ご覧いただきありがとうございます。マーケティングコンサルタントの大鹿です。
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今回は、やりたいことがたくさんある人ほど仕事の「先延ばし」を上手に活用しよう、というお話をしていきます。
え、先延ばし?? 先延ばしってよくないものじゃないの?
でも、先延ばしは本当に悪いことなのでしょうか? 「やりたいことがある」というのは本来喜ばしいことですよね。それがあるから仕事をがんばれる、という側面もあります。
頭の中にしまわれて曖昧な状態がキープされるから、「いつできるのか…」と気が焦るわけです。大事なのはちゃんと見つめることです。やりたいことがたくさんある人ほど。
これから先延ばしとの上手な付き合い方について、お伝えさせていただきます。お読みいただければ、スッと頭も体も軽くなることを保証しますよ!
先延ばしって本当にネガティブなもの?
「先延ばし」って見るからにネガティブなイメージの言葉ですが、その実誰もが、大なり小なりやっていることだと思います。あなたもそうではありませんか?
ネガティブに捉えるほど、「先延ばししてしまう自分は要領が悪い人間だ」と自己嫌悪に陥ってしまいます。今、書いていて一瞬僕もギクっとしました(苦笑)。
しかしのちほどお伝えするように、計画的に先延ばしと付き合っていけばそれは明確なアクションプランに変わります。
先延ばしを排除しきるのは土台ムリな話。むしろネガティブなイメージを転換していくことが大事だといえます。
またこんな経験はありませんか?
あなたが重要だと思って他を押しのけて片付けた仕事が、実は上司やクライアントにとってはさほど重要ではなかった、ということが。
なぜなら他人もあなたと同じように、自分の頭の中をきれいに整理できていないことが往々にしてあるからです。
何が重要で何が重要じゃないかは人の見方によって変わります。だから、ちょっと先延ばしにしてしまうことで“見極め”ができるようになる。そんな先延ばしの使い方もあります。
ただ、くれぐれも見極めるためであることをお忘れなく(汗)。
先延ばしが持つ2つの意味
先延ばしからいったんネガティブな要素を排除してみると、2つの意味が浮かび上がってきます。
- 「やりたい」けれど先延ばしにしていたこと
- 「やったほうがいい」と思って先延ばしにしていたこと
「あ!」と合点がいったあなたは、かなり勘が鋭い人です。僕もつい最近、気付かされたばかりです(笑)。
前者、「やりたい」は、言葉通りやりたいと思っていた何か、旅行、買い物、新しい勉強。起業なども人によってはここに入るかもしれませんね。
ズバリ、なぜ先延ばしにしてしまっていたのかというと、おそらくこうではないですか?
まとまった時間が取れない。
対処法は後ほどお伝えするとして、続いては後者、「やったほうがいい」と思っていたこと。これは「思っていた」の部分がミソです。
最たる例が、また出てきますが勉強だと思います。「いつか」使うであろう勉強とか。
しかし、使う当てのない知識は覚えても急速に薄れていきますし、そもそも持続するモチベーションが頼りないのではないでしょうか?
いずれにせよ、このように、先延ばしにしてしまっていたことを具体的に書き出すことで“振り分け”ができるようになります。
「やりたい」と「やったほうがいい」の振り分けの手前に留まっているから、何も生まない先延ばしになっているわけです。
それが、先延ばしにまつわるネガティブさの正体。きちっとアウトプットして向き合えば、とても生産的な作業に様変わりします。
それでは具体的に「やりたい」先延ばしと「やったほうがいい」先延ばしの対処法をお伝えしていきます。
やりたいけれどできなかったことの対処法
やりたいけれどできなくて留まってしまう最たる原因は、「まとまった時間が取れないこと」でしたよね。指を出して数えてみてください。今、この瞬間のあなたにはいったいいくつありますか?
まとまった物事の総量に怖気付いてしまうようであれば、取り組みやすいようにまず分解しましょう。
勉強などは最たる例で、1日10分とか10ページ分などに分解することができますよね。
性質上、分解しにくいものは? たとえば旅行。これも限界値まで分解することはできます。行き先の検討や交通手段、季節因数(宿泊先の価格変動とか)などを先に調べておく。小分けでいいです。
実働には数日必要だけど、具体的な日数も検討してしまう。そして手帳を埋めてしまう。仕事を調整する。
かつての僕の上司は、1年に一度、海外のカジノに行くためにそれは鮮やかにスケジュールを“ブロック”していました。自分じゃなくてもできることはすべて根回し…いやいや指示をして。
起業も漠然とした状態だとリスクばかり感じがちですが、何も今の仕事をキッパリ辞めて始める必要もありません。両立しながら小さく始めていく手もあります。
とにもかくにも分解、分解、分解です。
やったほうがいいことの対応方法
やったほうがいいと思っていること。これはシンプルに本当にやるべきなのか? を疑ってみるといいです。
なぜなら、繰り返しますがやったほうがいいと「思っているだけ」かもしれないから。それっていつ使うの? いつ、どんな場面で具体的に役立つの? と書き出してみて検討をしましょう。
そうすれば逆に、「やりたい」サイドに振り分けられる項目もあるでしょう。
頭の中で抱えた状態を続けるから判断ができなくなってしまうわけです。書き出して見える化することで、どんどん、頭がスッキリとしてくると思います。
「自分検討会議」をしよう
さて、書き出すだけではやりたいことが表面化したにすぎません。
ですから必ず、「やりたいこと」を「やること」として手帳やスケジュールアプリに書き込み、重点行動としてブロックしてしまいましょう。
また、予定をブロックする日そのものもブロックしてしまうといいですね。僕はちょうど、毎週日曜日の朝を自分の行動計画を更新する日「自分検討会議」と定めています。
こうすると翌週以降の活動を、ムダなく気持ちよくスタートできます。やっぱりやりたいこと、いっぱいありますから(笑)。
ネガティブな先延ばしがネガティブな先延ばしを助長する、負の側面もあります。だから「先延ばしを整理整頓する日」を定期的に作っておくことをオススメします。
先延ばしの是非も意識して取り組んでみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は、やりたいことがたくさんあるあなたのために、先延ばしとの上手な付き合い方をお伝えしてきました。
先延ばししたものを客観的に見つめることで、今まで気づけなかった本当にやりたかったことが分かるようになります。振り分けをしてさらに残ったものが、あなたの本当にやりたいことです!
本記事のまとめ
- 先延ばしを排除しきるのはそもそもムリ! ネガティブなイメージを転換しよう
- 先延ばし事項を書き出し、やりたいこととやったほうがいいことに振り分けよう
- やりたいけれどできなかったことは、取り組みやすいように分解しよう
ちなみに、「やりたいことは明確だけれど何から手をつけていいか分からず先延ばしになっている」というご相談をよくいただきます。
僕でよければ課題の見える化と分解のお手伝いをしますので、お気軽に無料相談をご利用くださいね。
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
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