自分の弱点を知り手を打っているか?

こんにちは、UDON copy writerの大鹿です。

 

自分の弱点を正しく把握していますか?

 

正しくです。正しく。明確に、具体的に。自他との認識のズレなく。

 

…と、このように強調して問われると案外難しいですよね。

 

私たちは自分の“強み”は貪欲に探そうとするのに(これこそズレてること多いけど)、弱みを認知することはあまりありません。もしくは、履歴書に書くような当たり障りのないことばかり。

 

「おゥ、大鹿、じゃアお前の弱点は何ダ?」

 

偉そうに語る私の弱点は、初速が鈍いことです。

 

取りかかりが遅いという意味ではなくて、初めての物事を体得するのに時間がかかります。自分の頭で“しっくり”理解できないとなかなか再現ができない。

 

要は、不器用なのです(苦笑)。

 

ハンドボールをしていたので手で投げる球技は得意でしたが、足を使うアレやラケットを使うアレはてんでダメですね。

 

こうやって文章を書くのも、特別上手いとは思いませんが職業的な技術として提供できるのはあくまで専門職を経験したから。新社会人で出版業界に入ったはいいものの、周囲の同僚たちのあまりの達筆さに血の気が引く思いでした。

 

知識をある程度詰めてから動くタイプなので、異業種転職をしたときも最初の半年くらいはまるで凡人でした。業界のことが分かってきてから、それなりにできるようになった。

 

ただ、裏を返すと、初速が鈍いことが分かっているから、頭で理解できるまで基礎を怠ることはないように思います。たぶんね。人に聞いたことがないから分かんない。

 

あと、細かく怠け癖などを挙げだすとキリがないけれど、自分の意思で修正できない弱点でもっとも認知しているのは初速案件かなぁ。

 

あなたはどうですか?

 

どんな弱点を認知していますか? 明確に、具体的に。自他との認識のズレなく。

 

すっっっごく当たり前のことを言いますが、自分の弱点が分かっているなら手を打つことができますよね。たとえば私の場合、繰り返しますが初速が鈍いからこそ基礎を重視する。

 

「基礎を重視する」とこれだけ取り出せば立派な強みになります。

 

というかもしかしたら、他人にはこれこそが強みに見えるかもしれませんよね。弱点にどのように対応しているか? が強みになる。まるで体をむしばむ細菌に対処する抗体のように。抗体というのは細菌の生態を隅々まで理解するからこそ強くなります。

 

まァ、だいたいアレですよ。

 

精神論に聞こえるかもしれませんが、世の中、負けなければ勝つのよ。

 

仕事における人と人との信頼の多寡って、だいたいが加点方式じゃなく減点方式だと思うんです。

 

仕事は勝ち負けがハッキリしたスポーツではないから、神経を張り詰めて集中してつまらないミスさえしなければ、少なくとも信頼は積み上がります。逆に、隙のある仕事をする人は、優れた仕事をしていてもどこかでボロを出す。

 

さらにはその“隙”を自分の弱点と思っていないものだから、何度でもやらかす。やらかし続けるうちにいつの間にか相手や仲間たちから仕事が来なくなる。というワケ。

 

こんなに生き生きと“隙”について書けるのは、20代の頃の私がそうだったから(汗)。でも今は違いますよ! 断じて違います!

 

自分の弱点を理解し未然に手を打っておけば、限りなく減点のない足腰の強い体質になれます。負けなければ勝てます。派手な働きじゃなくても、目立たず卒がなくても、それは立派な才能です。

 

今一度お聞きします。あなたの弱点は何?

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