情報は時に雑音にも毒にもなる、というお話。
集客のために、あるいは売上アップのために、常に学び続ける姿勢は大切です。
しかし、何かを学ぶときに外してはならないのが、「今、自分にとって本当にそれが必要なのか?」という視点。
人間は得てして、魅力的なテクニックに目を奪われてしまうものだし、あれもこれも身につけたいと思ってしまうものです。
ただ残念ながら、それが目の前の問題を解決するものになっているのか? 自分の強みを伸ばし、その結果集客や売上アップにつながるのか? というと、選択を誤っている人も多いように感じます。
学ぶことそのものが目的なら何もいえませんが、遠回りするお金も時間も余力もないのではないでしょうか?
たとえば、「売上アップのためにはメルマガが必須だ」と聞けば、メルマガの教材に飛びつく。「これからの集客にはInstagramが欠かせない」と聞けば、Instagram集客のコンサルに申し込むような人がいます。
どちらも重要なことに異論はありませんが、メルマガだのInstagramだのに飛びつく前に、自分の商品・サービスを分かりやすくお客様に理解してもらえる仕組みを作る方が、優先順位は高い。
また、自分の強みを正しく表現し、競合との違いを打ち出す方がよほど大切です。
「魅力的に思えるから」と自分の顧客層に適切ではないサービスを販売し、軸がブレているようなケースもあります。
なんで飲食店が情報教材を必死で売っているの? 変じゃない? とお客様の立場なら当然違和感を感じるのですが、事業者本人は気づかないようなことがあるのです。
世の中は情報であふれ過ぎていて、SNSやネット広告を見ればすぐに“良さげ”な商品・サービスが目につきます。
まるでそれを今手に入れないと時代に取り残されてしまうように感じ飛びつく人がいるのですが、どんなに役立つ商品・サービスでも、時に雑音となり毒になる。
もっと集客・売上アップに直結するようなやるべきこと・学ぶべきことがあるのに、わざわざ時間と労力を浪費しにいくのは非効率ですよね。
- 今、なんのために、何をやっているのか?
- 自分が直面している問題は何で、それをカバーするために本当はすべきか?
勇気を持って雑音をシャットアウトして、これらについて真剣に考える方がよほど効果的です。
欲張らないこと。乗せられないこと。
そもそも僕たちにある時間は限られたものなのに、今、目の前の結果につながることに集中できなくては、永遠に機会をつかむことはできませんよね。
繰り返しますが、学び続けること自体は大切です。しかしそれが目的と結果に沿うものなのか、ひと呼吸置いて考えるようにしてみませんか?
最近身近で「それ、あなたにとって今必要?」と疑問に感じる場面があったので、書きました。
本来自分がやるべきことに集中しましょう!
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