進化すべきタイミングは仕事が教えてくれます

元編集者として800件以上を取材。質問力で実店舗・中小企業様を選ばれる存在に導く、Web販促コンサルタントの大鹿です。

「新しいことを始めたい」「もっとできることを増やすために、スキルを身につけたい」。そう思うことはあるでしょう。でも、“それ”が実現するためにいつまで経っても勉強しているだけでは、当然ながら実現はしませんよね。

だったら、十分な実力がつく前に、さっさと始めてみましょう! というのが今回のテーマ。

行動していくうちに、自分に不足している能力やリソースが具体的に分かってきます。足りないことがピンポイントで分かった方がそれを埋める労力も必要最小限で済みますし、進化すべきタイミングは仕事そのものが教えてくれます。

できるまで待っていたら、その役、他人に取られてしまうかもしれませんよ!

目次

やってみることで問題が的確に分かる

せっかく飛び込めるチャンスが目の前にあるのに、まだ実力がないから行動しない−。

僕自身、起業する前にそんな場面がいくつもありました。もう二度とない大きなチャンスを、みすみす逃してしまったこともあったと思います。

でも、飛び込めませんでした。まだ自分にはできないんじゃ…。いま飛び込んでも、周りに迷惑をかけるのでは? 恥ずかしい思いをするのでは? そんな感情でいっぱいだったからです。

弱気を続けているうちに、「まだ」「まだ」という言葉を言い訳にしているだけだということが分かりました。いよいよ起業する段階になって、ここで飛び込まなければ仕事が得られない。無収入が続いてしまう…という恐怖が勝り、いまの自分の実力なんか関係なく、飛び込むことができるようになった。

自分に、力を貸してくれる人が何人もいるということを思い出したことも大きかったです。自分に不足しているリソースはこれとこれで、この人にお願いすればカバーできるだろう、というのを具体的に書き出していきました。

こうした作業をしていくと、なんと漠然としたことで自分が躊躇していたのかが分かります。本1冊買って勉強すれば、カバーできることだっていくらでもある。未知に飛び込んでみて、やっと自分に不足しているものの正体をつかめるんです。

つくづく、新しいことは始めた者勝ち。肩書きは名乗った者勝ちだと思います。(主に『自分に勝つ』という意味で)

成功しているメンターさんに話を聞いても、「(当時は)できるかどうか分からないけど、チャンスに飛び込んだ」「いつの間にか、できるようになった」とおっしゃられます。現時点で、できるかどうかは関係ない。できるようになっていけばいい。

僕の場合、そういうマインドに変わってから、たった1ヶ月足らずで新しい仕事を獲得することができました。とにかくやってみる。走りながら、足りないスキルを補っていく。本当にできないことは、人の力を借りる。

これこそが最速の進化スピードだと思います。できない不安は自分が大きくしているもの。冒頭でも書いたように、足りないことがピンポイントで分かると、それを埋める労力は必要最小限で済みます。

結局、全部を埋めようとするから、問題を大きく感じてしまうんですよね。走りながらの方が殊の外、問題を分析できますから、「やってみる」思考はとても大事だと思います。

待っていてもプロにはなれない

ここまでで書いたことの裏返しではありますが、勉強しているから・学んでいるからプロになれるわけではありません。市場に出て、実践して、自分の商品・サービス・スキルを売ってみてはじめて、プロとしてのスタートラインに立つことができます。

バッターボックスに立たなければ、意味がない。

頭がいくらよくても、お金を稼げるかどうかは別。もし、頭がいいだけでお金を稼げるなら、大金持ちはもっといるはずです。でも現実、そうじゃないよね。

プロになるには、ビビりながらでもバッターボックスに立つんです。打席に立つ機会を1〜2回乗り切ってしまえば、それが達成経験となって、自信になっていきます。

進化の合図は向こうからやってくる

実際に思い切って飛び込んでみると、仕事をクリアするのに必要なことは仕事が教えてくれるものです。具体的には、お客様が抱える課題であったり、周囲のパートナーからの言葉であったり。

今何が足りないのか? が具体的にわかれば、対策も的確に打てるというもの。僕なんか、女性のファッションに関わる仕事をするようになったので、女性誌を読んで勉強したり、Instagram運用のコツを、詳しい方から教わったりしているところです。

これ…分かるまで・できるまで待っていたら世の中の雑誌を全部読み尽くさなくちゃいけないし、SNSを全部使いこなさなきゃいけなくなります。現実的にそんなのムリです。

ね? 飛び込んでみなければ、何が不足しているかなんて分からないでしょう?

結局、繰り返しますがプロになるためには、バッターボックスに立つしかないんですよね。お客様は、飛び込まない人を待ってはくれません。飛び込まないことは、お客様には関係ないから。

進化すべきタイミングは…レベルアップの合図は、仕事そのものが教えてくれるんです。だからやっぱり、やってみなければ何も分からないってこと!

まとめ

だいぶ、過去の自分を諫める意味でも強めに書いてしまいました笑。

でも実際、内心「できるかなあ」と不安ななかでもチャンスに飛び込むことで成果を得られたら、自分自身が変われます。そう実感しています。

  • できない不安は漠然としたもので、やってみてはじめて、的確に足りないことが分かる
  • バッターボックスには誰だって立てるし、立てた人がプロになれる
  • 進化すべきタイミングは仕事そのものが教えてくれる。走りながらレベルアップしていく

いろんな葛藤があると思いますが、以上3つのポイントが、新しいチャレンジをするあなたへのヒントになるとうれしいです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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