元編集者として800件以上を取材。質問力で実店舗・中小企業様を選ばれる存在に導く、地域特化Webコンサルタントの大鹿です。
今回は、クライアントさんのお悩み「時間がなくてブログが書けない。情報発信が続かない」への回答を、記事にしていきたいと思います。
結論、文字数や中身の質にこだわるより日々続けて発信する方が大切になるので、今回お伝えする「6割の出来でも出す」ことを念頭に、ブログやSNSの更新に向き合ってみてくださいね。
本記事をお読みいただければ、きっと「発信しなければ」というプレッシャーが軽くなるはずです!
必要以上に気負いすぎていませんか?
ブログといわずSNSでも、「会社やお店を認知し続けてもらうために、発信を続けなければ」という思いはあることでしょう。でも、実務に手を取られて、書く時間がない…。
もしかしてそういうとき、
- ◯文字以上書かなければ
- 中身の濃い記事を書かなければ
- 見た目をキレイに整えなければ
と、必要以上に気負っていませんか?
実際のところ、情報発信でもっとも大事になるのは、「続ける」こと。続けることによって、読み手があなたの情報の更新を日々「待ってくれる」ようになります。
ブログを2000文字書くのが厳しいなら1000文字でも、500文字でもいいし、中身の出来も60%でOK。有益な記事を書こうと、必ずしも外部サイトを調べて情報を拾ってくる必要もありません。
情報発信のキモは、あなたに興味を持ってくれる人へ、あなたの情報を見てもらうための「習慣を作ること」です。
あなたのブログ・SNSが毎朝9時に投稿されるとしたら、あなたの発信を楽しみにしている読み手は、「9時になったからブログをチェックする習慣」を作ります。さも、朝のニュース番組を毎日見るように。
この「時間の習慣化」について以下の記事に書いているので、ぜひ参考にしてください。
いずれにしても、気負って情報発信ができなくなるより、あなた自身の発信の習慣を作っていくことが大切になります。
まずは60%の出来で発信していい理由
60%です。60%の完成度が見えたら、もう発信してしまいましょう! 最低限、情報発信の起承転結のパターンが取れていたら大丈夫です。
実際問題、100%の出来は追い続けても届かないものです。情報発信には合格点がありませんからね。
あなたが情報発信をする目的は集客をすることで、一人でも多くの人に知ってもらって、反応を得ることですよね? 「時間の習慣」ができていない相手に渾身の情報を発信しても、見てもらえない場合が多いです。でも、60%の出来でも毎日発信し続けていれば、どこかで反応が得られます。
SNSなら、同じような内容を少し言い回しを変えて、繰り返し発信し続けてもいい。気負わなくていいんですよ。質より量を求めた方が、人の目に留まる確率が増えますから。
ブログであれば、時間ができたときに再編集(リライト)することもできます。これも、何もかもやろうとしなくてよくて、反応が得られた、集客につながる可能性のある記事を重点的にリライトすればいいです。
当たり前の情報が当たり前の情報じゃない!
「中身の濃さ」についても、いろいろな有益情報を調べて・継ぎ接ぎしたものより、あなたの口から語られる一次情報の方が価値があります。あなたにとっては当たり前の取るに足らないと思える情報でも、ほかの人にとっては当たり前じゃないから。
特に現在は企業サイトや企業SNSが乱立していることもあり、「単なる有益情報」は、以前から力のあった発信者にその位置を占められています。ここと真正面からぶつかっても…勝ち目のない戦いです。。
だからこそ、「あなただから語れる情報」に、より価値が置かれているということです。あなたが体験してきたこと、あなたのお客様の声、あなたが解決した他人の悩みなどが、誰かにとっては「単なる有益情報」よりずっと深く役に立ちます。
当たり前の情報が当たり前の情報ではないということが分かれば、これまた必要以上に気負わなくていいと感じられてくると思います!
準備と書く作業を分ける
書くと決めてから机に向かって書くより、日々のすき間すき間でテーマや伝えたい表現をメモしておくといいです。なるべく、書くときは準備するより、手を動かす時間を多くする。
(文章を書くとき、思っているより「準備」に時間を取られているものです)
何もメモ帳に書き込まなくても、いまはスマホのメモアプリでパパッと言葉を残せますし、僕の場合は割と、音声でメモを取ってしまうことが多いですね。膨らませればブログ1記事になりそうなネタを、思いついた瞬間に音声でメモしています。そうすると、いざブログを書くときにタイムロスなく書き進めることができます。
準備と手を動かす作業を切り離して、すき間時間を効率よく使うと、案外情報発信の時間は作り出せるものですよ。
まとめ
「書かなきゃいけないのに、思うように書けない」「いい情報にしたいのに、まとめる時間がない」と気負いすぎてしまうと、ネガティブ感情に支配されて書く気持ちすら薄らいでしまいます。
だからこそ、意識的に情報発信のハードルを落とすことが大事ですし、読み手へ発信し続けることの意味を考えたいものです。
- 必要以上に気負いすぎることが情報発信のハードルになっているので、それよりも読み手の「習慣」を作ることを意識しよう
- 60%の出来でOK。時間をかけて書いた渾身の情報より、書き手だから語れる価値をストレートに発信しよう
- 準備と書く作業を切り分けて、準備はすき間時間も有効に活用しよう
本記事でお伝えしたことが、情報発信に感じるプレッシャーを軽くする一助になればうれしいです! お読みいただき、ありがとうございました。
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