情報発信のネタは「日記」で作れ!

元編集者として800件以上を取材。実店舗・中小企業様を選ばれる存在に導く、地域特化Webコンサルタントの大鹿です。

今回は、ブログやSNSで情報発信をしているけれど、ネタが続かないという人へ、1日10〜15分の作業でアイデアをどんどんストックできる方法をお伝えします。

ネタ作りの方法とはタイトルにも書いてある通り、「日記」を書くこと。実際僕も1日の始まりと終わりに日記をつけて振り返るようになってから、ブログのネタに困らなくなりました。

ストックしたアイデアをもとに、さらにネタを増やすコツも書いていきますので、ぜひ参考にしていただけたらうれしいです。

目次

1日の始まりと終わりに日記をつけよう

あなたは1日の始まりに、その日のタスクを書き出したりしているでしょうか? パパっと箇条書きで走り書きしてもいいので、今日やるべきこととその優先順位を書き出すといいです。

本記事のテーマとは逸れますが、人は自分の行動目標を一度アウトプットしてしまわないと、あれもこれも手をつけようとしたり、結果(売上や成約)につながらないことを作業に時間を無駄遣いしてしまったりして、能率が落ちるようです。

ですから、書き出して整理するというのは、一見タイムロスをしているようで、実は効率的な作業なんです。

ともかく、一度アウトプットすることで脳内が整理され、

「あの仕事はこういうアプローチでやれば、効率よくこなせるかな?」

「これをいつまでにやればお客様に価値を感じていただけるかな?」

「この作業は苦手意識がある。誰か人の手を借りられないかな?」

といった考えが浮かんでくるはずです。

そして、その日1日の仕事が終わったら、必ず振り返りをしましょう。

始めに立てたタスクに対し、うまくいったこと、自分を褒めてあげたいこと、仕事をしていくなかで得た気づき、うまくいかなかったことによる不安や悩み、何かを変えたいと思った憤り、他人とシェアしたい有益なこと…。

なんでもいいと思います。喜怒哀楽すべての感情を、小さなことでも漏れなく、ザックリ書き出す。これまた本筋から逸れますが、特に不安や悩みといったマイナス感情をアウトプットすることで、それらを俯瞰しながら向き合うことができるようになります。

はい、これだけ。先に述べたうまくいったこと、自分を褒めてあげたいこと、仕事をしていくなかで得た気づき…こういった感情すべてが、あなたにしか出せない発信のネタになります。

これだけでは「点」でしかないかもしれませんが、SNS程度の分量なら十分ネタになりますし、特に「気づき」のようなものはアイデアに転嫁されるので、十分ブログレベルの発信ネタになります。

日記として書き出すことがいいのは、過去の振り返りを見返していると、ある日得た感情や気づきが、その場では発信のネタにならなくても、後々つながってくることです。ある話題について、何度も・深く自分が考察していることに気づかされたり、時間をまたいで、ある考えとある考えが結びついて広がりを持ったり。

必ず、見返すこと・後々発信することを意識するといいです。そうすると脳がだんだん目的を伴ってくるので、よりスラスラとアウトプットできるようになりますから。

振り返りを書き出すこと。その振り返りをまた見返すこと。このように日記を活用するだけで、あなたにしか書けないネタの原資が生まれていくので、ぜひやってみていただきたいです。

コアな話題を使い回す・組み合わせる

のちほどお伝えしますが、人は何回同じことを伝えても、しつこく言わなければ忘れてしまうものです。

おそらく、前述のように日記で頭のなかをアウトプットし続けていると、自分が同じようなことを繰り返し感じたり考えたりしていることに気づくはず。

「それじゃあ、ネタが尽きてしまう」と思ったかもしれませんが、あなたが持っているコアな話題は、何度繰り返しても大丈夫です。

もちろん、まるまるコピペするわけではないですが、季節性やその時々の社会的なイベントと組み合わせて、あなたが持つコアな話題を繰り返し発信する。あなたが持っている別々のエピソードを引用しながら、繰り返しコアな話題について発信する。そんなやり方で、全然OKなんです。

(ちなみに本職のブロガーでもない限りは、あれこれ情報をリサーチして取りまとめて1記事に何日もかけて書く必要もありません。大事なのは…発信し続けること!)

僕も「振り返り」という作業を始めてから、なんだかんだ自分のなかのコアな話題は30個ほどしかないことに気づきました。すべてとは言いませんが、それらを意識して繰り返し書いたり、あるいは意識せずともアウトプットされています。

コアな話題が30個あれば、それら2〜3つを組み合わせてまた新しい話題に発展させることも可能ですし、書いていくうちに、「あ、自分が本当に言いたかったことはこれなんだ」「本当はこういうふうに感じていたんだ」という気づきがあります。

だからこそ…矛盾するようですが、情報発信のネタを発想するには、書き続けることが一番の近道ともいえますね。

大事なことは何度言っても大丈夫!

人間は3回同じことを言って、やっと物事を理解するといいます。

コアな話題を発信ネタとして使い回してもOKとお伝えしたのはこのためで、1つの記事のなかでさえ3回繰り返し言わなければ人には伝わらないわけですし、時間が経てばまた忘れてしまいます。

だから、あなたが本当に伝えたい大事なことは、何度言っても大丈夫なんです。

読み手を飽きさせないという点で、先ほども書いた、季節性や社会的なニュース、あなたの体験を交えることが有効です。

たぶんあなたも、繰り返し繰り返し脳に刷り込むことで、やっと相手の考えが分かったり、自分の言葉で話せるようになったりということがあるはずなんですよね。むしろ、「何度言っても言い足りない!」くらいの気持ちで発信しても、OKなんですよ。

まとめ

情報発信というのは習慣化することが要で、自分が歯磨きレベルで発信できるように習慣を作ること。加えて、読み手に習慣を作ってあげることで、「この人の記事はいつも毎週何曜の何時にアップされる」といったように、楽しみに待ってもらうことさえできます。

ですから、「うまく書こうとして書けない」と言う方が、実は本末転倒。(あえて「うまく」と表現しましたが、「うまく書く」という定義も人それぞれです)

余計なことは頭に挟まず、まず書く! 発信する! ということが何よりも情報発信の目的につながることなので、今回お伝えしたことを生かしていただけば幸いです。

  • その日なす仕事の書き出しと振り返りをする日記をつける。喜怒哀楽すべての感情・気づきを無制限にアウトプットする。これだけでも情報発信のネタになるし、話題と話題がつながって、新たな話題になることも。
  • 季節性や社会のイベント、自分自身のエピソードと組み合わせれば、コアな話題を何度も使い回して発信できる。コアな話題と話題をくっつけて、ネタを膨らませることもできる
  • 人は何度も同じことを言って、やっと理解してくれるもの。本当に伝えたいことは何度言ってもOK。

それでは、お読みいただきありがとうございました。

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