元編集者として800件以上を取材。質問力で実店舗・中小企業様を選ばれる存在に導く、Web販促コンサルタントの大鹿です。
ズバリ、「人がやらないことの中にチャンスがある」というお話です。
そんなこと今さら言われるまでもない! と思われたかもしれませんが、待って待って。「人がやらないチャンス」に、本当に飛び込めているでしょうか?
多くの人が、そうじゃないのではないか? と思います。それは「やらなかった人」と同様、面倒であったり、飛び込むことへの不安・恐怖であったりが勝ってしまうから。
なので今回は俯瞰して、人がやらないことをやった方がいい理由について、書いていきたいと思います。自分自身への覚え書きでもありますが、何か気づきがあるとうれしいです。
自分が思っているより「手をつけられていない」チャンスだらけ
あなたが思っているより、社会には「人がやっていないこと」が多くあるのかもしれません。
たとえば、僕は当初ネットのなかだけで完結する事業をやりたいと思っていたのですが、ネットの世界には、自分より実績のある競合はいくらでもいるし、「自分がどうやったら選ばれるんだろう」と悩んでばかりの毎日でした。
ただ、そもそも僕の事業のターゲットであるWebの活用ができなくて困っている人が、ネットのなかだけで助けを求めているわけはないよなあ、と。業界?の常識で集客=Webだ、SNSだという固定観念があることに、なんの疑問も持っていなかったんですね。
(もしかしたら、固定観念を押し付けることで得をしている人がいるのかもしれない)
で、ネットより対面の営業・認知活動に力を注いでみたら、案の定リアルな世界にいるわけです。Webの活用ができなくて困っている人。
飲食店の方だったり講師をされている方だったりが「困っているけど、誰に聞けばいいか分からない」というふうにお待ちしていることが分かりました。
実際問題、ネットだけで認知・集客をするのは数ヶ月〜1年以上かかるのがザラですが、それなのに同業の多くの人が対面活動を避けているんですね。
非効率だ。会って話すのが苦手だ。ネットなら半自動で集客できるのに。などといって。
確かに1人の人に会うために移動して、話を聞いて、ということをするのは非効率かもしれません。けれど、ビジネスというのはたった1人にどれだけ価値提供できるか? だと思うので、かけた時間が相手の信頼につながると信じて行動しています。
僕の事業に限らず、「困っているけど、誰に聞けばいいか分からない」という人・モノ・コトは、あらゆる業界・ジャンルに存在すると思います。
そうしたお困りごととあなたを隔てていた壁の正体が、「非効率」「面倒」「苦手」といったものだったら…やらない理由はない。そう思えませんか?
視野を広くして、しっかり「考える」ことが大切
前述の僕の例でいうと、認知や集客に至るチャンスは、ネットにもある。リアル(対面)にもある。ネットのなかにもいろいろな手法があるし、リアルにしてもそうでしょう。
認知・集客に限っていえば、「どこに困っている人がいるのか?」という“人”ベースで考えるべきだと思いますし、方法論は方法論でしかありません。
新しい事業を組み立てようと思っても、他人がやらなかった背景はいろいろあるはずです。こういう参入障壁があった。こういう特殊な免許が必要だった。単に非効率でやりたがらなかった。できないという思い込みがあった-。
もし、「面倒で」とか「非効率で」といったことが理由であれば、その非効率を取り除く仕組みを作れば突破できますよね。すごく単純にいえば。
視野を広くしたいものですね。自分より上のステージにいる人に話を聞くのもいいし、異業種についてリサーチするのもいい。
「あ、ムリ」と思考停止するんじゃなくて、チャンスにたどり着くためにほかに手段はないのか? 他人がやっていないことのなかに見落としているやり方はないのか? しっかり考えることが大事だと思います。
なぜなら、多くの人が、ちゃんと考えていないから。
うまくいかないことを前提にする
ちなみに人間は、本能的に安定や現状維持を求め、変化を嫌う生き物です。面倒なこと・非効率なことをしてまで、チャンスなんていらないや。そう思ってしまう。
面倒に飛び込むのは、エネルギーも自信も必要ですしね。失敗したらどうしよう? 恥をかきたくない。という気持ちが表に出てくるものです。そもそもそんな非効率なことまでして、意味あるの? って。
意味は、分かりません。やってみないことには。
先ほど「視野を広く」と書きましたが、それでも大半はうまくいかないものだという前提を持つべきだと思います。
「うまくいかないかもしれないから、やらない」。じゃなくて、「そもそもうまくいかない」ものとしてトライして、1つでも2つでも成功したらラッキーという感じでもいいのではないでしょうか。
きっとそこまで突き抜けられる人が、ビジネスで成功するんだと思います。
それに、うまくいかなかったことも経験。これまた人の本能ですが、人間は喜びを得ること以上に失うことを避けたがる生き物ですから、失敗経験は価値があるんです。
僕は創業にあたっていろんな機関に話を聞きに行ったんですが、それぞれ良い点も悪い点も正直ありました。「なんだよコイツら、やる気ねーな」と憤ったところも(苦笑)。
でも、次の創業志望者と話すと、こんな経験談も盛り上がるネタになるんですよ。自分は、失敗したくないから。
僕はブログも書いていますし、うまくいかなかったこともネタにできたりします。「うまくいかないことが前提」と思えるようになってずっと気がラクになりましたよ。
失敗の引き出しは、自慢できます(苦笑)。
まとめ
人がやらなかったことのなかにあったチャンス。これは、手繰り寄せて手にしてみなければ、実感できないことかもしれません。
でも、なんでもかんでも面倒や非効率を避けてうまくいくはずがありませんし、人間として弱いからこそ、楽だの効率だのばかり求めてしまうのではないでしょうか? そもそも、そんな人がビジネスでうまくいくと思いますか?
「ある程度」止まりな人と「圧倒的」にチャンスをつかんでいる人の違いは、目に見えない面倒・非効率とどれだけ向き合ってきたかだと思います。
まとめ
- 自分が思っているより「手がつけられていない」チャンスはあって、手を差し伸べて欲しい人がいる
- 面倒・非効率といった理由で誰もやっていない。異業種をリサーチするなど視野を広くして解決策を考える
- そもそもうまくいかないものと考えてチャレンジしよう。うまくいかなくても貴重な経験になる
今回は以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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