「やりたいこと」ってなんだろう?

「自分のやりたいことを貫き通したい」「想いを持って仕事をしたい」、あるいは口には出さなくとも、実現したいビジョンが明確になっていることもあると思います。

しかし、僕がいろんな方々と会い話をするなかで感じるのは、やりたいことや想いを秘めただけで終わってしまっている人も多いということです。

実現させようとしているけれど、“ちゃんとプロセスを考えて”行動していない、といってもいいかもしれません。

あなたの目標は、行動が伴わない絵空事になっていたりしませんか?

自分自身への自戒も込めてですが、今回は「実現させること」について真剣に考えてみたいと思います。

目次

ちゃんとプロセスを考えていない人が多い

僕も将来まだまだ挑戦したいことがあるし、想いも持っているつもりです。それらを実現するためのプロセスも輪郭を練っています。

つまり、これを続けていけばこうなるだろうから次はこのステージに行ける、といったこと。

そんなこと当たり前だ! と思いましたか? そう思っていただけたら、あなたはものすごく優秀な方です。

最近あったのですが、「銀行に融資を受けて補助金をもらって」などといったお金の工面にはイメージが浮かぶのに、返済、つまり何をいくらでいつまでにいくつ売って〜といったことはほぼノープランという経営者さんがいました。

それなのに、新しい店を出すことはもう決まっている、などと決意は固いのですね。たぶん「後でなんとでもなるだろう」と思っているのでしょうが、僕は疑問でした。

そもそもそんな無計画な人に銀行は融資してくれて、国は補助金を出してくれるのだろうか? と。

補助金に至っては人様のお金です。おそらく本人は「貰えるなら貰っておこう」という腹づもりなのでしょうが、そのような都合のいい感情は見透かされるのがオチです。補助金が下りたとしても、計画性がなければ破綻するでしょう。

細かい数値計画は出せないまでも、何を・いつまでに・どれくらい達成するというロードマップを描けているだけでまったく結果は異なるはずです。

なぜならロードマップが描けている人は、今という地に足をつけて、目的を持って行動できているから。計画からズレてしまっていることもあるでしょう。思うように達成まで至らず気落ちすることもあるでしょう。

それでも、、ノープランより何倍もマシです。同じことを目指すにしても、計画性がある・ないでは得られる経験の密度も違いますしね。

今回はプロセスの解像度にまでは踏み入れませんが、ともかく“ちゃんとプロセスを考えているか?” “いないか?”だけで大きな差が生まれるのは自明の理です。

考えられているあなたは、それだけで優秀です。

自分で決めて、自分に責任を持つ

先ほどの経営者さんの例の続きですが、「やりたいこと」の実行プランは実のところ丸投げでした。

僕は補助金の資料作成代行で入っていたので、細かいビジネスモデルを考えたり収益が出るような仕組みを作ったりすることはできます。しかしそれに現実的妥当性があるか? 達成できるかどうか? は経営者自身も考えなければなりませんよね。

ただ、真剣に収支をシミュレーションしている様子が伺えない。「銀行が考えてくれているから」とだけ。それでも、新店舗立ち上げは決めている。

僕は仕事柄、銀行から大きな資金を借りるようなことはないのですが、「これでいいはずがない」ということは分かります。

なぜなら、自分で自分の行動を決められていないから。自分が負う責任を宙に浮かせたままにしているから。

僕がいうまでもないことですが、やりたいことがあるのなら、自分自身で決め、自分自身で走り出さなければいけません。僕のようなコンサルタントや銀行などは、あくまで伴走者に過ぎないわけで。

どういうわけか、スケールの大きい物事ほど、他人が決めてくれる。なんとかしてくれると本気で考えている人がいます。

ここまでお読みいただいているあなたはきっとそうではないと思いますが、「自分で決める」「自分に責任を持つ」という当たり前を、もう一度内観してみてください。

ちゃんと考えるから結果が出る。それだけ

成功している人は、自分のやりたいことがどうすれば実現するのかをちゃんと考えているに過ぎないのだと思います。

「過ぎない」というと軽く見ているように受け取られるかもしれませんが、結果に向かってシンプルに、やるべきことをこなしているということです。

実際、結果を出している人に話を聞いてみても、ちゃんと計画を立てて計画通りに行動し(時に修正改善し)、積み重ねていっただけだといいます。

積み重ねるうちに成功の精度が高まることこそあっても、それが真実なのでしょう。

絵空事と本当にやりたいことの間には隔たりがあって、その隔たりは決意と考え方次第で大きくもなり小さくもなります。

やりたいことを実現するのに、都合のいい飛び道具はない。他人任せにもできない。変に周りを頼ろうとするから思考が煩雑になり、挙句の果てに放っぽり出すようなことになるのです。

答えは自分自身の頭の中にあります。

まとめ

人によっては「何を今さら?」と感じた人もいると思いますが、あなたが考える「今さら」さえできない人が世の中にはいます。そちらの方が大多数かもしれません。

自分で考え、自分で決めてやるべきことをやっている人は、偉そうに聞こえるかもしれませんがそのままで良いのだと思います。

やりたいことを実現させるために、雑音に惑わされず、自信を持って突き進みましょう!

今回のまとめ

  • 地に足をつけて目的を持って行動することが、ちゃんと考えるということ
  • 自分で決められない、決めることから逃れている人が多い。決められるだけで一歩抜きん出ている
  • 結果を出すためにやることは、実はシンプル。雑音は排除!

ちなみに、今あなたが考えている事業のロードマップを、マーケティングの力でもっとスケールアップすることも可能です!

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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