元編集者として800件以上を取材。質問力で実店舗・中小企業様を選ばれる存在に導く、地域特化Webコンサルタントの大鹿です。
人間は弱い生き物です。やらなきゃいけないことがあるのに、TV番組やスマホといった身の回りの甘い誘惑に負け、ついそっちに気を取られてしまうことがしばしば…。
かくいう僕自身がまさに弱い生き物なので(苦笑)、まずは小さなことから、とにかく「やり抜く」ことを心がけてきました。「やり抜く」ことには終わりがなく、「今日はいいや」となってしまいそうなこともありましたが、得られたことも確実にありました。「やり抜く」だけで周囲から評価され、仕事につながることもあるでしょう。
今回は、僕自身が感じたこと・得られたことを通じて「やり抜く」ことの意味をお伝えしていくので、ついつい甘い誘惑に負けてしまう自分を戒めるきっかけになればうれしいです。
やり抜くだけで圧倒的になれる
1年前から、あるビジネスコミュニティに入っています。そこでは、義務というわけではないですがその日の仕事内容を書き込んで活動報告をする掲示板があり、圧倒的に結果を出している人ほど、忙しい時間を縫って報告をしていました。
1年前当時、コミュニティに入ったばかりの僕は自分の強みもこれから磨くべきことも定まっておらず、手探り状態。それまでやっていたことが全くといっていいほどうまくいかなかったので、仕切り直しの意味も込めて入った場所でした。
ただ、先ほども書いたように圧倒的に結果を出している人ほど毎日途切れず活動報告をしているところを見て、とにかく「掲示板に書き込むことだけは続けてみよう」と思うことができたんです。
書き続けていると、数十人がアクティブに動いているなかで、自分という存在を認知してもらえました。ただ活動報告をするだけでは自分本位だと思って、なるべくコミュニティメンバーたちに役立つ情報を発信しようと努めたりもしました。そうすると、感謝してくれる人も現れて。
悩んでいた自分自身の強みというものは、このコミュニティで出会った人たちが客観的に示唆してくれたものでした。本当に、感謝してもしきれない。
メンバーが見つけてくれた強みを徹底的に磨き、報告を強制することで自分自身のプレッシャーに変え、どんどん仕事の質をブラッシュアップしていきました。すると、コミュニティ内では「新人」という立場からいつの間にか「◯◯のスペシャリスト」という立ち位置に変わっていったようです。コミュニティメンバーから仕事をいただくこともありました。
それが、ここ1年ほどの出来事。ドラマティックなことなんてなく、泥臭い日々の連続でしたが、小さなことをまず、コツコツと続けてきました。それでも、やり続けたことがきっかけで自分にも他人にも誇れる能力が身についたし、僕の後に続くメンバーたちも、明らかに以前より「報告し続ける」人が増えています。
やり抜くだけで、圧倒的な存在になることができるんです! 僕自身は現在もまだまだ通過点に過ぎませんが、一度でも成功体験を得られると、もっともっとやり続けていこうとさえ思うことができます。やり抜くことを当たり前に変えていきたいものです。
負荷の軽い習慣を1つ作っておくと…
やり続けることが習慣になると、「やらないと気持ち悪い」ような感情になります。歯磨きや洗顔をし忘れると、どことなく行動に違和感が現れるように、やり抜くことが当たり前に変わっている証拠。
僕は宣伝や広告の仕事をしているので、毎朝1つネット広告を拾ってきて、いいコピー(文章)を模写したり、どういうふうに書かれているか構成を分析したりする習慣を続けています。これも、始めてもう数ヶ月になります。
パソコンに広告の画面を出してノートに書き出すようにしているんですが、遠方に出かけているときなんかは、どうしても同じようにできません。それでも、スマホで広告を見て、黙読しながらでもこなすようにしています。
時間がないことはないのに、移動中で同じことができないからやらないというのは、自分自身かなり違和感があって。それでも、1日でも中断してしまうと、気が変わってしまうはずです。
この作業自体は長くても30分ほどで終わらせるようにしているので、負荷としては軽いものです。でもある意味、負荷の軽いこの習慣があるからこそ、仕事にリズムが生まれていると感じるんですよね。「今日はいいや」と自分に負けそうになることがありません。
なんのためにやり続けるのか? 目的を持とう
最初に書いた仕事報告ですが、伝える相手がいなくても、やってみることをオススメします。自分自身に報告すれば1日を整理することになりますし、負荷の軽い習慣になっていくと思います。
1つやり抜ける習慣ができると、もう1つ2つと、徐々に負荷を増やしていくことができます。僕は筋トレをする習慣はありませんが、徐々に負荷を増やして筋肉を成長させていくように、能力を負荷によって育てていく。
僕もこの記事を執筆時点で、実は負荷を増やしている最中です。前述の活動報告や広告の研究はもちろん、noteという媒体で記事を毎日投稿するようにしています。ものを書くとなると手を動かす以上にネタを考えるという頭脳労働が発生するので、かなり大変(苦笑)。
でも、これをやり抜くことで、「毎日ものを考えて毎日発信する」という圧倒的な能力が身に付くと信じています。特に、このブログもそうですが、「書く」ということは書き続けてなんぼの世界なので、近道なんてなくやり続けるしかないと思う。
なんのためにやり続けるのか? という目的が大切ですね。無目的にやり続けることは苦痛の繰り返しですが、その先に得られることのためにやるという気持ちに切り替われば、継続できます。1つ成功体験が得られると、やり抜くことに対して好循環が生まれます。
やり続けていれば、小さくても1日1日必ず成長しているものなんです。そういう心の持ちようがあるだけで継続のモチベーションになるので、自信を持ってやり続けてみてくださいね!
まとめ
初めに書いたように、人間は弱い生き物です。言葉にするのは簡単ですが、「これ」と決めたことをやり続けられる人間は、100人中何人いるでしょう? たぶん、数えるほどしかいないはず。
だからこそ、やり抜ける人は、それだけで圧倒的なんです。今の自分がどうとかは、あまり関係ない。僕がまさにそうでしたが、続けることで自分自身が認知されるきっかけになり、専門性を磨くことができ、仕事につなげることさえできました。
- やり抜くだけを当たり前に変えていくだけで、自他ともに認められる存在になれる
- 負荷の軽い習慣を1つ作り続けると、仕事にリズムが生まれ、弱い自分に負けなくなる
- 1つやり抜ける習慣ができると、徐々に負荷を増やしていくことができる。目的を持って続けることが大事!
以上の3つのポイントを参考にしていただき、ご自身を成長させるヒントにしていただければと思います。繰り返しますが僕自身もまだまだ通過点なので、やり抜いていきます! ともにもっともっと上のステージを目指していきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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