ご覧いただきありがとうございます。マーケティングコンサルタントの大鹿です。
今回は、経営コンサルタント・神田昌典先生の洋書翻訳コンテンツ「洋書トライアスロン」から仕入れた、起業家の皆さんに役立つ情報をお届けします。
テーマは「人脈構築」。
あなたは人脈を作られていますか?
人脈というと損得勘定が見え隠れして、マイナスなイメージを持っている人も多いと思います。人付き合いに対し、わずらわしさを感じることもあるかもしれません。
本記事でシェアさせていただく『How to Be a Power Connector』(「人脈構築の達人になる方法」とでもしましょう)では、自分本位ではなく、しかし戦略的に人脈を作り人生とビジネスに活用していこう、という趣旨で書かれています。
すべての内容をお伝えはできませんが、その要点と生かし方をご紹介していきます。ぜひ、最後までお楽しみくださいね。
『How to Be a Power Connector』の要点
さっそくですが「人脈構築の達人になる方法」のメソッドは非常にシンプルで、【5+50+100の法則】にのっとって人脈を作っていくというものです。
- あなたの人生に絶対欠かせないトップ5人
- 人生およびビジネスのカギになる50人
- ビジネス上のキーマンになる100人
さらに、上記の5人とは毎日連絡を取る。50人とは週1回連絡を取る。100人とは月1回連絡を取るというルールがあります。しかし、さすがにそれだけの頻度でコンタクトを取るのは現実的ではありませんね…。
頻度は目安にして、各々がその関係性の中で、コンタクトの密度を決めていけばいいと思います。
一方で、人脈の枠組みや人数は理にかなっているのではないでしょうか。実際、脳科学研究では、1人の人間が構築・維持できる人付き合いの数は150人が目安だ、といわれます。
それに、SNSで数千〜数万フォロワー集めることに躍起になるより、ずっと現実的かつ計画的に達成できる数字です。
いま、あなたの周囲に上記に当たる人はどれくらいいるでしょうか?
「ただ繋がっているだけ」という無目的な人脈・フォロワーではなく、起業家のあなたにとって目標達成の一助になってくれそうな人たちのことです。
そのようなテーマで整理すると、人間関係の質について考えるきっかけになります。ぜひ一度、現状を洗い出してみてください。
ちなみに、僕は5人はパッと出てきましたがその他はせいぜい20〜30人程度でした(汗)。
なんのために人脈を作るのか? が大事
自分の目標達成の一助になってくれそうな人たちとの人脈を作るー。
こう書くと「自分本位でしかない」「人間関係を損得勘定で考えている」というような反論が飛んできそうですが、決して自己中心的に人脈を作れ、というわけではありません。
むしろ「人脈構築の達人になる方法」では、
- まず他者の目標達成をサポートすること
- 自分が手を貸してもらう分の2倍の価値を、他者に与えること
- すぐに価値を与えること(素早い情報提供など)
大原則としてこれらが大切だと説明されています。
人脈という言葉にマイナスイメージを持ってしまうのは、「与え合い」ではなく「もらい合い」の上に成り立った人脈のあり方が普通だと、感じてしまっているからではないしょうか。
確かに、知り合いだからとタダ働きをさせられたり、半ば強引に飲み会に誘われたりするのは嫌なものです。何も生まないばかりか、お金も時間も失ってしまうことになるから。
そのような付き合いは、捨てる・捨てないは自己判断ですが自分の人生とビジネスを発展させる「人脈」とは違います。
お互いの持つ価値がお互いの目標達成の助けになる。
もし、今のあなたが人脈というものにわずらわしさを感じているのだとしたら、目的と意義に一致した人脈を再構築する必要があると思います。
人脈がひとりでに成長する仕組みを作る
人脈を形成するうえでは、偏りのない、多様性のある繋がりを作ることが重要なポイントになります。
事業を新しく作る際に必要な人脈を考えれば、この意味が腑に落ちるはずです。
資金調達には金融に詳しい人がいると助かるし、地域でビジネスをするなら、地域に広いネットワークを持つ人を知っていると、なんらかの紹介を得られるかもしれないですよね。
また、同じ業界の人間しか知らないとどうしても似通ったビジネスモデルになりがちですが、他業種の人間と通じていればいるだけイノベーティブなアイデアを得られるかもしれません。
これは僕も意識的に取り組んでいることですが、自分の持っている人脈をそのままにせず、積極的に人と人を繋げる「ハブ活動」をするといいです。
自分の知っている誰かと誰かが繋がって新しいものが生まれればあなたが感謝されますし、紹介したあなた自身も巻き込まれて面白いムーブメントになる場合さえあるからです。
このようにして人脈がひとりでに成長する仕組みを作ることで、創造的な価値が生まれやすくなります。あなたの持っている人脈そのものが、お金に変えられない価値を帯びていくということです。
戦略的に人脈を形成していく
他者へ先に価値を与えることで、お互いの目標達成をサポートし合える関係を作ろうとお伝えしました。打算的ないい方かもしれませんが、これが戦略的な人脈構築の1つ。
ひとりでに成長する有機的な仕組みを作ることが、2つめの戦略。
そしてもう1つ、「人脈構築の達人になる方法」で紹介されていた戦略に、面白いものがあります。
それが、「ビジネス上のキーマンになる100人」は、必ずしも強いリンクでなくてもいいというものです。
どういうことかというと、たとえば人と人との関係性が近すぎると、ちょっとしたボタンのかけ違いで思わぬ誤解が生まれたり、お金で揉めてしまったりすることがあります。
身内に近いだけに、いいたいこともいえずに関係性がギスギスしたり、伝えた方がいいのに伝えられないというジレンマもあると思います。
つまり近しい繋がりだからこそ、利害関係がありビジネスが発展しないことが往々にしてあるわけです。
反対に、関係性こそ深くないがお互いが何をやっているか知っているくらいの“ゆるい関係”の方が、客観的に意見を交わし合える場合があります。
創造性という観点では、この方がうまく機能する場合があるということです。
このように必ずしも濃い関係性でなくとも、むしろゆるい関係性の方がメリットがあると考えると、人脈を増やすハードルがずいぶん下がりませんか?
そして人脈が増えるに従って、そのつど5+50+100人の関係性を更新していけばいい。人脈とは長期的に育てていくものなのです。
まとめ
今回は洋書『How to Be a Power Connector』(「人脈構築の達人になる方法」)より、あなたの一生を左右するかもしれない人脈構築のポイントをお伝えしました。
まとめ
- 【5+50+100の法則】にのっとって人脈を作ろう
- 他者をサポートすることで、自分の目標達成に力を貸してもらおう
- 多業種との人脈を作り、ハブとなって人と人の関係を活性化させよう
最後に1つ。
あなたが人脈を活用して目標を達成するには、あなたが提供できる価値と目指すゴールを、端的に他者へ伝えることが必要になります。
何をやっているか分からない人を、誰も信用しないし応援もしてくれないものです。
どこかから借りてきたような言葉を目標に掲げ、ビジネスをしている人は多いです。
また、稼いだお金を何に使うかが目的であるはずなのに、稼ぎ方に美意識を持ってしまうような目的と手段の逆転現象を起こしている人も非常に多い。
身の回りで成功している人を見ていても、明確な目的を持っているからこそ、力を貸してくれる人が集まっているように感じます。
あなたには、胸を張って「これだ」といえる目的はあるでしょうか? 決して、かりそめではないものです。
もし迷いがあるのなら、お気軽に僕の無料相談にお申し込みください。あなたの人脈構築を活性化させる目的を、一緒に洗い出していきましょう。
無料相談へのお申し込みは、下記から可能です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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