こんにちは、UDON copy writerの大鹿一也です。
あまりこういうことを書くのは好きではないのですが、久々のブログ更新です。まるまる1年ぶりになります。
2024年は10月1日で創業3年が経ちました。
3年が長いのか短いのか…廃業したり、会社務めに戻ったり、職種を変えたりする人がいる一方、自分の周りには5年、10年と事業をされている方々ばかりいるので「まだまだ新米」という気持ちが正直なところです。
創業した頃、自分の行動に刷り込むために毎日口に出して読んでいたいくつかの言葉があります。ずっと机のマットに挟んではいたのですが、この記事を書いている数日前、ふと思い立ってまた毎日読み上げています。
「1年後には笑顔で仕事ができるようになっている」
これはその中の言葉の1つ。
1年の目標とか、必ず達成していたい状態とか(たとえば法人化していたい!とか)、私たち各々が各々の未来を見据えて仕事をしていると思います。
達成できたこともできなかったこともきっとある中で、最後、この1年の自分の充実度を測るのが「笑顔」や「楽しさ」といった感情ではないでしょうか。
今年読んだ本の中で個人的にもっとも影響を受けたのが、ポール・ホーケン氏というアメリカの実業家が書いた『ビジネスを育てる』という著書でした。
かいつまんで言うと、「ビジネスは(起業は)教科書通りにはいかない」「問題は“ある”のが普通」というのが著者の主張です。
これまでマーケティング支援という仕事をしてきて、関わる方々の「事業の成功確率を上げる」ことをしてきました。マーケティングにおいて世間一般的に重視されるのがまさに“教科書通り”の知識やノウハウで、情報の海の中で喧伝されているのもそれです。
教科書通りの知識やノウハウでうまくいくこともあればいかないこともあって、いつしかそうした技術以上に「問題を問題を捉えることができるかどうか」が大事だと感じるようになりました。
誰しもが問題が起こることを避けたいし、見ないでいいのなら見たくないもの。問題があるならあるで早く潰したい!と思うのが普通ではあります。
そこでビジネスの教科書を見て解決しようとするわけですが、そうは問屋が卸してくれません。教科書通りのやり方で問題が解決するなら、世の中の事業者はみんな儲かっています。しかしそんな都合のいいことはないわけで。
問題というものは常に私たちのかたわらに生き物のようにたたずんでいて、きっちり向き合って意図を汲み取らなければ解決できないし、解決したらしたでまた次の問題が顔をのぞかせます。
つまり問題は常にあり、“ある”ことが普通なのです。
だいぶ問題に対する考察が長くなりました。
私がこれまで以上に「マーケティングで」他者の支援をし続けていくのなら、自分自身が、支援される側が抱える問題を肌で感じなければいけない!と思うようになりました。
自分と同じように在宅ワークを中心としている個人事業主の気持ちは分かります。しかし今の自分には「経営」をしている人の気持ち・悩み・痛みが本当の意味では理解できていません。
いろんな解釈があると思いますが、私は1つの定義として経営というものを「人(他者)や商品を働かせて利潤を上げること」だとしています。現在の私のように「自分で自分を働かせる=自分の時間を切り売りする」のは経営ではない、と考えています。
私自身がもっと人の悩みに踏み込み、ステップアップをするためには、経営というものを自分の手でしてみなければ…。(こういう姿勢こそがマーケティングだと思うのです)
ご存知の方もいらっしゃいますが、今まさに(2024年年末)店舗業の準備をしています。期待を疑問が入り混じった声で「なんで今さらそんなことを?」と聞かれ続けてきたのですが、理由はここまでお話してきた通りです。
自分の手で経営をしてみることで、経営をしている人の気持ち・悩み・痛みを理解したい。自分自身が実務家になることで、さらに踏み入ったマーケティング力を身に着けたい。サービスを提供できるようになりたい。
年の終わりとしては中途半端な形で、今も絶賛立ち上げの準備をしているところですが、店舗っていいですね。自分が頭の中で想像したことが日に日に形になっていくのが何よりの醍醐味です。
分からないことだらけで失敗ばかりですけれど(苦笑)。
まァしかし、こうした苦労がまさに経営の悩み・痛みを経験するということですから、楽しくやってます。今日12月31日はあと数時間ですが、笑顔で今年を終われそうです。
最後になりましたが、今年もご縁のあった方々には感謝の言葉を述べたいと思います。
2024年もありがとうございました!
大鹿一也
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