過去最高の体験と過去最低の体験がビジネスを2倍強くする

香川県高松市を拠点に、「地域集客サポーター」として活動している大鹿です。

過去を思い返すことって、あるでしょうか? 今回は過去の体験、特に過去「最高」の体験と「最低」の体験を振り返ることで得られるものについて、お伝えしていきます。

僕自身、この考え方を教わって、過去最高の体験は自分のビジネスの核(コア)に、過去最低の体験は教訓になりました。

特に最低の体験は振り返ることに躊躇するかもしれないけれど、最高と最低を両面から分解することで、あなたのビジネスに生かせることは必ずあるので、参考にしていただけるとうれしいです。

目次

過去最高の体験を振り返ること=純度100%のあなたの強みを取り出すこと

思い出に残るいい体験は、人生を重ねていればいくつも得られていると思います。

「じゃあ何が過去最高なのか?」と考えたときに目を向けていただきたいのは、子どもの頃の原体験であったり、仕事やご自身でビジネスを始めた頃の想いなどです。

分かりやすくいうと、あなたの原点ですね。これは、そういくつもないはず。そのなかから、文字通り「最高」と思えるものを洗い出してみてください。

原点は、忙しい日々のなかでつい忘れてしまっているものかもしれませんが、廃れずにあなたのなかにあると思います。

なぜ、その原点がいつまでも自分の内に残っているのか? なぜ、それが過去最高といえるものなのか? 振り返ってみて言語化してみると、それがあなたのビジネスにおける、本当の理念というものになっていきます。

最高の体験から抽出した最高の理念は、あなたのビジネスの核(コア)ともいえるものであり、他人に真似されるものではありません。真似のされようもないオリジナリティになる。

実際僕自身ノートに書き出して感じたのは、過去最高の体験には、過去〜未来につながる、自分が大切にしてきたことがつながっているということです。

自分のなかの一番良いところだけを純度100%で取り出すようなものですから、それはあなただけの強みにほかなりません。過去最高というきっかけがつかめると、芋づる式にあなたのさまざまな強みに結びついていくことが分かります。ぜひやってみてくださいね。

過去最低の体験を振り返れば、自分の弱みを直視し改善できる

一方、過去最低の体験はトラウマじみたことも含まれるので、振り返ることがためらわれるものです。

僕の場合は事あるごとに自己分析をする機会があったので苦にならなくなってきましたが、やはり当初は…精神的にキツかったです。嫌なことをまざまざと思い返すのは、どこまでいっても嫌ですよね。

これは頭のなかだけでやろうとするとモヤモヤっとしたものが残り悪影響にもなりかねないので、後述しますが、頭から吐き出す感覚で紙に書き出すのがいいと多います。

過去最低の体験を振り返って得られることは、まぎれもなく「教訓」です。

あの失敗を二度と引き起こさないようにするには何をすればいいか? どういうものの考え方をすればいいか? 過去最低レベルともなると、キチッと向き合うこともせず蓋をしてしまっていることが多い。(人間の本能ですね)

これをきっちり言語化して振り返ることは、あなたの最大の弱点をカバーすることにつながるので、具体的に抽出するといいです。そう、具体的に。

過去最低の体験はビジネス上のことかもしれないし、プライベート上のことかもしれないし、その両面に及ぶものかもしれません。今回の目的はビジネスに教訓として生かすことなので、目的意識を持って取り組むことが肝心です。

ノートに具体的に書き出して、具体的にビジネスに落とし込む

ここまでお伝えしてきたように、大切なのは体験を言語化することと、あなたのビジネスに生かすことです。

これを頭のなかだけでやろうとすると整理も俯瞰もできず感情的になってしまうので、ノートに具体的に書き出すといいでしょう。

はじめは殴り書きのようなものでいいと思います。まずは、徹底的に吐き出す。一度吐き出してみたら、最高・最低の体験をどういった面に生かすことができるか、マインドマップにしてみましょう。

最高の体験でいえば、想いや概念レベルのものを具体的にどう生かせるか、分解して考えられるようになるからです。

あなたの原点ともいえるものが、こういったビジネスのアイデアになる。あるいは、今すでにやっている事業と自分の原点がこういうふうにつながっていたということが分かり、伝えたい理念をもっと具体化していこうといった発見になります。

たとえ事業ベースではどこにでもあるようなものでも、そこに理念=想いを重ねれば、あなたが選ばれる理由になっていくはずです。

自分が抱えていたものを書き出すという作業は不思議なもので、頭のなかだけで何十分〜何時間「ウーン」とうなっていたことが、最初のきっかけをつかむことでスルスルとアウトプットできてしまいます。

この実感は今回の内容に限らず快感を感じられるものなので、もしノートに書き出すという習慣のない方は、1日10分でも15分でも、そういった習慣を持ってみてください。

まとめ

今回は、過去最高の体験と過去最低の体験を振り返り、具体的に書き出すことで得られるものについて、お伝えしてきました。

  • 過去最高の体験を振り返れば、純度100%のあなたの強みを取り出し、ビジネスの核(コア)に変えることができる
  • 過去最低の体験とは教訓。振り返るのに躊躇はするけれど、目的意識を持って向き合うことでビジネスに生かすことができる
  • 体験をノートに書き出して具体的に分解することで、整理・俯瞰ができる

最高と最低の両面を目的意識を持って抽出することで、あなたのビジネスは2倍、いやそれ以上に強くすることができるはずです。

強みを見つけること、あるいは弱みを直視してカバーをすること。言葉にすると簡単ですが、自分で自分のことは案外分からないものです。

紙に書き出す=アウトプットすることは、自分というものをいったん「外に出す」ことにほかならないので、必ず手を動かして、やってみていただけたらと思います。自分自身が進化するきっかけは、今回お伝えしたような「言葉にすると簡単なこと」にあるものですから。

それでは、お読みいただき、ありがとうございました。

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