ギャップを味方につけられる人、そうじゃない人の違い

元編集者として800件以上を取材。質問力で実店舗・中小企業様を選ばれる存在に導く、地域特化Webコンサルタントの大鹿です。

今回は、「ギャップ」を活用するというテーマで、お伝えをしていきます。

人間は見聞きした物事にギャップ=落差を感じると、その真空を埋めようとして感情が動く、といわれています。あまり期待していなかったものが想像を超えたとき、感動をしますが、その逆もしかり。

ギャップは強力な味方になりますし、大きな仇となることもあるので、良い面・悪い面含めて、自分のどんなところにギャップがあるのか、俯瞰してみるのはいいことだと思います。

目次

期待していなかったものが想像を超えるギャップ

僕は会社員時代、編集者と営業マンをしていたので、外回りの仕事が多かったです。

お昼を取る時間がなくて駅前のチェーン店でお昼を食べることも多々あり、「チェーンかあ…」と気落ちすることもあったのですが、3〜4分で出される料理がことのほか美味しかったりすると、「うっまいじゃん!」と感心していたものです。

その記憶があるから、次に同じ駅に行き、同じように時間がないタイミングがあると、そのお店のことを思い出して再訪することも多かったように思います。

(そんな経験が豊富なので、チェーン店は大好きです。僕笑)

チェーン店=画一的、飛び抜けて美味しくない。なんてイメージがありますが、チェーンはチェーンで、提供スピードが早くて値段以上に美味しいところも多いですよね。さらに期待以上に美味しかったり、ボリュームたっぷりだったり、サービスがよかったりすると、とてもいい印象を持ちます。

人は、現実が想像を大きく上回ると、驚いたり感動したりします。逆にいうと、のちほども書きますが期待値を上げすぎると下回ったときのダメージが大きいので、第一印象のイメージは、恥ずかしくないレベルで整っていればいい。

人間に置き換えると、謙虚でさえあればいいかな、と僕は思います。真摯・謙虚で、内に熱いものものを秘めた人。そういう人は一緒に仕事をしていても刺激を受けますし、自分のお客さんであっても、応援したいと思えますよね。

ギャップが大事といっても、必要以上に第一印象を落とす必要はないですし、当たり前のことを当たり前にできる、謙虚な人間でありたいですね。

期待していたことが大きく想像を下回るギャップ

想像した通りのまま、であれば全然問題はありませんが、期待を下回ってしまったときのイメージは、すこぶる悪くなるものです。

先日、ある仕事の代行をお願いしたくてGoogle検索トップの会社に依頼したのですが、正直、対応が悪くて辟易しました。ホームページもよく作られているし、ウリも明確で分かりやすかったけど…自分が素人の業界なので「提案してください」といっても、してこない。ヒアリングをする前に勝手に業務を進めてしまう。

自分が個人事業主だから舐められているのかな、と感じるほど、嫌な思いをしました。もう、その会社には依頼しないと思います。

Google検索のトップにあることは、それだけで人気も信頼もあることの裏返しです(もちろん戦略的にトップを取ることも可能ではありますが)。担当者個人の対応が悪かったのかもしれませんが、組織として動いている以上一人ひとりが会社の顔であるわけですから、マイナスギャップを作っていることを知るべきかと。

ネットの情報ではお店はオープン日になっているのに、行ってみたら閉まっていた。なんていうのも、著しく印象を落としてしまう原因になります。特に、遠くからわざわざ来た人ほど、印象は悪くなってしまいます。実はこういうお店、とても多いんですよね。。

自分自身にも言えることですが、自分の行いの何かが相手にマイナスギャップを与えることになっていないか? 常に俯瞰して見てみたいものです。いいギャップを作ること以上に、マイナスギャップを埋めることの方が大切なように思います。

人に聞いてみる、人の振りを見る

人は、自分では自分のことが分からないものです。僕の持論でもあるのですが。

先ほど「俯瞰してみるべし」と書きましたが、自分で分からないときも、もちろんありますよね。そういうときは、素直に人に、自分のギャップは何なのか聞いてみることも大事だと思います。

なかなか悪い面をズバッと指摘してくれる人はいないかもしれませんが、良い面であれば、自分が思っていることと人が思っていることのミスマッチを埋めることができます。自分のストロングポイントの把握って本当に難しいもので、人から聞いて「そうだったんだ」と気づくことがとても多いです。

逆に…マイナスギャップを生むような悪い面は、「人の振り見て我が振り直せ」と言われるように、人が起こす期待以下の行動を見て、自分に置き換えて考えてみるのがいいかな、と。

「もしかしてこういう面、自分もあるんじゃ…」なんて気づいて急に襟を正すようなこと、ありますよね。

いずれにしても、考えはするんですけど、自分のなかだけで考えすぎないというところがポイントかな、と思います。

まとめ

ギャップというものは意識的に活用すれば、自分をブランディングするうえで強力な武器になりますし、今回お伝えしたようにマイナスブランディングになる場合もあります。(後者の方が、知らずにやっているのでタチが悪い。。)

  • 人は見ている現実が想像を超えると、驚いたり感動したりする。人間性に取り入れるうえでは、謙虚であろう
  • 期待以下は期待以上の場合より、大きくマイナスギャップを生んでしまう
  • いい面は素直に人に聞く。悪い面は他人の振りを見て自分に置き換える

ギャップほど感情が動かされる要素はないと思いますし、だからこそ日頃の一挙手一投足から、「どう見られているか?」を気にすることが大事ですね。参考になればうれしいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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