地方起業は仕事のオンオフを作らない方がうまくいく

ご覧いただきありがとうございます。マーケティングコンサルタントの大鹿です。

都会と地方ではビジネスのやり方が違う、とよくいわれます。

どちらにも身を置いてきた僕からすると、起業家のスキルそのものに大きな違いがあるとか、地方が都会より特段遅れているといったことは今では感じません。トレンド的なことは別ですけどね。

ただ決定的に異なると感じるのは、あり方や質の部分。生活している人たちのビジネス観や消費者感覚はまったく違います。

たとえば、例として分かりやすいのが集客。地方はいまだにポスティングなど、アナログな手段が有効なのは事実。そして、業種にもよりますが都会ほどSNSが決め手にならない場合が多いです。

今回は都会から地方に移って起業した僕が実感・経験してきた、地方で仕事を作るためのポイントをお届けしたいと思います。詳しくお伝えしていきますが、大事なのは仕事にオンオフを作らないこと。

昨今、地方移住やUターンをして起業をする人が増えてきました。そのような人たちが地方でビジネスを広げるうえでの、ヒントになればうれしいです。

目次

地方は貨幣経済以上に「信用経済」

都会の人間関係が冷たいのか? というとそうではないのですが、地方の場合、たとえば契約の決め手が人間同士の信用に置かれることが多いです。

実績や成功事例も、もちろん大事ですけどね。ただ最後の最後でものをいうのが信用だというのは、僕自身とても感じるところです。

たとえば最近もあったのですが、せっかく決まりかけていたある企業との契約の話が、社長が以前から懇意にしている経営者仲間のひと声で破談になりました。「そんなものに金をかけるもんじゃない」と。

非常に悔しい思いをしましたが、これもありがちな現実です。経営者仲間と新参者、どっちが信用できる? という話になったのだと思います。

逆に、自分の利益そっちのけで人を助けることもありますから、貨幣経済以上に「信用経済」の社会であるわけです。

地方は人間的な結びつきを大事にする社会です。

少し粗野ないい方かもしれませんが、地方でビジネスを始める場合は儲かる・儲からないといった金勘定の話以上に、いかに信用を作れるか? そのために何ができるか? を考えた方がうまくいく場合が多いです。

そこで1つのキモになるのが、仕事にオンオフを作らないことです。

飲みにケーションは意外とバカにはできない

ビジネスに真剣な起業家ほど、もしかしたら「飲み会なんて」と思うかもしれません。

僕も誰とでも気前よく酒を飲め、というわけではありませんが飲みにケーションは意外とバカにできないのも、また事実です。

「腹を割って話す」という表現があるように、面と向かって難しい話をしたり悩みを言い合ったりするとき、お酒はやはり便利なコミュニケーションツールです。頭がやわらかくなっていますから、案外ビジネスの話も進みます。

飲み過ぎは禁物ですけどね(苦笑)。そもそも飲めない場合は仕方がないですし。

誰にでもホイホイ着いていくというのも考えものです。また、ビジネスのにおいをプンプンさせるべきでもないと思います。

ただ、場面場面で誘っていただける機会は、良い意味で活用した方がいいですね。飲みにケーションは、いわば信用が始まる入口ですから。

逆に「付き合い感」を丸出しにするくらいならやらない方がいいという面もあり、バランスは難しいところですが…

判断は自分に委ねられますが、楽しい・楽しくないという基準ではなく、信用というバロメーターで飲みにケーションを判断するといいでしょう。

趣味のつながりも仕事に変わることがある

趣味のつながりも、案外仕事に変わることが多いです。

これは心理学的にもいわれていることなのですが、人が人をもっとも信用するのは相手に共通点を感じたときです。趣味といえば、誰の目にも明らかな共通点ですよね。

また、ビジネスのシーンでは上下関係やパワーバランスがあっても、趣味のうえでは対等の関係になりやすいですよね。

もちろん、趣味仲間だからといって、いきなり大きな仕事に発展することはないと思います。現実は「小さな仕事をちょっとお願いしてみようかな」くらいが出発点でしょう。

ただ、僕も経験していることですが、ビジネスでは取っかかりを作るのが何よりも難しいんです。

少々絡め手的な部分はありますし、これもビジネスのにおいをプンプンさせるべきではないと思います。ですから「いつかビジネスへ成長するかもしれない」くらいのスタンスで関係を続けておくと、何かのタイミングで仕事に発展するかもしれませんね。

エレベーターピッチのテクニックを活用する

ちょっと露骨な話ですが、趣味のつながりを仕事に生かす方法をご紹介します。

営業のテクニックにエレベーターピッチというものがあります。有名なのでご存じの方も多いかもしれませんが、エレベーターの中にいる数十秒で、相手に自分と付き合うメリットを伝えるには? というもの。

このエレベーターピッチの1つに、相手の事業と“かすった”範囲で、自分の仕事領域について話すという技術があります。

たとえば、美容室のオーナーに「美容室の集客を支援する仕事をしています」というのはストレートすぎて相手も身を引く可能性が高いです。

しかしこれを「店舗集客を支援する仕事をしています」あるいは「飲食店の集客を支援する仕事をしています」などといえば、どうでしょう?

ちょうど相手の事業と包含関係にあることか、関連性の高い提案を投げかけてみるわけです。もちろん必ずうまくいくとは限りませんが、「自分の仕事にも関係がありそう」と、押し売り感なく営業をすることができます。

趣味のつながりでも必ず仕事の話になりますし、やりすぎるのはどうかと思いますが、このようなやり方で自分を認知してもらうのは有効ではないでしょうか。

ただし何度もお伝えしてきているように信用第一であることは肝に銘じるべきです。

「部活動」をいくつも作る

飲み会や趣味のつながりのほかにも、地域にはさまざまな領域でコミュニティがあると思います。寄り合い的な意味合いでとらえてもいいかもしれません。

ともかく小さなものから大きなものまで、信用を大事にする地方には、仕事とは離れた人と人とのつながりがあります。仕事は極論、ご縁ですし、これらはひょんなことから、仕事に変わることがあるのです。

僕自身、地元の事業者コミュニティに入ってから、自分の仕事が大きく加速しました。

コミュニティの定義って、なんだと思いますか? コミュニティと聞くと多人数のつながりを想像されるかもしれませんが、僕はテーマのある2人以上のつながりはすべてコミュニティだと考えています。

コミュニティを作ることは誰にでもできるんです。所属することも大事ですが、つながりを自分のペースで・手っ取り早く仕事に変えようと思ったら、「主催する」のも有効ですよ。

ビジネス上のつながりと考えると、集まる人の性質が堅くなったり、オンオフの切り替えをしづらくなってしまうと思います。

そこで僕はハードルを下げるためにコミュニティ作りを「部活動」作りととらえています。

部活動と考えれば、なんだか楽しいイメージがわきませんか? それこそ、飲み会を主催するくらいの感覚もアリ。旅行やちょっとしたお出かけ、スポーツ。朝活や地域活動などもいいですね。

そして部活動は、いくつも持っていい。兼部していい。

これは経験知なので確たる証拠があるわけではありませんが、現代人はなんだかんだつながりを求めているんです。「部活動」という定義の仕方は地域の人にとってもよくて、参加のしやすさがあります。

僕は異業種交流会を主催していますが、「仕事を求めて」「営業のために」というよりも単に「知り合いを増やしたい、つながりを作りたい」という理由から、参加していただくことが多いです。

先ほども書いた通り、異業種交流ほどビジネスビジネスしていなくても、もっとライトなつながりでいいです。地域でつながりを増やすときは、ぜひ部活動を立ち上げる感覚で、コミュニティを主催してみてください。

まとめ

今回お伝えしてきたこと、人によっては「邪道」と感じられたかもしれません。ただポイントを忘れないでください。

地方は貨幣経済以上に信用経済の社会であること。だからこそお金・儲けより先に人と信用を形成することが大切であること。

信用から仕事が生まれる瞬間って、とても痛快なんです。

「こんなんできる人おるかなあ?」
「はい、できますよ」
「じゃあお願いね」

こんなもんです。簡単すぎて呆れかえるくらい。そこに費用対効果やクオリティは、良くも悪くも重要視されないんですね。

しかしそれも信用あってこそです。信用を作るのは時間がかかりますが、それがついてきたらビジネスのステージがグッと上がります。

逆に「売った買った」のドライな関係だけでは、なかなかビジネスも人間関係も続かないものです。特に地方だと、僕自身経験してきましたが最初の取っかかりさえ得られません。

先進的なビジネスモデルも、人をあっと驚かせる事業も大切です。けれど地域に根ざしたビジネスをやろうと思えば、人と人との関係性にフォーカスをすることが何よりも大切です。

ビジネスだけに偏ったスタンスを少し崩して、良い意味でオンオフを作らないくらいの方が、案外地方ではうまくいくものですよ。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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