元編集者として800件以上を取材。質問力で実店舗・中小企業様を選ばれる存在に導く、Web販促コンサルタントの大鹿です。
今回は、個人事業主が手帳を活用していくなかで得られたことについて、書いていきます。
個人事業主は会社員以上に、自分で日々の行動を生み出し、自分で管理していかなければいけませんよね。そうするうえで、僕の場合はアナログの手帳の運用がとても役に立っているので、今回シェアしていきたく。
当たり前といえば当たり前のことかもしれませんが、当たり前を極めて効率よく仕事をすることが個人事業主にとっては大切。もし、手帳を使っていない。持っているけど使いこなせていない。という人にはヒントになると思うので、ぜひ最後までお読みください。
タスクを強制的に整理するようになる
会社員をしていた頃も一時期手帳を使っていたのですが、外出や打ち合わせといった「他人に左右されること」だけ記入していました。そのうち会社でもスマホが支給されるようになり、アナログの手帳は使わなくなり…。会社員あるあるかもしれませんね。
ですが個人事業主になって分かったのは、人に会うことから実務的なことまで、一緒くたに管理しなければいけないこと。そして予定を増やしていかなければ、将来の集客や売上につながらないということです。
その点、手帳があれば予定を増やしても効率よく管理ができますし、集客や売上につながる優先度の高いタスクを第一に、毎日の行動を整理することができます。
逆に、習慣にしたいからここだけは決まった時間にやる! と決めたことを手帳に可視化しておくことで、脳内に意識付けできているような気もします。
(わざわざ書かなくてもいいかもしれませんが、毎朝noteという媒体への情報発信と勉強の時間を持つことを手帳に書いています。僕の場合)
それやこれや引っくるめて、手帳を持っていることでタスクを強制的に整理できる環境を手に入れた、ということですね。
手帳にアウトプットすることで、自分の頭のなかで予定について考えなくてよくなり、確実にスッキリします。
僕がポンコツなのかもしれませんが、いまでは予定を書き出してしまっていないと、「あれやらなきゃ」「これどうだったっけ?」と脳内がアラートを発し続け、余計な考えに時間を奪われてしまう。
そんなことは避けたいですよねえ。1つひとつの仕事の集中力を高めるという意味でも、手帳の活用はメリットのあることだと思います。
タスクを書き出して時間軸に振り分けるイメージ
僕はB5サイズの少々大きめの手帳を使っています。クオバディスのトリノート(ウィークリー型)というもの。よかったら調べてみてください。
これは余白に幅広く取られていて、いわゆる「To Do」、連絡を取らなければいけない人・こなすべき実務・振り返りなどを書き込む欄があります。
だいたい僕は日曜ないし予定が入ったら随時、まずTo Do欄にタスクを書き込むようにしています。目的は、仕事の総量を俯瞰するため。抜け漏れをチェックする意味でも、バーっとやることを書き出すようにしていますね。
で、俯瞰し終わったあと、1週間の時間軸のなかに、書き出した仕事を細かく振り分けます。
この案件はこれくらいの時間を要すだろうな、という確認になりますし、たとえば実務的なことなら、「9:30から11:00までのこの時間でブログを書いてSNSへの配信まで済ませる!」といった強制力を働かせることにもなります。
人間、時間を決めないとダラけてしまいますからね。。
タスクを書き出して振り分けるようにすると、「時間を埋める」「凝縮させる」感覚が身についてくるように思います。私的な時間と仕事の時間の間には隙間があるものですし、単に無駄にしてしまっている10分20分というのも、誰しもあるのではないでしょうか。
手帳という外部記憶でスケジュールを管理していると、そういった無駄の発見につながります。手帳に予定を書き込んでいくなかで、「この隙間、何に使っているんだろう?」という気づきもありますし。
また、「時間を決めないとダラけてしまう」と書きましたが、本当にこの仕事に90分も使うべきなのか? もっと短くできないのか? と内省するきっかけにもなりますね。
言葉にしづらいのですが…この感覚を得るには、スマホアプリでは難しい気がしています。紙面にキャパシティのある手帳に、自分の手で書いてはじめて実感できるものだと思います。
見直しの習慣を持ってアップデート!
手帳に予定やタスクをアウトプットすることで、それを見直す習慣も持てるようになってきます。
先ほども書いたような無駄な時間の検証もそうですし、僕のように時間軸とは別に仕事の総量を俯瞰できるようにしておけば(別にメモ帳を使ってもいいかも)、
- このタスクを最優先でやろうと考えていたけど、本当にそれが正しいのか?
- もっといい方法はないのか?
- 別のタスクに力を入れた方が効果的ではないか?
といったことが分かるようになります。手帳は外部記憶であり、なおかつ常にアップデートさせていくべき自分の分身、みたいな感じですね。手帳ももう1人の自分と思えば、停滞させるわけにはいきませんよね。
アップデートは僕の場合随時ですが、それでも週1回はどこかで行うようにしています。次の週の予定を前週末に決めるのであれば、水曜日とか中日がいいのかな。
自分より成功している人と話したり発信を読んだりして、気づきがあった瞬間はだいたい見直しの契機になっている気がします。気づきなんてものは、毎週どころか日々あります。
見直しは予定の策定を含めて自分に合ったサイクルがあると思うので、使っていくうちに見えてくるものでしょう。とにかく、アップデートさせるという意識が大切ですね。
まとめ
お恥ずかしながら「手帳=予定を管理するものでしょ? そんなのなくてもできるし」などと思っていたのですが、とんでもない。
日々こなす当たり前の効率も質も、手帳の運用によってどんどん磨かれますし、自分の行動を自分で生み出し管理する個人事業主にとって、必須のツールだといまは思います。
手帳を運用することで得られること
- 日々のタスクを強制的に管理するようになり、頭のなかで予定について考える煩わしさがなくなる
- タスクを時間軸に振り分ける過程で、「時間を埋める」「凝縮させる」感覚が身につく
- 手帳はもう1人の自分のようなもの。常にアップデートさせようという意識が働く
本記事執筆時点で11月も半ばを迎える頃ですが、そろそろ来年の手帳が出てくる頃ですね。来年も同じものを使うか、ガラッと別の手帳に変えるか、楽しみであります(笑)。
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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