仕事の停滞期に考え直すべき4つのこと

仕事の停滞期に考え直すべきことについて、お伝えしていきます。

起業して仕事をしていると、必ず停滞時期がやってきます。

それも一度や二度ではありません。何度も起こります。僕自信も何度も経験しています。これからもきっとやってくるはず。

そんなとき、何を考え、何をすればいいのか?

結論からいうと、「原点に戻る」ことが大切だと思います。具体的に4つのポイントをお伝えしていくので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

上手くいっていたときのことを思い出す

停滞を感じているときって、新しいことにばかり手を伸ばそうとして、自分が結果を出しやすいことから大きくかけ離れてしまうことが多いです。

新しいことにリソースを割けば割くほど、当然ながら、上手くいっている既存の仕事にかけられる時間も労力も間引かれてしまいます。

「こっちは(既存の仕事は)もう軌道に乗っているから」。

そんな話も聞きますが、人の消費行動は常に変化をしているわけなので、リソースを割かなくてもいいというのは違うと思います。(どちらかというと、やるなら外注化などですね)

他人のやり方に影響され、せっかく上手くいっていたことをかなぐり捨ててしまうこともあります。

たとえば、ポスティングでの集客でしっかりお客様が来店してくれていたのに、周りがみんなSNSをやっているからと、ポスティングをやめてしまうというように。本当によく聞くケースです。

このようなことが起こるのは、停滞という言葉の意味をとらえ違いしていることが原因かもしれません。

  • 今までと同じことを続ける→停滞
  • 新しいことにチャレンジする→進歩

こんな具合ではありませんか?

今までと同じことを続けるのって、感情的に退屈です。上手くいっていてもいなくても、新しい刺激がないためにつまらなさを感じてしまいます。

結果的に、あれもこれも手を出してすべてが散漫になってしまい、仕事が停滞してしまうわけです。これは危ない兆候。

そんなときこそ、上手くいっていたときに立ち戻ってみませんか?

過去、自分は何を大切にして、何をしていたのか? どんな人と付き合っていたのか? 足元を見つめ直してみるといいです。

新しいチャレンジをするのは心地よさを感じる反面、上手くいくかどうか保証はありません。一方、過去に上手くいっていたことに立ち戻るにはそれほど大きな時間を要しません。

温故知新とはよくいったもので、過去を振り返ることで新しい発見があることもあります。

感情は取っ払って得意だったことを思い出す

仕事の種類やステージが変わると、かつて得意だったことを忘れたり、蓋をしてしまったりしまいがちです。

たとえば、僕は広告制作やコンサルタントの仕事をしていますが、前職はまったく関係のない営業マンです。独立して今の仕事をはじめて、営業をすることはあっても職業的な営業マンはもうしたくないと思っていました。

ところがあるとき、ご縁をいただいて営業の仕事を手伝ってみたところ、やはり営業が好きだということが分かりました。

なぜ、この営業の仕事を受けたのかというと、まさに停滞を感じていたからです。正直にいうと後戻りをするようで微妙な感情でしたが、背に腹は変えられない、と。

結果的に、自分自身の新たな一面を知るきっかけになりました。

広告制作業・コンサルタント業としての自分ではなく、営業マンでありプレゼンテーターとしての自分に気づいたというか。

変な話ですよね。いつの自分も紛れもなく自分であるはずなのに、得意を忘れてしまっていたわけです。もっと早く気づけばよかったと後悔しているくらいです(汗)。

人間は過去を振り返りたがらない生き物だと思います。先ほど書いた「新しいことへのチャレンジ=進歩」という話に通じますが、終わったことには「完了」と判を押してしまいがちです。

でも、繰り返しますがいつの自分も自分です。得意なこと・できることを捨てて生き残れるほど起業の世界は甘くありません。使えるものは貪欲に、全部使う。

あなたにもきっとあるのではありませんか?

得意だったはずなのに、蓋をして放置してしまっているものが。

誰がどんなことに困っているのかを洗い出す

人の困りごとを解決すること。これはビジネスの原点中の原点。

で、す、が。なまじ仕事で結果を出して味を占めてしまうと、お客様のことを忘れて、自分が売りたいものを売るようになってしまいがちです。

実績があるから。過去に売れたから。そんな自分がつくったものだから。こんな感じで、人の困りごとをなおざりにしてしまうわけです。

想像がつきますよね? こうした状況が長く続くと、停滞へまっしぐらです。

僕自身、先ほど営業の仕事をしていると書きましたがまさに大事なことを忘れているタイミングだったのです(汗)。

ですから、一度自分のことは放っておいて、過去に付き合いのあった方にフラットに聞いてみました。「以前、営業の人手がなくて困っていた記憶がありますが、今もそうですか?」と。

そこからは早かったです。ものの5分ほどで新しい仕事が獲得できました。年間にすればウン百万の仕事です。それが「こんなに簡単でいいの?」と思ったほどです。

これは僕の手痛い間違いと挽回の事例として、ぜひ生かしていただければと思います(苦笑)。

とにかく人と会いまくるべし!

仕事は人と人とのご縁で広がっていくものなので、停滞を感じているときは人と会う量が足りないということでもあります。

ここまで題材にしてきた営業マンという仕事を例にすると分かりやすいですが、営業は人と会う量が増えれば増えるほど如実に売上が上がります。

理由は簡単で、それだけ課題を解決できる人のパイ(母数)が多くなるからです。

あるいは集客も同じで、リーチできる人が増えるほど集客数が増えます。当たり前といえば当たり前ですね。

人の困りごとを解決することがビジネスの本質だと書きました。だからこそ、下世話ないい方ですが自分が役に立てる人を身の回りに多く抱えておくことが仕事を大きくする近道なのです。

とはいえ。真逆のことに見えるかもしれませんが、考えてはダメです。

つまり、この人にはこんな形で役に立てそうだから会ってみたい。この人は役に立つこともコラボすることもできなさそうだからスルー。みたいに考え過ぎてしまうと、いつまで経っても自分の枠が広がりません。

それに、会ってみないと相手のことなんて本当の意味で分かることはありません。

もしかしたら、時間を損しただけということもあるでしょう。しかし極論、すべての人とビジネス的な接点を持つことなんてできないですよね。

考えすぎると行動が止まってしまいます。「数打ちゃ当たる」の感覚で、ガムシャラに人に会いまくるくらいがちょうどいいと思います。

電話帳を「あ」行から順番に繰るように、感情を挟まずにとにかくアポを取ってみませんか?

まとめ

停滞時期は誰にでもやってきます。まるで心電図の波形のように、高い山に向かって登っているときもあれば谷に向かって下降しているときもあります。

何がいいたいのかというと、もしあなたが停滞を感じているのなら、それは自分だけではないということです。

仕事のバイオリズムみたいなものですね。あって当たり前のものと思って、付き合い方を知ることが大事だと思います。

谷に下降していることを感じているとき、付き合い方を知っているのと知らないのとでは心のありようも変わってきます。

今回のまとめ

  • 停滞を感じたとき、蓋をしてしまった過去のこと・得意だったことを思い出してみよう
  • ビジネスの原点である「人の困りごと」についてもう一度よく考えてみよう
  • ガムシャラに人と会おう。会えば会うほど仕事のチャンスは広がるから

なんて、僕も人から聞いてはいたものの、自分自身が停滞を感じてはじめて分かったことです。なんというか…僕の経験を反面教師として生かしてください(苦笑)。

さあ、現状打破!!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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