元編集者として800件以上を取材。質問力で実店舗・中小企業様を選ばれる存在に導く、Web販促コンサルタントの大鹿です。
・・・意味不明かつ刺激的なタイトルですいません(笑)
夢ってお持ちですかね? もう青臭いくらいの。「大金持ちになりたい」とか「美女と結婚したい」とか、「どこそこに豪邸を築いて、悠々自適に暮らしたい」とか。
僕は、「地元・香川のどこに行っても、どこにご飯を食べに行っても自分のことが知られていて、仕事に困らない状態になること」が夢です。なんだか芸能人のようで恐縮ですが、ホント。
昨日、『夢を信じ抜ける人がビジネスで成功する』という一説を見たので、自分なりに踏み込んで考えてみました。この先に成功というものがあるとしたら僕はまだまだですが、「夢を信じる」ことが原動力になっているのは確か。
お読みいただき、1つでも参考になることがあるとうれしいです。
ファン=信者
ビジネスを成り立たせるためには、自分のビジネスを好きになってくれるファンを集めければいけませんよね。ファンとはなんとも曖昧な言葉なのですが、「あなたのことを信じてくれる人」、短くまとめると『信者』と考えればいいそうです。
「お客様」というものにも段階があり、存在を知らない人→見込み客→(1回でも商品・サービスを利用した)お客様→リピーター→ファンという順に、形成されていきます。
リピーターとファンにも明確な違いがあり、たとえば近くにその定食屋しかないから、なかば仕方なくリピートしている人と、好きで通い続けている人とではまったく意味合いが異なりますよね。
「このお店の料理は美味しい」「何を食べても期待を裏切らない」「◯◯は思い入れのある味だから」「お金がなくて困っていたとき、タダで食わせてくれたから」。
好きになる=信じるには、理由があります。理由とは、ユーザーそれぞれと、ここでいうお店との間に築かれる個々の物語。
20代の頃、東京にいた僕には、毎週通い詰めていたカレー屋さんがありました。それまでに食べたことのないような衝撃的な味で(それに異常な辛さもあって…中毒性の高い)、当時勤めていた会社から若干距離があったのですが、わざわざお昼になると行っていました。「金曜日はカレーの日」だなんて決めて。
唐辛子がゴロゴロ浮かんでいる漆黒のビーフカレー。脳髄を刺激する辛さに、真冬でも汗が吹き出して、食べ終わった頃にはスポーツをし終えたかのような爽快感でした。会社が変わっても、ふとあのカレーの絵面を思い出すとヨダレが出てくるように感じて、営業で近くまで行ったり、週末になったりするとまた立ち寄ってみたり。
この原稿を書いていると、540km離れた東京まで、またすっ飛んで行きたくなりました(笑)。あの「金曜日のカレーの味」が、僕とそのお店を結ぶ物語なんですよね。東京までわざわざ行かないともう食べられないですが、間違いなくいまだに僕はファンです。信者です。当時のお店のカラフルな内装や、一緒に通っていた元同僚の美味しそうに食べる顔も、まるで昨日のことのように浮かんでくるなあ。
いま、自分がファン=信者を作る側になってみて、あの時無我夢中でカレー屋に通い詰めた過去の自分自身のような人間を、一人でも多く作っていないといけないんだと思います。
繰り返しますが、ファンとはあなたを好きになってくれる人であり信者であり、あなたと個々の物語でつながっている人、ということです。
信+者=儲かる
信者とは「信」じる「者」という言葉でできており、2語をくっつけると「儲かる」(儲ける)です。「儲かる」(儲ける)という言葉はなんだかいやしく聞こえてしまうものですが、こう考えると、何も後ろめたいことはありませんよね。
そして、「夢」を「信」じる「者」がファンを作ることができるそうです。なるほどなあ。つまり、信じる者は儲かる。
青臭く夢を語る人って、以前はあまり信用していなかったんです。「そんなにうまくいくかよ」って。それはたぶん、語るだけで、途中で挫折して諦めていく人が多いからなんだと思います。
でも、青臭く夢を語って、そのための目標をやり抜いて、本気で実現させようとしている人も確かにいました。語らないから表向きはそう見えないけれど、淡々とやり抜いて夢を叶えている人もいるでしょう。そういった方々は、圧倒的に儲かり、成功されています。
それだけ夢を信じ抜ける人は希少だし、信じ抜いた結果そのものが成功というわけですよね。信じ抜けないということは、心から実現したい夢ではなかったということ。
「『結果的にそうなる』ように信じ抜き、プロセスを大事にしていたら、1つひとつ夢は叶っている」と、ある地元の先輩経営者さんからも聞きました。「ファンを作るために、どういう企業理念を掲げ、実現させていくか」が根本にあると語られています。
「信じる」だけでなく「信じ抜ける」夢、あなたにはどんなものがあるでしょうか?
先輩経営者さんのお話、よければ別メディアでインタビューをしたので、読んでみてください。
夢を信じてブランディングの仕組みを作る
先ほど書いた
存在を知らない人→見込み客→(1回でも商品・サービスを利用した)お客様→リピーター→ファン
こちらですが、お客様の段階を引き上げてファンにしていくことが、ブランディングだといわれています。ファンが生まれている状態を、ブランドと呼びます。
ブランディングの頂点にあるファンを作るためには、自分のなかにブレない軸があり、実現したい夢をしっかり持つこと。ちゃんと人に伝え、広く発信していくことが大切だと思います。そうすれば、人があなたを選んでくれるようになるそうです。
僕もこの考え方を知った当時、「なるほどなあ」と思ったことなのですが、ブランドはビジネスオーナーが作るものではなく、選んでくれる人=ファン=信者が作るもの。ティファニーやポルシェのようなラグジュアリー商品だって、選ぶ人がただの皮の塊・鉄の塊の何倍もの価値を感じるから、高くても売れるわけですよね。しかも、何度も買う。
アップルのスティーブ・ジョブズも、本気で「テクノロジーは世界を変える」という夢を発信していました。その夢に人々は熱狂し、MacやiPhoneを手に取り、事実、音楽やインターネットの未来を変えました。
夢を語るのは恥ずかしいことかもしれませんが、ファンを作るためにはそれを信じ、公言していくことが大切ですね! それがブランドを作ることのキモであるように思います。
まとめ
だいぶ抽象的な話ばかりでしたが、『夢を信じ抜けるからファンが生まれ、ファンがその人の成功を形作ってくれる』ということです。
- ファン=信者。あなたと個々の物語でつながっている人
- 信+者=儲かる。夢を信じ抜き、プロセスを大切にすることで、結果的に実現する。儲かる
- 夢を公言することが、ブランディングの仕組みを作るためのキモ
僕も、「夢を信じる」を原動力に、今後も努力していきたいと思います。夢実現のお手伝いも、どんどんさせていただきますよ!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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