングをしたら次にやるスケジュールをあらかじめ1ヶ月後に設定しておくなど、「自分とアポ」を取るようにするといいですね。「なんとなく」だといい加減な取り組みになってしまいがちなので、見直しの時間を可視化しておくと効果的です。
まとめ
自分の決断に自信が持てないのは、「自信をなくしてしまう行動を取ってしまっている」ことがそもそもの原因だと感じています。
ゴールとそれを実現する手法が一貫していて、かつ常にそれを検証する習慣を持つ。そうするとだんだんゲーム感覚になって、自信を持って仕事に取り組めるようになります。自問自答そのものは必要なことですが、正しいやり方を取り入れていきたいものですね。
- セルフカウンセリングの4つのステップに沿って、仕事への取り組みを最適化していく
- 常にゴールから考える。手段が目的になってしまうような矛盾をきたさないように!
- 定期的にセルフカウンセリングを行うことで、ゴールが潜在意識にすり込まれる
自分の決断に自信が持てないというとき、今回お伝えしたことをぜひ活用してみてください。シンプルすぎると思われるかもしれませんが、これくらい簡素な方が、かえって思考が働くものです。
実際に目標達成の研修でも行われていることですから、疑問を挟まず、どれだけ真面目に向き合えるかもポイントですね。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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